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嗚呼、社民党はどこへ行く。
県外・国外移転の同党の方針と今回の提案はどのように整合するのか。しない、のは明らかではないでしょうか。護憲の社民党がなきます。
社民、期限付き九州北部案で調整=国民新にシュワブ陸上案-普天間移設 社民党は14日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の新たな移設案として、従来の米領グアムへの移設案に加え、九州北部に5~10年の期限付きで移転する案を17日の沖縄基地問題検討委員会に提示する方向で調整に入った。一方、国民新党は米軍嘉手納基地(同県嘉手納町など)への統合案に加え、米軍キャンプ・シュワブ陸上部(同県名護市)への移設案を提起する方針を固めた。 両党関係者がそれぞれ明らかにした。ただ、社民党内では、国内の地名を挙げれば支持者の離反を招きかねないとの懸念も根強い。同党は国内への移設案を提示する場合、検討委員の「私案」と位置付ける方針だ。 社民党は九州北部について、米海兵隊が遠征時に使う強襲揚陸艦の母港(米海軍佐世保基地)があり、米側の理解も得やすいと判断。具体的には海上自衛隊大村航空基地(長崎県大村市)や佐賀空港(佐賀市)などの活用を想定している。 ただ、同党はグアムや米自治領北マリアナ諸島のサイパン、テニアン両島への国外移設を最優先で要求。九州に移す場合でも期限を設け、最終的にはグアムなどへの移設を目指す方針だ。 一方、国民新党が提示する嘉手納統合案とシュワブ陸上案には、地元の強い反対が予想される。このため、同党は大村基地や陸上自衛隊東富士演習場(静岡県御殿場市など)、サイパン、テニアン両島などへの訓練移転も合わせて提案する。 |
当ブログでは、社民党が民主党との連立を決定するときの福島瑞穂の弁明について、疑念を強くもち、そのことにふれてきました。ことここにいたって、ひょっとしたら、後世に、福島は同党最低の党首として語り継がれることになるのかもしれません。というのも、彼女は、連立合意の際、閣内から政治をかえるといったのですから。けれど、この記事が伝えるところから察するに、歩み寄っているのは明らかに社民党。民主党に擦り寄っているという表現が的確なのかもしれません。この伏線として想定されるのは、田村耕太郎を引き込み、単独で過半数に到達したことを念頭においた、社民の対応だろうということです。袖にされるのはたまらないというそれです。その意味で、社民党は民主党のご機嫌をこれでうかがうという魂胆でしょう。
しかし、これは同党の支持者を納得させるものでしょうか。
先に護憲の社民党といいましたが、そこにいわば原点を抱き続けてきた支持者は、自らの頭の中を一度、空白にした上で、今日の事態を考えざるをえないでしょう。それほどに前後が断絶している同党の態度だからです。たとえば、このくだり。「社民党は九州北部について、米海兵隊が遠征時に使う強襲揚陸艦の母港(米海軍佐世保基地)があり、米側の理解も得やすいと判断具体的には海上自衛隊大村航空基地(長崎県大村市)や佐賀空港(佐賀市)などの活用を想定している」。視点はもはや、国民の側にあるのではなく、まさに米国にあるというものですね。
結局、先の福島の弁明は、限りなく理念を曲げてしまうことを暗示していたし、それにほかならなかったといわれても仕方ないでしょう。だから、福島が最低の党首とよばれる可能性があるというわけです。
困るのは、支持者でしょう。社民党の連立参加と、政権についてのちの民主党政権の、ほとんどこれまでの自民党政権とかわらぬ実態がつづく中で、それを弁護しようとする余り、政権の中に入ってこそ存在価値があると主張するブロガーもいる。こう主張するブロガーの一人は以前に社民党を支持するといっていたと記憶するのですが、その是非にかかわらず、政権にいてこそ意義があるという主張のナンセンスを、このたびの社民党の態度であらためて感じるのです。理念を曲げてまで、政権に留まる意義はいったいどこにあるのか。福島のいってきた政権の中から変えるという言葉の空虚さ。連立に限りなく埋没する。それを強く感じるのが、今日の社民党の姿です。
沖縄県民の意思が明確な今、私たちは、あらためて日米安保条約の是非をみつめ直してみる必要があると思うのです。
社民党の「理念」(社会民主党宣言)には、「日米安全保障条約は、最終的に平和友好条約へと転換させ、在日米軍基地の整理・縮小・撤去を進めます」と明記されていますが、その立場に立つならば、今こそその是非を問う国民的な運動の先頭に、社民党はたってしかるべきです。いったい、いつのことをこの文書はのべているのか。
少なくとも社民党の現在は、連立政権参加以後、徐々に支持者の信頼を失わざるをえないと私には思えてなりません。
(「世相を拾う」10029)
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