今日はヨーロッパから帰ってまもない加藤先生(作曲家:加藤昌則氏)の登板日。
加藤先生とのお付き合いは日声協に入って以来なので、かれこれ8年になるのだけど、未だに緊張する・・・・
ピアニストでもあるが作曲家だから、みごとなまでに作曲家の立場で音楽を再現されるのです(たぶん・・・・)。前奏聴くだけで、その音楽の主題というかイメージが、見えてくるんだもの。
お客として演奏会を聴く時は、これから始まる音楽にナビゲーションしてくれるし、他の受講生の指導を聞くときは、この音楽はこういう意味だったんだなぁ、とわかるので面白いんだけど、私自身が歌う番となると話は別で。。。。
前奏に耳を傾けて、それが自分の考えていたイメージの音楽と異なると、焦るのなんのって・・・・。
今日がまさしくそういう状況。
Per pieta,bell'idor mio・・・
楽譜ではAllegro agitato、ピアノは積極的に音楽に飛び込んでくる感じがしていた。そうであってもテンポを追わないように、と毎回言われていたんだけれど、加藤先生はどちらかというとアグレッシブに音楽を作るタイプなので、いつもに増して遅れないように心して歌わねば!とチカラが入ってしまった。
確かに前奏はチカラ強かった。
やっぱりそうよね、、、私も積極的に歌うわよ!今日は暗譜だし・・・・!
と自信を持って歌い始めた。
それが失敗のモト。
歌の伴奏が始まったら、力強さというよりレガートでしかも軽やかに弾いている。
え~っ?違うのぉ・・・・
(確かに、いわみん先生にはピアノはアレグロでも歌うときにはレガートに、と言われたけど・・・)
しかし、加速したテンポはどう戻したらいいかわからない。ギアをトップに入れたままブレーキかけているようなものだった。
喉は上がり、押し、音は定まらないでサンザンでした。
ゆーき先生からは、体の使い方をしっかり直されました。
力を入れず、自然体で歌うこと。高音部ではしっかり支えて。
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