今日も先週と同じくN先生のレッスン。
姿勢が息の流れに影響することは今までも何度も言われてきたのだけど、久々にそんな指摘を受ける。なんだか、何度もやったことを、しかも初心者のようなことを今さらまた注意を受けるなんて、ああ、ナサケナイ・・・
身につくまでやる、というのはなかなか大変なことです。
さて、今日は来る予定の人が2人欠席になったため、時間が余りました。以前ならそういうときは2順目やる人!って聞くと、一斉に手が挙がったものだけど、今ここでもう一度歌っても、変わらないということを悟るようになったからか、「それより皆で息の流し方のレッスンをしてほしい」ということになりました。
「発声を教えるなんてしばらくやってないなぁ」と言いながらもN先生、ご自分が演劇(ミュージカル)で勉強された発声の様々なアプローチを伝授してくださいました。
いつもとちょっと違う発声の練習はなかなか楽しかった。
体をクネクネさせながらやったり、思いっきり笑ったり、マスケラの響きだけでしゃべってみたり・・・
「自分でも家で練習してみて。時間はかかるよ」
楽しく笑いながらのお稽古も、先生のそんな現実の厳しさにハっとし、シーン・・・
みんな結構真剣。
レッスンを継続している人が多いので、もちろん以前よりは声も出るし響きも出ているのだけど、まだまだやることはある。でも、以前みたいに、ちょっとやったらグーンと上手くなる、という時期を過ぎてしまったので、変化が見えにくくなってきてそれがまたジレンマなんですね。それでもやれるか、趣味なんだからそこまでやらなくたっていいと楽しむだけにするか・・・・。結局みんなやることを取っているのですけど。
授業が終わって外に出たらオペラの練習に来ていた私たちのクラスの初代主任、宮本益光師匠に遭遇し、みんなで取り囲む。
「L1(以前の月クラスの名称)いいな、楽しかったな、また行きてーよ~」と益光師匠。まさしく今の時代のオペラ歌手として大活躍の方ですから、プロを目指す後進たちにそのエッセンスを伝授する役割を担い、養成クラス担当に替わってしまったのは、やむを得ないというか当然のことでしょう。
でも、またいつか!
今日の帰り道はこの春からピアニストとして来てくだっているA先生も一緒でした。
A先生は作曲科出身で、あの「大地讃頌」の作曲者の先生のお弟子さんだそうです。
新しい先生や違うアプローチを持つ先生の視点で、何か掴めたら、と思うのでした。
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