昨日は二期会愛好家クラス発表会に向けてのリハーサル。
いつもの千駄ヶ谷の二期会会館は研修所の試験に全館使用とのことで、西新宿の花伝舎で。スタジオは広々としてきれいなんだけど、本番とは異なる場所だし初めて使う稽古場で、1回目の通しは、集中力を欠いてしまったという自覚がありました。
案の定、先生からのコメントで特にPassagioでの支えが悪い、ピアノのないところの音程の悪さ(これも支えの悪さが原因)など・・・・。
2回目は、1回目が発声代わりになったのかややマシだったけれど。
そんなこともふまえた今日の師匠のレッスン。
昨日歌ったこともあり、発声も比較的調子がよかった。
師匠はイタリアで声楽を学んだ方であり、ベルカントのアプローチはとてもイメージしやすいのですが、出来の悪い私はなかなかアウトプットにつながらず・・・
と、いつものように「頭の後ろから前にまあるいイメージで」「天上を高く」「Puntを意識して」「鳴らそうとしない」とやっていると・・・
今まで出来なかったPuntでの響きが出来た!
私が憧れていた密度のある響きを持って自分から離れた場所での声。
発声練習の中のわずかな部分だけなのですが、そのときの感覚は覚えたので、繰り返し成功率を高めて、歌につなげられたら!
そして、Una lacrimaの修正と仕上げを30分ほどやって新曲へ。
歌曲はBelliniのつもりでいたのだけど、師匠から提案があったにも関わらずヤル気がなかったHandelのメサイアからソプラノのアリア「How beautiful are the feet of them」を歌う。
なぜヤル気がなかったかというと、イタリア語に絞ろりたかったのと、宗教曲はあまり興味ないというのが理由なのだけど・・・・
会社の戦略がらみで、ワールドワイドな能力を養うという意味で英語の勉強も強いられているので、その勉強の動機として。。。
要は人事異動とか仕事の割り振りとか、足切りに英語力問われることも考えられるので、とりあえず勉強は必要、とは言っても、ただでさえ忙しいのに、実際は仕事で使う可能性が少ないのだからやりたくない! でも歌で使うと思えばモチベーションアップ!動機はやや不純ですが、まあ、そんなもんです。
とはいえ英語初アリア。果たしてどうなることか。
とっかかりとしてあまり難しくないのでちょうどよさそうね、と師匠。
私の声にも合っているようで、Una lacrimaよりずっと歌いやすい。Una lacrimaでは苦労しているPassagioに当たるGも、こっちのほうがたくさんあるのにちゃんとはまって楽々と出るし。心配していた発音の悪さで発声が浅くなる、ってこともなかった。
やってみるとオラトリオというかバロックというか、なかなか美しいですね。
食わず嫌いしないで色々やってみよう!
他のヘンデルのアリアもやってみようとさっそく楽譜も買いました。
またまた新しい歌曲と出会うことができそう!ワクワク
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