今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

魔笛雑感

2012-02-14 | いらしてください

話は遡りますが、日曜日に東邦音大定期公演の「魔笛」の千秋楽を見に行ってきました。

大御所チームのAキャストでしたので安定感もあって余裕のある音楽作り、素晴らしかったです。
特にタミーノ(大槻孝志さん)とパパゲーノ(伊藤和弘)さんのパワーはすごかった。出番が多いお2人ですが、物語の進行と共に疲れが全く見えないどころかむしろパワーアップしていく感じ。
伊藤さんは前回のフィガロの結婚でもフィガロ役でその役者ぶりで魅了していましたが、今回のパパゲーノでも絶妙なタイミングでのジョークは素晴らしく、2列前にいらしたK岡先生がゲラゲラと笑っていらっしゃいました。

女性陣も負けてはいません。
われらがいわみん先生もパワー全開!
パパゲーナのハイ・テンション。それは以前のクラス担任時代のレッスン風景と同じでした。レッスンもオペラと同じテンションだったのだというのはある意味驚きでありましたが、とてもキュートなパパゲーナ。子供たちもたくさん出演して、きっとお世話係で大変だっただろうなと思いながら見ておりました。
パミーナの大島洋子先生は福光のセミナーでレッスンを受講したことがあり、とてもエレガントな先生で密かにファンになっておりました。コンサートでの演奏を聞いたことはありましたが、今回オペラで舞台姿を拝見できたのはうれしかった。

夜女はハイFにばかり注目がいきますが、その後の3連符で低い音を5小節一息で続けるところがものすごいエネルギーが必要なんです。そして最後のBで10拍・・・。気絶しそうになります。勢いだけでは歌えない難曲、お見事でした。

クナーベには前回のフィガロの結婚で一緒に合唱に乗った子がいたし・・・

と、知った顔がたくさんいたので尚楽しく感じたのかもしれません。

Bキャストの若手チームも観たかったのですが、私の空いている日が12日しかなかったので残念。皆さん実力あるメンバーできっとよい公演だったと思います。


会場のパーシモンホールはモーツァルトを演奏するにはピッタリのホールなんだそうです。


1点だけ。冒頭の序曲後から大蛇が息絶えるまでのシーン。ここはもう少しがんばってほしかった・・・。この世にいない生き物をどう扱うかイマジネーションの世界でもあり難しいシーンです。
おそらく予算も限られていたのでしょうから演出は大変だったと思うのではありますが。
火の試練水の試練は美しかったです。


今回は前回のフィガロ参加者に主催の東邦音大よりご招待いただきました。
ご盛会のお祝いと共に心より御礼申し上げます。

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