今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

4分半の密度

2014-02-16 | いらしてください

今日が休みということもあり、男子フィギュアをライブで見てしまいました。
初の男子フィギュア金メダルはわたしの故郷仙台出身の羽生結弦君。ちなみに女子の初金メダル荒川静香さんも,仙台育ちの人なんですよねー。
おめでとう!ゆづる君。先日、仙台市のスポーツ賞を受賞したようですが、宮城県民栄誉賞も授与されるみたいです。
被災地の方々にも大喜びでしたね。 

そして高橋大輔選手、お疲れ様でした!
メダルは羽生選手だけでしたが、全員入賞。すごいことですよね。フィギュアで日本が世界のトップにいるなんて。
高橋選手がその牽引役となったのは言うまでもありません。個性的で色気タップリの表現で観客を魅了してきました。 


ところでフリーの演技時間は4分半。すごく長く感じました。
それだけ密度が濃くドラマが展開したから、ってことでしょうか。たくさんのジャンプでアグレッシブに、華麗なスピンやイナバウワーでロマンティックに、ロミオとジュリエットの世界が広がりました。
私の好きな大輔君。ビートルスメドレーは彼自身の歩んできた道のりのようでもあり、まさに集大成を感じさせる表現。
それぞれの世界を楽しませていただきました。
どれだけ自分の持ってるワザ使って表現として出せるかで勝負、というところでは声楽はフィギュアスケートによく似てます。

ふといつもの発表会の持ち時間のことを思い出しました。
普通は5分なわけですが、5分しかないから・・・とか、1曲しか歌えないとか・・・

でも、その5分をどれだけ彩りをもって緻密に歌っているだろうか?と考えてしまいました。自分で歌う5分はすごく短い。フィギュアのフリー演技時間より長いのに、いう間に過ぎてしまう感じがする。
なんとなく歌い過してしまっているのかも。と大反省して鍵盤の前に。

明日歌う曲をさらいました。発音を読み直し、日本語を読み直し、カンデツァを何度も確認して。
もしこの曲でフィギュアを滑るとしたら、どんなドラマでどんな構成をするのか? どこでトリプルサルコウ入れる?スピンは?コンビネーションは?なんてこともイメージしながら、Villanelleのドラマを考え直す。
考えてみれば、歌ではジャンプもスピンもないけど、ドラマを作るのはわかっていること・・・。でも、視点を変えると当然のことも新鮮に感動がある。 

私の曲は4分45秒。
大事に時間を使いたいと思います。 明日は私なりのVillanelleの世界を作ってみよう。
わずか5分でも何かしらメッセージを伝えられるように。
フィギュアスケートから学びました。ありがとう! 

 

 

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