愛好家クラスの発表会は10日の日曜日、二期会会館2Fの第1スタジオで。
今日が最後の授業なので当日の担当ピアニストに分かれてのレッスン、暗譜で通して歌うことを中心に。
M尾先生からは常々「暗譜をいつ頃できたか・・・それで歌い込みして表現を作ることができるから、早めの暗譜は重要だね」。
私もそれは何度も経験して身にしみて感じていたので、今回の曲は先月から暗譜でのレッスンを心がけていました。
しかし、音楽の解釈がなかなかできず、どうも1本調子。音源も少ないので参考になる歌手も少ない。そもそもはオペラの中のアリアだった曲なのですが、オペラとしては上演されていないので映像ももちろんないし、お話もよくわからない。歌詞も同じ言葉の繰り返しで(モーツァルトにありがち・・・)おいおい、何があったのよ・・・?ってなことでずいぶんと苦しみましたが・・・・
この1ヶ月は、オケパートにある曲想記号に乗っての感情作り、そしてこれがオペラだったらどんな演出をつけるか?を考えてやってみたりしてはいました。でも今ひとつ決まらない・・・
そんなときヒントになったのが、YouTubuでも有名歌手の歌ではなくて、先月末にあった以前参加したアマチュアミュージカル団体の歌の発表会。
歌のレベルアップに向け今年から声楽出身の先生の個人指導を取り入れ、その成果発表会があったので聞きに行きました。
ほとんどの人が好きなミュージカルナンバーを取り上げて思い入れタップリの演奏、1曲だけの演奏でもミュージカル全体をちゃんとわかって歌っているというのがよくわかりました。で、その中で「愛の賛歌」を取り上げた人がいました。
ところが歌詞が違う・・・
聞くと、ミュージカルソングではないので、自分の中で物語を作り、それに合わせて歌詞を変えた、というのです。なるほどね、クラシックの場合はそれはありえないのが普通ですが、逆算して、私が歌うこの曲「この歌詞・この音楽」は、どんなストーリーだったら生まれるか?というのはありかな、と思いました。
というわけで、バーチャルオペラ?をこっそり作って、前回まで少しできてきた「My演出」をイメージしての演奏。
もちろんそんなことをしたとは先生には言いませんでしたが、私の演奏を聴いた先生は「ああ、少し3Dになってきたね」と。
ヨシ、いいぞ~っ!! これで行こう・・・
そもそも声が軽めなのと、まだまだ歌に体がついていかないので、下降形の音楽で下がらないようにとか、Allregro assaiに変わるところなど宗教曲のメリスマのようにならないよう注意することとか、技術的な注意はたくさんあるので、冷静に歌わないと・・・
ということで、果たしてどんな本番になるのやら。
夜クラスは研修所の授業と重なり、1スタで歌う機会がないことから今回は当日1スタでリハをしていただけることになりました。
朝早いのはちょっと大変だけど、早起きして早く歌う体にしておくのは大事なことなので、頑張って早起きしましょ!
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