今日もミューズが微笑んで

歌うように暮らしたい。アートの道探しを楽しむJasmineのきままな日々。

本番直前

2009-10-09 | レッスン日記

明日の発表会を前に最後の仕上げ。
担当ピアニストごとに2つに分かれてのレッスン、私たちのグループは、「通すこと」にこだわり、1回歌って「一番気になること」をアドヴァイスいただいて、一巡したらまた歌う、というやり方。あまり歌い過ぎて疲れても、、、ということで3回目はやりたい人だけとしたけど、結局ほとんどの人が3回歌いました。


私は。。。。前半のイメージがまだ形になっていない。
発声だのテンポだの頭で考え過ぎて、音楽になっていないこと、もだし、「祈り」のイメージが違っているんだなぁ・・・・もっと大きいイメージで、だそうだ。
この期に及んでそんな大事なことが欠けているのは、非常にマズいのだけど、言ってもらってよかった!
何度か歌っている間に少し進歩したようなので、少し意識して。。。じゃなくて、アレコレ考えないで歌うことにしよう。


そして、レッスンは早めに切り上げて全員2スタに集合、みな先生よりドレスでの美しい歩き方を伝授していただく。そして、初めて発表会に出る人たちは、1人ずつ前に出てお辞儀の練習。
最後のカーテンコールの手順の確認と実際の練習。
ステージマナーって大事なことなのに、私たちは歌うことにばかり夢中で、つい確認することが忘れてしまう。当日舞台の上で、モタモタしてしまうと、見ているほうも興ざめというか失笑を誘うことにもなりかねませんから。。。落ち着いて心を込めて最後まできちんと。


舞台には魔物が住んでいる、と言う。
本番では何が起きてもおかしくない、だから気を引き締めて、という戒め的な意味あいで使われることが多いけれど、私はその逆もある、と思う。
本番までの道のりをきちんと積み上げ、感謝と謙虚の気持ちで舞台に臨めば、ミュースが降りてくるのではないかと・・・・
そんな意味でも、ステージマナーはその人の心意気を表すものではないかと思うのです。

そして、初参加の人たちに会場の雰囲気を知ってもらい、歌う場所を確認するためにオペラ研修生の授業が終わるの待って、明日の本番の1スタへ。


ホールではないし、正直言って、1スタはあまり響きはよくありません。
でも、私はこのスタジオで歌うのが好きです。
二期会のオペラ歌手たちは皆ここで授業を受け、試験を受け、オペラの世界に飛び立って行きます。私の師匠もこのスタジオで勉強しました。みんなの「オペラ歌手になりたい!」という思いのつまったスタジオ。そんなスタジオに同じように立たせてもらえる、それはとても幸せなこと、と思うから。


もう今さら何やっても仕方ないし、というか、今の私は本番まで何もやらないことが一番大事みたいなので、明日は早めに行ってみんなの歌を聞くつもりです。
出番が最後なので、みんなが出番が終わって緊張感が解けていく中で、最後まで集中力を持てるかが問題・・・・
さて、早く寝なきゃ!

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