夜会工場

2018-02-19 11:06:13 | 日記
「コンサート」でも「夜会」でもなく、「夜会工場」。
まだ2回目ということで、みゆきさんの新しい試みなのだろう。

確かに、チケットを取った時は「夜会」だと思っていた。
名古屋でも「夜会」をやってくれるんだと思った。
でもその後で、たまたまラジオでみゆきさんが「夜会工場」の説明をしているのを聞き、
「夜会」の曲を歌う「コンサート」、のようなものと思っていた。

実際には、今までに上演された「夜会」の場面を切り取って繋げたような…。
どこかに「夜会のダイジェスト版」と書いてあったけれど、そんなものだった。
確かに、ステージは素晴らしかったのだけれど…。
アクター兼ボーカリストの皆さんの歌も、みゆきワールドになっていたのだけれど…。
やっぱり率直な感想は、
みゆきさんの歌が聴きたい!!!

みゆきさんももういいお歳だから、全曲一人で歌うのはキツイのかなあ?
なんて思った。

私は「夜会」は観たことがないので、正確なところはわからないのだけれど、
「夜会」はストーリーが楽しめるという部分もあるのではないかと思う。
でも、部分的に切り取られたのではそれもない。
大好きな歌も何曲かあったのだけれど…。
やっぱりみゆきさんの声で聴きたかった。

みゆきさんは自分で「ぐちゃぐちゃ」と表現してみえたが…。
うーん…。

それから、会場のこと。
4階席の最前列のど真ん中というなかなかいい席だったのだけれど、
普通に座って見ると、前の手すりのバーに舞台が2分されてしまう。
バーの上から見るには、少し体を前に出さなければならない。
そしたら、後ろの席の人につつかれた。
「前かがみになると、全く見えなくなっちゃうんです」
ええ~?だって私も見えないんだけど…。
と思ったけれど、私より後ろの人の方が見えないんだろうなと思い、
最初は、バーと前の壁の間の狭い長方形の空間から見ていた。
舞台の前の方で演じられている時はそれでもいいのだが…。
やっぱり何でこんな小さな切り取られた空間で見なければいけないのかと思う。
他の最前列の人を観察してみると、隣のお姉さんは普通に座っているけれど、
バーの上に視線は向いてる気がする。
私は背は低いが、挫高の高さには自信があるはずなんだけどおかしいなあ?
何人か向こうに、手すりに肘をかけて乗り出すようにしている人がいた。
ああ、私もあんな風にしたい。
でも、後ろの人怖い。
そんなことを考えて、ステージに集中できない。

それでもやっぱり舞台の全景を見たい!!
そう思って、お尻をシートの一番奥までつけてそーっと背筋をめいっぱい伸ばして挫高を高くしてみた。
それでやっとギリギリ舞台の全景が見えるようになった。
前かがみになっているわけじゃないからいいだろう。
そう思うが、その体勢をキープするのもなかなか辛い。
でも、背中とシートの間に手を入れるとちょっと楽だ。

休憩時間に、会場係りの女性が来て、あちこちで叫んでいた。
「前のめりになられますと、後ろの方が大変見づらくなられますので、前のめりにならないようにお願いします」
そうか。後ろのおじさんはちょっとしたことでいちゃもんをつけてきたわけじゃなかったんだ。
それで、隣のお姉さんに聞いてみる。
「このバーの上から見てますよね?」
「はい。でもこれすごく邪魔ですよね?設計ミスですよね?」

帰って娘にその話をすると、
「最前列人を入れなきゃいいのに」と言われた。
そういう会場はよくあると言う。転落防止にもなるし。
そうかあ。

とにかくそんなこんなで、少々不完全燃焼の2度目の生みゆき体験だった。

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