Mちゃんとのこと 3

2021-09-13 10:53:03 | 日記
私は起こったことを頭の中で復習する。
(この「復習」という言葉はラジオの人生相談で覚えた)。
怒ったことも、嬉しかったことも、感激したことも、
何でも頭の中で何度も何度も復習する。
日記に書いたり、誰かに話したりすることもあるが、
最終的にMちゃんに話すまで復習していた気がする。
Mちゃんに話すことで、やっとその出来事から解放される。

ふと思う。
これって、本当にMちゃんを「ゴミ箱」にしているってことじゃないの?
でもそうだとしても、お互いにお互いを「ゴミ箱」にして、
それでも後に嫌なものは残らなかった。
(多分Mちゃんの方も)。
それならいいんじゃないの?

Mちゃんに電話すると、とにかくMちゃんが溜まっていたことを言いまくる。
「ごめんね」を繰り返しながらも言いまくる。
私が話したいことがあって電話したときでもいつもそう。
でもMちゃんはその後で必ず私のことを聞いてくれる。

私は自分が言いたいことを言い出せずに終わることもしばしば。
でもそれは、必ずしもMちゃんが先に自分の話をするからとは限らない。
言い出すチャンスがあっても言い出せないこともよくある。
それは私の方の問題。
言い出せなかったことの中には、その後も復習を繰り返すこともある。
そんなときはがんばって話すようにする。
もう復習しなくてすむように。

ところが最近私はあまり復習をしなくなった。
「話したい!」と思ったことも割とあっさりどこかに行ってくれる。
悪いことじゃないと思いながらも、また感情が希薄になったのかなと思ったりもする。
だから最近は、もっぱらMちゃんの話の聞き役だ。
話したいと思うことはいろいろある。
でもそのほとんどがたわいのないこと。
Mちゃんの話に匹敵するようなものでもない。

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