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だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

シュールな絵画たち

2007-09-16 20:18:21 | 展覧会
横浜美術館で開催の「シュルレアリスムと美術 イメージとリアリティーをめぐって」と展覧会に行こうと思っています。展示される作品たちを見るだけで、行きたいはず。

ジョルジオ・デ・キリコ『福音書的な静物』(1916)
ジョアン・ミロ『花と蝶』(1922~23)
ルネ・マグリット『人気のあるパノラマ』(1926)
  『無謀な企て』(1928)『生命線』(1936)
マックス・エルンスト『女・老人と花』(1923~24)
  『喜劇の誕生』(1947)
ポール・デルヴォー『3つの骸骨』(1942)
フランシス・ベーコン『スフィンクス』((1954)など

他にもダリ、ピカソ、パウル・クレー、マン・レイ、アンドレ・マッソン、日本からは森村泰昌、奈良美智、草間彌生、高松次郎、藤松博の名前も!名前は聞いたことがある…というような画家たちの作品を確認できます。個人的にはダリ、マグリット、デルヴォー、キリコなんかが好き。

そもそも“シュルレアリスム”って、なに?って??シュルレアリスム『超現実主義』は、1920年前後にフランス文学から始まり、美術、思想、社会の様々な領域へと広がった芸術・文化運動とのことなんだそうです。日本では『シュールレアリスム』と呼んでいますね。その代表格が、サルバトーレ・ダリ。

ちょうど1年前の9月、「ダリ回顧展」があり、大いに楽しみました。つまり、シュルレアリスムって私、結構好き。絵って、理屈で見るより感性で見るべき時もあるんです。この際、難しいこと言わないで“感じて見る”ことも必要かも。横浜で。
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印象派のモリゾ

2007-09-14 21:22:58 | 展覧会
新宿の損保ジャパン東郷青児美術館へは、この6月に「ペルジーノ展」へ行きました。イコン画の名品をたくさん見ることができました。あの時は、梅雨で雨が降っていましたが、美術好きで賑わっていましたっけ。そしてようやく秋の空気になった今、気になる展覧会が始まります。

ベルト・モリゾ展」です。おやっ?と思った方は、美術ファンですね~?この名前は、テレビ東京で放送中の“美の巨人たち”の4月21日放送の番組で紹介されました。作品名は『桜桃の木』。ご覧になった方も多いかと…。この番組は、美術ファンには必見の番組ですね。私もファンです。

ベルト・モリゾは、1841年生まれ(1895年没)のフランス人。女流画家であることよりも、マネの絵のモデルとして有名かも。はじめ、マネを師として絵画を学んでいて、その時モデルも務めたわけです。なんでも2人は噂になったそうですが、モリゾはマネの弟ウージェーヌ・マネと1874年に結婚。

1879年に娘のジュリーを出産。彼女の絵は、母子の姿を描いたものが主。印象派の画家だけあって、柔らかいタッチの明るい色彩でとても好印象です。一見、マネの絵に似ているかも…。まっ、印象派ですから。

展示される作品には、『モルクールのリラの木』(1874)『砂遊び』(1882)『寓話』(1883)『夢見るジュリー』(1894)など。モリゾはマネやルノワール、ドガなどがはじめた“印象派展”の第1回目に紅一点として参加。先駆者だったのですね。今回が本邦初の、本格的なモリゾの回顧展だそうです。見たいですね。
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モノクロのベルリン

2007-09-13 20:50:31 | 映画
ジョージ・クルーニーの「オーシャンズ13」(07)は、シリーズ中1番面白かったです。なぜかというと、エヘヘ、実はエレン・バーキン!1954年生まれだから、今年53歳。以前から好きだったけど、未だに輝いていました。

彼女と絡むライナス役のマット・デイモンも、最近はグッと成長し、2作目よりど~んと楽しめました。それにしてもクルーニーって、ロス先生から、映画に移って、さらにヒット作に出演して、さらには監督まで。すごいです。

監督作品は「コンフェッション」(02)と「グッドナイト&グッドラック」(05)。製作者としては、「FAIL SAFE 未知への飛行」(00/TVM)から、最新作の「マイケル・クレイトン(原題)」(07)まで多数。ホント、すごい。ますます渋くなって(おちゃらけは変わらないだろうけど)ますます素晴らしい映画作りをしていくでしょう♪

そのクルーニーが出演作に選んだのが、「さらば、ベルリン」(06)。監督は、盟友スティーヴン・ソダーバーグ。原作はジョゼフ・キャノン。第二次世界大戦後のベルリンを舞台にした、ミステリー・サスペンスです。1966年の「さらば、ベルリンの灯」とは別物です、はい。

1945年7月26日ドイツのポツダムにおいて、調印された“ポツダム宣言”。歴史で習いましたね~。その取材に訪れた、アメリカ人の従軍記者ジェイク・ゲイスマー(クルーニー)。彼の運転手タリー伍長(トビー・マグワイア)は、見かけと違い、実は金のためなら何でもする男。(エエッ、汚れ役!?♪)

ジェイクはかつてここで通信社を経営していて、その時、レーナ・ブラント(ケイト・ブランシェット)という人妻と不倫の関係だったのです。そして今、レーナはタリーの恋人。うっ。レーナは、売春婦にまで落ちていたのです。さらにタリーが、謎の死を遂げます。

事件を調べ始めたジェイク。やがて判明する陰謀と、ナチス時代の影…。40年代の雰囲気を伝えるため、全編モノクロで撮った映像は、「カサブランカ」(42)や「第三の男」(49)のよう。ううっ、クルーニーって渋い、渋すぎる~♪
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ワーニャの母親探し

2007-09-11 21:39:50 | 映画
最近のロシア映画の大ヒット作は、なんといっても「ナイト・ウォッチ」(04)!セルゲイ・ルキヤネンコのベストセラー小説を映画化した、光(DAY)VS.闇(NIGHT)のダーク・ファンタジー3部作の第1作目。ちなみに原作は4部作で、2作目は“デイウォッチ”、3作目は“トワイライトウォッチ”、最終章の3作目は“ラストウォッチ”なんだそう。

しかし、こんな映画がロシアで作られるなんて!本国ロシアでは、2作目(06)が公開されたようですが、日本での公開は?どんな風に編集されているんでしょうね。楽しみです。

ロシア映画というと、どんな映画をイメージするでしょう?アンドレイ・タルコフスキー?アレクサンドル・ソクーロフ?アンドレイ・コンチャロフスキー?ニキータ・ミハルコフとかの監督作品ですね。でも時代は変わって、今はロシア映画も難しいイメージはなく、欧米の映画と同じ感じです。

監督のアンドレイ・クラフチュークは、1962年レニングラード(現サンクトペテルブルグ)生まれ。その映画は、「この道は母へとつづく」(05)。これがデビュー作品で、オリジナルは実話。2005年のベルリン国際映画祭で、少年映画部門でグランプリを受賞しました。

極寒のロシア、孤児院で育った6歳の少年ワーニャ(コーリャ・スピリドノフ)は、こんな辺境の地で幸運にもイタリア人夫婦に見初められ、養子になることに。親に捨てれた孤児にとって、養子縁組が決まるなんて本当に運の良いこと。しかし、ある日、すでに養子になった子の実の母親が孤児院にやって来たのです。

自分も養子に行った後に、母親が訪ねてくるかもしれない…。そう思うと養子に行くことに、小さな心は揺らぎます。『ママに会いたい…』。そのためには、まず読み書きができなくちゃ…。1人で勉強し、資料室で母の居場所を調べます。そしてワーニャは孤児院を脱走し、本当の母親探しに出るのです!

共演者は、マリヤ・クズネツォーワ、ダーリヤ・レスニコーワ、ユーリイ・イツコーフ、ニコライ・レウトフなど、モスクワやレニングラード、シベリアなどの出身で舞台やバレエを経験した俳優たち。それにしてもロシアの名前って、響きがステキ♪泣けそう~。
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オトゥールとヴィーナス

2007-09-09 20:52:38 | 映画
2004年のマイ・ベスト1は、「Jの悲劇」でした。(いまさら…)ダニエル・クレイグが、まだボンド役に決定(2005年10月)前の作品。この作品はクレイグが、メジャーじゃないけど演技派だと証明しています。ブロスナンもクレイグもファンです。

「Jの悲劇」の監督は、ロジャー・ミッシェル。「待ち焦がれて」(95未)で監督デビュー。2作目が大ヒットした「ノッティングヒルの恋人」(99)。次がベン・アフレックとサミュエル・L・ジャクソンの「チェンジング・レーン」(02)。前作とはまったく違う、心理サスペンス・ドラマでした。

そして「Jの悲劇」。「チェンジング・レーン」より、さらに洗練された感があります。アメリカ映画とイギリス映画、キャストの違いは歴然です。そのミッシェル監督の最新作が、「ヴィーナス」(06)です!

この映画は大期待。その理由が、主役のピーター・オトゥール!この作品で、06年のアカデミー賞初め、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞(BAFTA)、送映画批評家協会賞の主演男優賞にノミネート。1932年8月2日アイルランド生まれのオトゥールは、この年、74歳。素晴らしい!

ちなみにマイ・ベスト1は、「アラビアのロレンス」(62)。それはさておき、今も現役で映画に出演し、役者として華のあるオトゥールにつくづく見惚れてしまいます。どうですか!この色香。オトゥールの役は、若い頃から人気のある俳優モーリス役。そんな彼も今や70代、昔のような役回りは全然なし…。

たまに来る役は、脇役や“死体”の役。俳優仲間のイアン(レスリー・フィリップス、「トゥームレイダー」(01)に出演)と、お互いをなぐさめ合っています。ある日、イアンの姪ジェシー(新人のジョディ・ウィッテカー)に会った途端、年甲斐もなく“ときめき♪”

今どきの無作法で下品な若い女の子に、すっかり目を奪われ、『彼女こそ我がヴィーナス』とばかり、猛烈にアタック!果たして、この2人どうなってしまうのでしょう?うふふ。ちなみにモーリスの別れた妻ヴァレリー役に、1937年生まれの名優ヴァネッサ・レッドグレーヴ。

もう1人、友人ドナルド役にリチャード・グリフィス(「ハリー・ポッター」シリーズの意地悪ヴァーノン・ダーズリーおじさん)。年寄りの映画と見るか、大ベテランの映画と見るか、もちろん、後者。早く見たいです。
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みんな、女装がお好き♪

2007-09-07 21:59:28 | 映画
ジョン・ウォーターズ監督は、1946年4月29日メリーランド州ボルチモア生まれ。同じくボルチモア出身の女装俳優ディヴァインは、45年10月19日生まれ(88年3月7日没)。この2人は、「ピンク・フラミンゴ」(72)「ポリエステル」(81)「ヘアスプレー」(87)などで組んでいます。

ディヴァインは異色の俳優なので、好き嫌いがあると思いますが、「ヘアスプレー」のママ役は遺作でもあり、映画もヒットして今やカルト・ムービーとなっています。主演はリッキー・レイク、 ソニー・ボノ。おデブなトレイシーが、ダンスパーティで一躍人気者になるという、ハッピーで実はマイノリティー差別を描いた作品。

その後、2002年NYブロードウェイでミュージカル化。翌年のトニー賞8部門受賞!つい先日の7月、来日公演もありました。映画→ミュージカル、そして今度はミュージカル映画として公開です!「ヘアスプレー」(07)、もちろんオリジナル脚本はジョン・ウォーターズ。監督は、「ウェディング・プランナー」(01)や「女神が家(ウチ)にやってきた」(03)のアダム・シャンクマン。

ヘアスプレー会社がスポンサーのTV“コニー・コリンズ・ショー”に出演するのが夢!の、トレーシー(ニッキー・ブロンスキー)はおデブな16歳の高校生。ある日、番組のオーディションがあることを知り、大興奮♪しかし、彼女よりBIGなママ、エドナ(ジョン・トラヴォルタ!!)は猛~反対!

やさしいパパ、ウィルバー(クリストファー・ウォーケン!!)に励まされ、学校をお休みしてさっそく会場へ。ところが番組メンバー、アンバーのステージママ、ベルマ(ミシェル・ファイファー!お久しぶり)が番組の実力者で、トレーシーは追い出されしまいます。

がっかりのトレーシーは、高校のダンスパーティでコニー・コリンズ(ジェームズ・マースデン…「Xメン」のサイクロップス!)の目に留まり、番組のメンバーに決定~!ラッキー♪でもそうはうまく行かないって、相手はミシェル・ファイファーですもん。あっ、クイーン・ラティファも出てます♪

舞台は60年代。ヘアスプレーで固めたヘアスタイルや、キュートで可愛い服装も、超~楽しめます。さらに、映画の呼び物はジョン・トラ君の女装!コロコロの着ぐるみで、たっぷりメイクして、歌って踊りまくります!これは絶対必見!そして、87年版も見ましょうね~♪
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悪夢で眠れない?

2007-09-06 20:18:51 | DVD
“芸術の秋”ですね。最近はすっかり読書の時間がないのですが、元々読書は大好き。本屋さんに行くと必ず、最新刊をチェック。中でも翻訳物が好み。作家では、これまたたくさんいて困りますが、今日は大好きなスティーブン・キングのお話。まるで映画のシーンを読んでいるようなキング作品は、ほぼ映画化されています。

「キャリー」(76)「死霊伝説」(79)「シャイニング」(80)「デッドゾーン」「クリスティーン」「クジョー」(83)「炎の少女チャーリー」(84)「スタンド・バイ・ミー」(86)「バトルランナー」(87)「ペット・セメタリー」(89)「ミザリー」「地下室の悪夢」(90)「バーチャル・ウォーズ」(92)「ニードフル・シングス」(93)「ショーシャンクの空に」(94)「黙秘」「マングラー」(95)「痩せゆく男」(96)「ナイトフライヤー」(97)「ゴールデンボーイ」(98)「グリーンマイル」(99)「アトランティスのこころ」(01)「ドリームキャッチャー」(03)「シークレット ウインドウ」(04)…うう、すごい!全部見たぞ!

さらにTVMでは、「IT/イット」(90)「ブロス/やつらはときどき帰ってくる」「ゴールデン・イヤーズ」(91)「トミーノッカーズ」(93)「ザ・スタンド」(94)「ランゴリアーズ」(95)「クイックシルバー」(97)「悪魔の嵐」(99)「ローズレッド」シリーズ(02)「キングダム・ホスピタル」「死霊伝説/セーラムズ・ロット」(04)など。好み。

きゃ~、よく見たなぁ~。この他にビデオスルー、DVDスルーもたくさん。こんなにあるのに、またまた最新作です。今度はDVD-BOXの「スティーブン・キング 8つの悪夢」。3枚組みのコレクターズ・ボックスです♪

(1)「バトルグラウンド」ウィリアム・ハート(2)「クラウチ・エンド」クレア・フォーラニ(3)「アムニー最後の事件」ウィリアム・H・メイシー(4)「争いが終るとき」ロン・リヴィングストン(5)「ロードウイルスは北にむかう」トム・ベレンジャー&マーシャ・メイスン(6)「第五の男」ジェレミー・シスト&サマンサ・マシス(7)「解剖室4」リチャード・トーマス&グレタ・スカッキ(8)「いかしたバンドのいる街で」キム・デラニー&スティーヴン・ウェバー。

監督は、「Xファイル」でおなじみのロブ・ボウマンや、TVM「バンド・オブ・ブラザース」(01)のミカエル・サロモンら、6名。これはぜひとも、見たいです!
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時代を超えた、チャタレー夫人

2007-09-05 21:16:02 | 映画
ショーン・ビーンのファンです。いつも悪役ばかりのショーンでしたが、「ロード・オブ・ザ・リング」(00)シリーズのボロミア役で、イイ役もできるんだと広く知らしめました。なにより。「カラヴァッジオ」(86)や「ストーミー・マンディ」(88)で好印象だったのに、メジャー映画の「パトリオット・ゲーム」(92)「007/ゴールデンアイ」(95)「サウンド・オブ・サイレンス」(01)などでは、悪役に…。

まっ、それでもクールな悪役で私は満足♪他に時代物にも出演。TVシリーズの「炎の英雄シャープ」(93~97)や、「アンナ・カレーニナ」(97)「トロイ」(04)などです。もう1本、「チャタレイ夫人の恋人」(93)も。4話のミニシリーズで、日本では95年再編集版を劇場公開。この映画にはオリジナル完全版というのがあって、ビデオのみの発売。(買いました)

ちなみに劇場公開は115分。完全版は210分です。。監督ケン・ラッセル、出演ジョエリー・リチャードソン、ジェームズ・ウィルビーと、ファンにはたまらない配役。原作と違う結末と合わせて、ラッセル監督の世界を堪能してみてください!なにより、ショーン・ビーンの素晴らしさにきっと、惚れてしまいますから!

そしてこの秋、フランスから「レディ・チャタレー」(06)がやってきます。監督・脚本は、パスカル・フェラン。ご存知と思いますが、原作はD・H・ロレンスの『チャタレイ夫人の恋人』で、1928年発表。当時としては大胆な性描写のため、猥褻かどうかで裁判沙汰に。日本でも発禁処分(50年)を受けています。

そんな意味でも有名になったこの作品は、決してみだらなものではなく、まさに純文学として読むことができます。第1次大戦後の1921年、イギリス中部の村が舞台。貴族のクリフォード・チャタレー(イポリット・ジラルド)は戦争で半身不随になり、妻のコンスタンス(マリナ・ハンズ)の介護を受けています。

裕福ではあるけど、満たされない日々と介護の毎日を送るコンスタンスは、ある日、森番のパーキン(ジャン=ルイ・クーロシュ)に出会います。孤独な心を抱えた2人は、身分の違いを超えて強く惹かれ合うのでした。

女性監督パスカル・フェランが描く、ロレンスの世界。ラッセル版と見比べてみましょう!ショーンの方が断然、いいけど♪うふふ。
おまけ:ショーンの次回作は、「ヒッチャー」(85)のリメイク。また、悪役です(笑♪)
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めくるめくダーク・ファンタジー

2007-09-04 22:08:38 | 映画
メキシコ人監督のギレルモ・デル・トロの作品には、「クロノス」(92)「ミミック」(97)「デビルズ・バックボーン」(01)「ブレイド2」(02)「ヘルボーイ」(04)があります。メキシコ、スペイン、アメリカ映画と幅広く活躍。製作のみの「タブロイド」(04)もあり。ダーク系ホラーが多いですね。

私は「ミミック」(97)と「ブレイド2」(02)、「タブロイド」(04)を拝見。ただし、デル・トロ監督作品と意識したことがなかったのですが、最新作には期待しています。予告編の映像の見て、めくるめくダーク・ファンタジーの世界に一目惚れ♪こんな映画が見たかった!

映画のタイトルは、「パンス・ラビリンス」(06)。パンとは“牧神”のこと。ギリシア神話に出てくる半人半獣の神で、山や森、牧畜を司っています。フランスの作曲家ドビュッシーの“牧神の午後への前奏曲”や、ニジンスキーのバレエ“牧神の午後”も有名ですね。ラビリンスは“迷路”のこと。

スペイン内戦後の1944年。フランコ総統の支配時代。戦争で父を失くした少女オフェリア(イバナ・バケロ)は、母カルメン(アリアドナ・ヒル)の再婚相手、ヴィダル大尉(セルジ・ロペス)の元に移ります。妊娠中の母は衰弱し、義父は次第に残酷な性格を現してきます。

孤独なオフェリアは、ある日不思議な昆虫に出会い、森の中の迷宮に導かれます。そこで彼女を待っていたのは、牧神(ダグ・ジョーンズ)でした。彼はオフェリアが、地底にある魔法の王国のプリンセス、モアナの生まれ変わりだと告げたのです。確かにオフェリアの肩には、不思議なマークがあるのですが…。

オフェリアはパンから『道を標す本』を受け取り、3つの試練に立ち向かうことを決心。満月の夜が来るまでにクリアすれば、両親の待つ魔法の国に行けるというのです。果たして、3つの試練とは?無事に耐えることができるのでしょうか?

牧神を演じるダグ・ジョーンズは、「ファンタスチィック・フォー/銀河の危機」でシルバーサーファーを演じてる人。なんでも「ミミック」で巨大昆虫を演じたそう。う~む、今回のパンも顔が分かりませ~ん。とにかく、迷宮の中の不思議な世界を堪能しましょうか!
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47人の画家たちの饗宴!

2007-09-02 20:04:54 | 展覧会
映画「ダ・ヴィンチ・コード」(06)で、貫禄たっぷりのロバート・ラングドン教授を演じた、トム・ハンクス。あまりに有名なベストセラーの映画化で、読者に自分なりのイメージが付いてしまって、キャスティング後に『イメージじゃな~い』って、騒がれましたっけ。でも、長髪で貫禄のラングトン教授はそれなりに受け入れられました。

今ではベテラン、大スターのハンクスも、かつては痩せてました。さらに役柄のため激痩せしていたのが、「フィラデルフィア」(93)。ジョナサン・デミ監督、共演デンゼル・ワシントン。エイズで不当解雇された男の法廷劇でした。恋人役にアントニオ・バンデラス(ハリウッド2作目)が出演。ハンクスは、アカデミー主演男優賞を受賞。未見の方は、必見。

フィラデルフィアはペンシルバニア州の都市で、1790年から1800年まで合衆国の首都でした。また合衆国建国ゆかりの地、独立記念館(州議事堂)、自由の鐘、大学、美術館などが地域のイメージを強く印象付けています。映画は正義を描いているわけで、フィラデルフィアでなくてはならなかったのです!

前置きが長くなりましたが、その“フィラデルフィア美術館”から、素晴らしい展覧会が来日。「フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術」、上野の東京都美術館での開催です。

ルノワール、モネ、ゴッホ、セザンヌ、マチィス、ピカソ、コロー、クールベ、ドガ、ピサロ、ゴーガン、ロダン、ブラック、ルオー、モディリアーニ、ユトリロ、シャガール、デ・キリコ、シーラー、ミロ、カサット、オキーフ、ワイエス、カンディンスキー、ドラン、ルソー、レジェ…etc

中でもルノワールの「裸婦」は、初来日。個人的に好きなのは、ジョージア・オキーフ。アメリカ人のオキーフは、花を拡大して描くことで有名。その妖しい美しさは見るものを圧倒します。かつて初めてオキーフの作品を見た時を思い出します。今回も“ピンクの地の上の2本のカラー・リリー”が展示。楽しみ~♪

フィラデルフィア、行ってみたいです!
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