だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

8 1/2 ~ NINE

2008-06-14 17:45:01 | 映画
あまりにも有名で映画ファンならみんな知っているだろうけど、でもまだ未見の人もいるだろう映画。そんな1本に、イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニ(1920~98)の「8 1/2」(63)があります。この題名は「はっかにぶんのいち」と読みます。

脚本・監督がフェリーニで、音楽は「フェリーニのローマ」(72)や「ゴッドファーザー」(71)シリーズのニーノ・ロータ、撮影は「太陽はひとりぼっち」(62)のジャンニ・ディ・ヴェナンツォ。

この不思議なタイトルは、監督の作品数に由来します。短編や共同監督作品を“1/2”と数え、本作までが8本と半分なのです。フェリーニの作品は比較的観念的、幻想的な作品が多く好みの分かれるところ。ハリウッド式明解ストーリーに慣れている人には、超~難解かも。

実は私もそんな1人。かつて(大昔)NHKか教育TVかで垣間見たのですが、難解でやめた口。しかし!劇場公開が決まりました。「8 1/2 完全修復ニュープリント版」(63ー08)。

著名な映画監督グイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は、精神的、肉体的にも疲れ果て、静養のため温泉にやって来ます。しかし、ここでも仕事や日常に追われる羽目に…。新作の構想を迫る出資者や、さまざまな女性たちが現れます。

やがてグイドは、幻想の世界と現実の世界の区別がつかず、自分が温泉で余生を過ごしている老人たちの中にいる…という幻覚を見始めます。めくるめく映像と華麗なる音楽。そしてマストロヤンニの名演。

映画人の先輩たちは、絶対!見るべき映画!と絶賛します。今度こそ見ましょう!共演の豪華な女優陣は、アヌーク・エーメ、サンドラ・ミーロ、クラウディア・カルディナーレ、バーバラ・スティール、マドレーヌ・ルボー。

実は私、舞台『ナイン THE MUSCAL』を見ています。デヴィッド・ルヴォー演出、グイド役は福井貴一。1982年のブロードウェイ・ミュージカルです。この「NINE」は映画化も予定されています。

「シカゴ」(00)のロブ・マーシャル監督で、当初ハビエル・バルデムがグイド役でしたが、降板。なんと!ダニエル・デイ・ルイスにオファーしているそうな。注目の女優陣は、ぺネロぺ・クルス、マリオン・コティヤール、ソフィア・ローレン、ニコール・キッドマン、ジュディ・デンチなどの名前が挙がっているそうです!

まだまだ興味津々なとこです。さて、オリジナルを見ておきましょうね!

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