誕生日会、招かれざる客

フランスの名女優カトリーヌ・ドヌーヴは、７７歳の今も精力的に映画に出演しています。若く美しい頃はもちろん、歳を重ねるごとに…

どっしりとした風格を兼ね備え、まさに大貫禄！褒めてます。２０１９年だけでも、アンドレ・テシネ監督「見えない太陽」（１９未）、

是枝裕和監督「真実」（１９）、ジュリー・ベルトゥチェリ監督「アンティークの祝祭」（１９）と３本ありますが、最新公開作で４本目。

それがセドリック・カーン監督「ハッピー・バースデー 家族のいる時間」（１９）です。フランス南西部の邸宅で、夫ジャン、孫のエマと暮らす…

アンドレア（カトリーヌ・ドヌーヴ）は、７０歳の誕生日会を開くことに。集まったのは、長男ヴァンサン（セドリック・カーン）と妻マリー、２人の息子。

映画監督志望の次男ロマン（ヴァンサン・マケーニュ）と恋人ロジータ。家族が揃い楽しい宴が始まる中、３年前に姿を消した長女のクレール…

（エマニュエル・ベルコ）が、突然帰って来ます。彼女を温かく迎えるアンドレア。ヴァンサンやロマンは、情緒不安定なクレールを警戒します。

案の定、クレールは家族が抱える秘密や問題を次々と暴露。そうして混乱の一夜が幕を開け…果たして？フランス生まれのセドリック・カーンは…

脚本家としてスタート。監督作には、実在の無差別連続殺人犯を描いた「ロベルト・スッコ」（０１）や、ギヨーム・カネ主演「よりよき人生」（１１）の他…

俳優としてローラン・ティラール監督「おとなの恋の測り方」（１６）などに出演。自作に出演するのは、本作が初めてだそうです。ぜひ。