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コン・ティキ号に乗って、8000km

2013-05-14 19:58:06 | 映画
筑摩書房の『コン・ティキ号冒険記』読んだことがありますか?本好き、冒険好き、実録好きは、よ~くご存じかも。そうでない人でも、“コン・ティキ号”って聞いたことがあるかも知れません。

作者は、ノルウェーの人類学者、海洋生物学者、探検家トール・ヘイエルダール(1914年10月6日~2002年4月18日)。ヘイエルダールは、南米ペルーとポリネシアに類似点があるとし…

ポリネシアの住人の起源は、南米にあると論文で発表。ところがこの学説は、学会からの反対を受けてします。当時の技術では、太平洋を横断する船を作ることはできないというのです。

しかしインカ族がバルサ材の筏に乗って太平洋を横断し、ポリネシアに流れ着いたと主張するヘイエルダール。彼とチームは1947年、南米のバルサ材や地元の材料を用い、筏を建造。

それが、コンティキ号でした。風や海流、波の測定で水路学や気象学の研究をしたいと、ヘルマン・ワツィンゲルという青年も参加。こうして1947年4月28日、ペルーのカヤオ港より出港。

コンティキ号は、フンボルト海流に乗り予想通りに西に進み、102日後(同年8月7日)ツアモツ諸島のラロイア環礁で座礁。4300マイル(約8000km)の航海だったそうです。

この出来事をノルウェーで映画化。「コン・ティキ」(12)です。監督は幼なじみで「バンディダス」(06未)「ナチスが最も恐れた男」(08未)を撮った、ヨアヒム・ローニングとエスペン・サンドベリ。

インカ文明とポリネシア文明は相似点が多く、ポリネシア人の祖先は南米から海を渡った古代南米人では?…若き学者トール・ヘイエルダール(ポール・スべーレ・バルハイム・ハーゲン)は唱えます。

この仮説を証明するため、唯一無線機だけを持ち、当時の材料で筏を作り、ペルーからポリネシアへ向かう航海に挑戦することになります。コン・ティキ号に乗り込んだのは、5人の仲間。

果たして、この無謀ともいえる冒険の行方は?共演は、ヘルマン役にアンドレス・バースモー・クリスチャンセン。父ステラン、兄アレキサンダーを持つグスタフ・スカルスガルド。これは見たい!

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