トラン・アン・ユン監督のグルメ映画

美食の国フランス。映画でも多くの料理に関する作品があります。実在の料理人（ジェラール・ドパルデュー）を描いた、ローランド・ジョフィ監督…

「宮廷料理人ヴァテール」（００）や、ミッテラン大統領のプライベート・シェフ（カトリーヌ・フロ）を描いた、クリスチャン・ヴァンサン監督…

「大統領の料理人」（１２）。初めて庶民のためのレストランを開業した料理人（グレゴリー・ガドゥボワ）を描いた、エリック・ベナール監督

「デリシュ！」（２０）など、美味しい映画は数々あります。「青いパパイヤの香り」（９３）、「夏至」（００）、「第三夫人と髪飾り」（１８）などの…

ベトナム出身でフランスに移住し、フランスで活躍するトラン・アン・ユン監督の最新作も料理の映画です。「ポトフ 美食家と料理人」（２３）がそれ。

１９世紀末フランス。美食家ドダン（ブノワ・マジメル）と、彼が閃いたメニューを完璧に再現する天才料理人ウージェニー（ジュリエット・ビノシュ）の…

評判は、ヨーロッパ中に広まっていました。ある日、ユーラシア皇太子から晩餐会に招かれたドダンは、ただ豪華なだけの退屈な料理にうんざり。

食の真髄を示そうと、最もシンプルな料理＜ポトフ＞で皇太子をもてなすことを決めます。そんな矢先、ウージェニーが倒れてしまいます。

ドダンは人生初の挑戦として、すべて自分の手で作る渾身の料理で、愛するウージェニーを元気づけようとするのですが、果たして？

本作では、ミシュラン３つ星シェフのピエール・ガニェールが料理監修とシェフ役で出演。第７６回カンヌ国際映画祭監督賞受賞。ぜひ見ましょ。