だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

コンチャロフスキー監督の熱い思い

2022-03-03 16:37:50 | 映画
アンドレイ・コンチャロフスキーは、1937年8月20日モスクワ出身の映画監督。弟のニキータ・ミハルコフも「太陽に灼かれて」(94)、

「シベリアの理髪師」(99)、「戦火のナージャ」(20)、「12人の怒れる男」(07)、「遥かなる勝利へ」(11)などの監督です。

コンチャロフスキー監督には「ワーニャ伯父さん」(71)を初め、アメリカ映画「暴走機関車」(85)、「デュエット・フォー・ワン」(86)、

「デッドフォール」(89)、「天使が降りたホームタウン」(89)、「映写技師は見ていた」(87)などがあり、ご存じかも。

現在84歳の監督が、久々に制作したのが「親愛なる同志たちへ」(20)です。冷戦下のソ連で、30年間も隠蔽されていた…

『ノボチェルカッスク虐殺事件』を描いています。1962年6月1日、ソ連南部ノボチェルカッスクの機関車工場で大規模なストライキが起きます。

フルシチョフ政権はスト鎮静化と情報流出を防ぐため、現地に高官を派遣。翌2日、約5千人のデモ隊や市民に対し、無差別銃撃事件が発生。

共産党員で、市政委員のリューダ(ユリア・ヴィソトスカヤ)は、行方不明の18歳の娘スヴェッカを捜し、混乱する広場を奔走します。

果たして?KGBの公式データでは死者26人、負傷者数十人、逮捕者数百人、7人が処刑。しかし非公式のデータでは死者100人とか。

エル・ファニングとネイサン・レイン主演「くるみ割り人形」(10未)とはまったく違う、監督の祖国への愛と憎悪を本作で、ぜひ。
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