だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ペンと葉書で戦う、夫婦の実話

2017-05-15 21:55:11 | 映画
ドイツ人作家ハンス・ファラダ(1893~1947年)の有名な小説『ベルリンに一人死す』を、映画化した「ヒトラーへの285枚の葉書」(16)。

ペンと葉書を武器に、ナチス政権に抵抗した夫婦の実話だそうです。ただし、小説と映画では異なる事項があるのは、よくあること。

本作では、夫婦の名前がハンペル夫妻からクヴァンゲル夫妻に、妻の名がエリーゼからアンナに変更。戦死したハンスが、妻の兄弟から息子になっています。

監督は、レジス・ヴァルニエ監督「インドシナ」(92)やパトリス・シェロー監督「王妃マルゴ」(94)の俳優ヴァンサン・ペレーズ。監督3作目。

フランスがドイツに降伏した、1940年6月。ベルリンで質素に暮らす労働者階級の夫婦オットー・クヴァンゲル(ブレンダン・グリーソン)と…

妻のアンナ(エマ・トンプソン)に、1通の封書が。それは1人息子ハンスの戦死の知らせでした。悲しみのどん底へ沈む2人。ある日のこと。

オットーは『総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう』と、ヒトラーへのメッセージを葉書に書き、そっと街中に置くのでした。

夫婦は細やかなレジスタンス活動を繰り返すことで、魂が解放されていきます。しかしゲシュタポの捜査は、次第に2人に迫りつつあったのです。

果たして?共演は、エッシャリヒ警部役にヴォルフガング・ベッカー監督「僕とカミンスキーの旅」(15)のダニエル・ブリュール。そして…

ピーター・ジャクソン監督「ホビット」(12、13、14)シリーズのビヨルン役、スウェーデンの俳優ミカエル・パーシュブラント。絶対、見逃せません。
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