今年の夏は格別に暑いように感じるのは、私だけ?梅雨が明け、これからますます暑い夏の日々が続くと思うと、ため息が出ます。早く秋になって欲しい…。そんな暑い日の昼、新宿の損保ジャパン東郷青児美術館に行って来ました。
生きる喜び・素朴画の世界“アンドレ・ボーションとグランマ・モーゼス”が、開催されています。アンドレ・ボーション(1873~1958)は、フランスのロワール地方シャトー=ルノーにある葡萄栽培業の家に生まれ、自身も園芸の仕事をしていました。
結婚(27歳)、第一次世界大戦に従軍(41~45歳)、復員後苗木栽培業の破産(46歳)、妻の病気を経て1919年、本格的に絵を描き始めます。1928年には、ディアギレフのバレエ・リュス(ロシアバレエ団)から舞台装飾の依頼を受け、世界的に有名になります。
ボーシャンの絵は、職業柄、植物(花や木々)を描写に優れていて神話や聖書、故郷の大地に暮らす人々など、自然の中のものや生活を細かく描いています。と言っても、彼は正規の美術教育は受けていないため技術的には稚拙に見えます。でも、一度見るとその独自の世界はたまらなく愛しく感じるのです。
一方のグランマ・モーゼスは、1860年NY州の農家に生まれます(~1961)。結婚(27歳)、出産、夫の死(67歳)とごくごく普通の農家の妻でした。1938年、78歳の時たまたまNYの画商に見出され、80歳の時はじめての個展を開催。86歳になって、クリスマスカードを売り出し大ヒット!
モーゼスの絵は、毎日の暮らしや自然の姿を細かく描写するのが特長。特に冬景色には、雪を表現するのに“銀粉”を使っています。ほら、クリスマスカードのイメージですね。また、農家のおばあちゃんのイメージそのままに、キャンバス地に刺繍で絵を描くことも。
展示されている作品は、ボーシャン47点、モーゼス22点。特にモーゼス作品は、損保ジャパン東郷青児美術館所蔵がたくさん。素朴で温かい作品を楽しんでくださいね。
生きる喜び・素朴画の世界“アンドレ・ボーションとグランマ・モーゼス”が、開催されています。アンドレ・ボーション(1873~1958)は、フランスのロワール地方シャトー=ルノーにある葡萄栽培業の家に生まれ、自身も園芸の仕事をしていました。
結婚(27歳)、第一次世界大戦に従軍(41~45歳)、復員後苗木栽培業の破産(46歳)、妻の病気を経て1919年、本格的に絵を描き始めます。1928年には、ディアギレフのバレエ・リュス(ロシアバレエ団)から舞台装飾の依頼を受け、世界的に有名になります。
ボーシャンの絵は、職業柄、植物(花や木々)を描写に優れていて神話や聖書、故郷の大地に暮らす人々など、自然の中のものや生活を細かく描いています。と言っても、彼は正規の美術教育は受けていないため技術的には稚拙に見えます。でも、一度見るとその独自の世界はたまらなく愛しく感じるのです。
一方のグランマ・モーゼスは、1860年NY州の農家に生まれます(~1961)。結婚(27歳)、出産、夫の死(67歳)とごくごく普通の農家の妻でした。1938年、78歳の時たまたまNYの画商に見出され、80歳の時はじめての個展を開催。86歳になって、クリスマスカードを売り出し大ヒット!
モーゼスの絵は、毎日の暮らしや自然の姿を細かく描写するのが特長。特に冬景色には、雪を表現するのに“銀粉”を使っています。ほら、クリスマスカードのイメージですね。また、農家のおばあちゃんのイメージそのままに、キャンバス地に刺繍で絵を描くことも。
展示されている作品は、ボーシャン47点、モーゼス22点。特にモーゼス作品は、損保ジャパン東郷青児美術館所蔵がたくさん。素朴で温かい作品を楽しんでくださいね。