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だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

知っておきたい、100年前のこと

2008-05-11 20:26:19 | 演劇
このブログでもたびたびご紹介する、劇団青年座出身で、現在は座友として活躍している津嘉山正種さん。ご存知の方も多いかと思いますが、津嘉山さんは1944年2月6日沖縄県出身。かねてからファンを自称する私は、津嘉山さんの舞台が大好きです。

1995年の「GHETTO/ゲットー」で、第30回紀伊國屋演劇賞受賞。翌96年の「シャドーランズ」で、第4回読売演劇大賞最優秀男優賞受賞。確かな演技力と役に挑む熱い思いとで、いつもファンを満足させてくれる役者さんです。

その守備範囲は広く、シェークスピア劇他の翻訳劇をはじめ、時代劇、現代劇、ミュージカル、シリアス、コメディ、朗読劇などなどたくさん。蜷川幸雄演出の主役作品は、私のお気に入り。見ることができたのは本当に幸運でした。今月、久々に蜷川さんの「わが魂は輝く水なり」に出演中。

そして続く作品は、沖縄出身の津嘉山さんの強い思い入れのある「人類館」です。(リンクは舞台ではなく、原作の出版社アットワークス)内容はリンクを見ていただくとして、芝居として上演するには制約があるため、今回津嘉山さんの“ひとり語り”としての上演となりました。

その制約とは、この芝居は本来3人で演じられるのだとか。しかも沖縄の言葉“ウチナーグチ”で。東京で3人揃えるのは、無理なんですね。この作品で、沖縄RBCで働いていた頃の仕事仲間、演劇集団「創造」でも一緒だった知念正真氏(演出)と組むことになりました。

およそ100年前、大阪博覧会で実際にあった“人類館”事件。まったく知らなかったこの事実を、大好きな津嘉山さんの語りで、知る日を待っています。
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