goo blog サービス終了のお知らせ 

だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

音楽隊の行方は?

2007-12-07 22:27:59 | 映画
不思議なもので、たま~に、アメリカやイギリスやフランスやドイツやオーストラリアや中国なんかの、おなじみの国でない映画が見たくなることがあります。あっ、あくまでも映画のお話。劇場に行くには、ちゃんと調べてからでないとタイトルさえ怪しいことも。でも映画を見て、ものすごく感動しちゃうことも。

この映画は、イスラエルとフランスの合作映画。「迷子の警察音楽隊」(07)というタイトルが、またステキ!エジプトのアレキサンドリア警察音楽隊のメンバーが、文化交流のためにイスラエルにやって来ます。しかし空港での出迎えがなく、やむなく団長のトゥフィーク(サッソン・ガーベイ)は、自力で目的地に行こうとします。

そんな無謀な…と思いきや、やっぱり読めない文字の1文字を間違えて、ホテルさえない辺境の町に迷い込んでします。どうしたらよいか悩んでいると、食堂の美しい女主人ディナ(ロニ・エルカベッツ)の助けを借りて、その夜の寝床の確保に成功!メンバーは3つのグループに分かれて、食堂、ディナの家、常連客イツィクの家に泊まります。

実は、エジプトはアラブの国(意外と知らないかも…、クレオパトラやピラミッドだけじゃないんです)。そして、イスラエルはユダヤの国。これはまずい!言葉も宗教も違い、長年対立してきた両国。純粋で本来は善人のはずでも、その夜のムードは、やっぱり気まずい?険悪…。

どうなる?警察音楽隊のメンバーたち!ところがある曲をきっかけに、ムードは一変。お互いに愛や友情、家族の話をはじめます。その曲は『サマー・タイム』。いい感じですね~。人々は“音楽”が大好き。国や宗教を越えて愛される“音楽”は、人々の心をほぐす役目もするのです。

こんなチャーミングな映画を作ったのは、これが長編デビュー作のイスラエル生まれのエラン・コリリン。脚本も書いています。ライトブルーのおNEWの制服を着た音楽隊の物語。見たくなったでしょ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする