だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ミュージカルで見る悲劇

2006-11-19 21:47:44 | 演劇
1912年4月10日、タイタニック号はサウサンプトン港から処女航海に出航。イギリスのホワイトスターライン社が建造したこの豪華客船には、E・J・スミス船長他、乗員・乗客2200人以上もの人が乗っていました。行先はニューヨーク。

4月14日23時40分、北大西洋のニューファンドランド沖で氷山を発見。あっという間に衝突し、4月15日午前0時15分、当時制定された“SOS”を初めて発信した船舶となってしまいました。しかし救命ボートは十分でなく、そのボートも定員を満たずに船を離れたりと、救助活動も不十分でした。

運命の衝突から2時間40分後の午前2時20分、船は真っ二つに割れ、沈没。船と共にいた人たちは、低体温・心臓麻痺で短時間の内に亡くなったそうです。タイタニック号の悲劇は、今までも何度か映画化されています。有名なのは「歴史は夜作られる」(37)「失われた航海」(79)「レイズ・ザ・タイタニック」(80)「タイタニック」(97)など…。

この物語をミュージカルにしたのが、「TITANIC the musical」です。作詞・作曲を手がけたのは、「ナイン」(82)「グランドホテル」(89)でトニー賞を受賞したモーリー・イェストン。私事ですが、91年にNYへ行った際「グランドホテル」を観劇。ある関係者と共にイェストン氏との会に参加したことがあります。オープニングの構想を熱く語っていたのを思い出します。

ブロードウェイでは97年4月に開幕(99年3月閉幕)。同年トニー賞のミュージカル作品賞を他、5部門受賞を果たしています。演出は、イギリス人女性グレン・ウォルフォード。日本版の「ブラッド・ブラザース」「キャバレー」「グランドホテル」を演出しています。脚本は、「ミズ」(83)でトニー賞受賞のピーター・ストーン。すごい!

もっとすごいのが、日本人キャスト。松岡充、鈴木綜馬、岡幸二郎、浦井健治、岡田浩暉、紫吹淳、森口博子、諏訪マリー、大澄賢也、浜畑賢吉、光枝明彦、藤木孝、宝田明。期待せずにはいられません。チケットを手に開幕を待っています。あっ、内容はレオの「タイタニック」とは違います、念のため。
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