だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

ロンドンから、始祖鳥がやって来る!

2017-03-14 21:43:48 | 展覧会
イギリスの首都ロンドンには、行ったことがないんです。憧れの美術館、博物館がたくさんあり、いつか行ける時が来るといいんですが。

ロンドンには大英博物館、ナショナルギャラリー、テート・ブリテン、テート・モダン、ヴィクトリア&アルバート博物館、ロンドン自然史博物館…

サイエンス・ミュージアムなどがあります。行ってみたいなぁ~。絵画の方は日本にもたくさん来日するので、チェックしてお出かけしましょうね。

なんと、ロンドン自然史博物館こと「大英自然史博物館展」が、上野の国立科学博物館で開催されます。しかももうすぐ!ちょうど桜の季節なので、ぜひ。

サウスケンジントンにある大英自然史博物館は、1881年に開館。自然史系博物館としてはイギリス最大、しかも世界でもトップクラスだとか。

本展は8千万点の収蔵標本の中から、世界的にも貴重なコレクション約370点を展示します。これが初めての世界巡回展で、日本が最初の会場です。

1861年に初めて発見された始祖鳥の化石/ダーウィン箸『種の起源』の直筆原稿/ビーグル号が出会ったガラパゴスの小鳥/絶滅した恐鳥モア/

1872年に出航した海洋調査船チャレンジャー号/英国軍人ロバート・スコットによる南極探検隊…などの様々な標本類。探検家チャールズ・ドーシーから…

アラビアのロレンスに渡されたダチョウの卵/呪われたアメジスト/ウィリアム・スミスが製作した世界初の英国地質図/ジョン・オーデュボンの鳥類画集『アメリカの鳥』

31.5カラットのサファイア/1811年に発見された魚竜など、どれをとっても興味津々。自然史博物館好きは、絶対に行かねば、見なくては!
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ブリューゲルとボスの饗宴!

2017-03-11 21:03:58 | 展覧会
旧約聖書の創世記11章には、バベルの塔の物語が書かれています。映画だと、ジョン・ヒューストン監督「天地創造」(66)で見ることが出来ます。

ノアの洪水の後、子孫たちは世界各地に広がり、1つの言葉を話していました。ノアの子孫ニムロデ王は、神に挑戦しようとレンガを積み上げ…

天まで届く塔を建設。それを見た神は人間の驕りを怒り、人々が同じ言葉なのが原因と考え、言語を乱し、お互いに通じないようにしました。

混乱した人々は、塔の建設をやめて世界各地へ散らばります。この塔が、バベルの塔です。映画「天地創造」では、スティーヴン・ボイドがニムロデ王を演じ…

塔の上から天に向かって矢を射るのが印象的でした。未見の方は、ぜひ。バベルの塔は多くの絵画に描かれているので、よかったらネット検索でどうぞ。

でもなんといっても1番有名なのが、ルネサンス芸術を代表する画家ピーテル・ブリューゲル(1525~1569年)の『バベルの塔』(1563年)です。

こちらはウィーン美術史美術館所蔵で、絵の左手前にいるのがニムロデ王です。ブリューゲルは、塔の建設がもう少し完成に近い作品も描いています。

ボイマンス美術館所蔵『バベルの塔』(1568年頃)です。その有名な作品が上野に来日!東京都美術館で、この春開催される「バベルの塔展」です。

建設途中の塔の内部や労働者の様子など、本当に細かい!本展では、同じルネサンス芸術の画家ヒエロニムス・ボス(1450~1516年)の…

『放浪者』(1500年頃)、『聖クリストフォロス』(1500年頃)の2作品も来日。そして、ボスのモンスターたちも。会いに行かなくっちゃ!
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スラヴ叙事詩、初来日!

2017-02-23 15:51:39 | 展覧会
アルフォンス・ミュシャの作品を始めて見たのは、いったいいつ?思い出せないくらい昔です。渋谷のザ・ミュージアム「「アルフォンス・ミュシャ 生涯と芸術展」(1995年)。

上野の東京都美術館「ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展 プラハからパリへ 華麗なるアール・ヌーヴォーの誕生」(2005年)。六本木の森アーツセンターギャラリー…

「ミュシャ財団秘蔵ミュシャ展 パリの夢 モラヴィアの祈り」(2013年)など。ミュシャ作品は主にリトグラフ、つまり版画の一種なので多くの複製画が販売されています。

他にも油絵やポスター、装飾パネル、カレンダーなども。中でも『スラヴ叙事詩』(1910~28年)は、素晴らしい!なんと、その全20作が来日します。

開館10周年を迎える六本木の国立新美術館で開催の「ミュシャ展」で、本国以外世界初公開です。1『原故郷のスラヴ民族』 2『ルヤーナ島でのスヴァントヴィート祭』

3『スラヴ式典礼の導入』 4『ブルガリア皇帝シメオン1世』 5『ボヘミア王プジェミスル・オタカル2世即位』 6『東ローマ皇帝として戴冠するセルビア皇帝ステファン・ドゥシャン』

7『クロミェジージュのヤン・ミリーチ』 8『グリュンヴァルトの戦いの後』 9『ベトレヘム礼拝堂で説教をするヤン・フス師』 10『クジーシュキでの集会』 11『ヴィートコフ山の戦いの後』

12『ヴォドニャヌイ市近郊のペトル・ヘルチツキー』 13『フス派のポジェブラディとワンシュタートのイジー王』 14『ミコラーシュ・シュヴィッチ・ズリンスキーによる…

シゲットの対トルコ防衛』 15『イヴァンチツェの兄弟団学校』 16『ヤン・アーモス・コメンスキーのナールデンでの最後の日々』 17『聖アトス山』

18『スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラディナ会の誓い』 19『ロシアの農奴制廃止』 20『スラヴ民族の賛歌』 感動的です。行かねば!
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エカテリーナ2世の隠れ家から…

2017-02-11 21:41:47 | 展覧会
毎日寒いですね。上野の東京都美術館で開催されている「ティツィアーノとヴェネツィア派展」へ行ってきました。上野の桜はまだまだですが…

3月の展覧会です。六本木ヒルズ森タワー52階“森アーツセンターギャラリー”の、「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター西洋絵画の巨匠たち」。

ロシアのサンクトペテルブルグにあるエルミタージュ美術館。エルミタージュとはフランス語で“隠れ家”のこと。1764年、エカテリーナ2世がドイツから…

美術品を買い取ったのが美術館の始まり。今では、所蔵品はおよそ310万点。かつてロシアを訪れた時、ここに住みたかったくらい。見切れません。

今回の展覧会では、オールドマスター(ティツィアーノ、クラーナハ、レンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイク、ヴァトー、ブーシェなど)たちの作品が来日。

ポスターの絵は、フランシスコ・デ・スルバラン『聖母マリアの少女時代』(1660年頃)、ポンペオ・ジローラモ・バトーニ『聖家族』(1777年)

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『羽飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像』(1538年)、フランス・ハルス『手袋を持つ男の肖像』(1640年頃)

レンブラント・ファン・レイン『運命を悟るハマン』(1660年頃)、バルトロメ・エステバン・ムリーリョ『幼子イエスと洗礼者聖ヨハネ』(1660年)

ペーテル・パウル・ルーベンスと工房『田園風景』(1638~40年頃)、ヤーコプ・ヨルダーンス『クレオパトラの饗宴』(1653年)

ルカス・クラーナハ『林檎の木の下の聖母子』(1530年頃)など。他にも見事な作品がいっぱい!絵画ファンは、見逃さないように!!
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テオドール・シャセリオー、初の回顧展

2017-02-03 20:23:18 | 展覧会
わずか37歳で急逝した画家、テオドール・シャセリオー。知りませんでした。1819年9月20日ドミニカ共和国サマナ出身。1856年10月18日…

パリで病死したそうです。父親がフランス人で、1821年家族でパリに移住。早熟な才能を見せたシャセリオーは、1830年11歳の時ドミニク・アングルの…

アトリエに入ることを認められます。1834年、アングルはパリを離れローマに。残されたシャセリオーは、ウジェーヌ・ドラクロワの影響を受けます。

そのシャセリオーの日本初の大回顧展が開催されます。上野の国立西洋美術館での、「シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才」です。

構成は、1)アングルのアトリエからイタリア旅行まで 2)ロマン主義へ 文学と演劇 3)画家を取り巻く人々 4)東方の光 5)建築装飾 寓意と宗教主題

そして来日する作品たちは、『自画像』(1836年)、『岩に座るナポリの若い漁師』(1840年)、『黒人男性像の習作』(1838年)、『アポロンとダフネ』(1845年)

『気絶したマゼッパを見つけるコサックの娘』(1851年)、『サッフォー』(1849年)、『泉のほとりで眠るニンフ』(1850年)、そしてポスターになった…

『カバリュス嬢の肖像』(1848年)、『アレクシ・ド・トクヴィル』(1850年)、『ドサージュの肖像』(1850年)、『コンスタンティーヌのユダヤ人街の情景』(1851年)

『雌馬を見せるアラブの商人』(1853年)、『コンスタンティーヌのユダヤの娘』(1846~56年)、『東方三博士の礼拝』(1856年)など、絵画約40点…

水彩・素描約30点、版画約19点。シャセリオーの絵画作品数は、260点前後だそうです。初回顧展でシャセリオーのこと、知っちゃいましょう。
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河鍋暁斎、かわなべきょうさいと読みます。

2017-01-30 21:05:30 | 展覧会
河鍋暁斎、かわなべきょうさい…と読みます。ご存知ですか?これほどすごい絵師はいません。1831年(天保2年)4月7日現在の茨城県古河市出身。

1889年(明治22年)4月26日、胃がんのため東京府で死去。墓所は谷中だとか。幕末から明治にかけて生きた浮世絵師でした。1837年に…

浮世絵師歌川国芳に入門します。国芳も素晴らしい浮世絵師でその教えを乞うたわけですから、当然と言えば当然。彼の略歴はサイトを見て頂くとして…

河鍋暁斎をじっくり見ることが出来る展覧会が、渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催されます。「ゴールドマンコレクション これぞ 暁斎!」です。

ちなみにゴールドマンとは、世界屈指の暁斎コレクターとして知られるイスラエル・ゴールドマン氏のこと。ハーバード大学で美術史を学び、浮世絵に興味を持ち…

ロンドンで画商となったそうです。所有する作品が2002年に太田記念美術館で開催されたそうですが、残念ながら未見。なので今回は見逃せません!

展示される主な作品は、『象とたぬき』(1870年頃)、『蛙の学校』((1871~79年頃)、『枯木に夜烏』(1871~79年)、『動物の曲芸』(1871~79年)

『名鏡倭魂(めいきょうやまとだましい) 新板(しんぱん)』(1874年)、『弁財天の絵を見みる六福神』(1871~79年)、『百鬼夜行図屏風』(1871~79年)

『地獄太夫と一休』(1871~79年)、『幽霊図』(1868~70年頃)、『龍頭観音(りゅうずかんのん)』(1886年)、『半身達磨』(1885年)

『十二ヶ月春画絵巻(じゅうにかげつしゅんがえまき)』(部分/1871~79年)など。音声ガイドは、落語家の春風亭昇太さん。行かなくっちゃ。
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預言者(ナビ)たちの展覧会

2017-01-29 20:00:10 | 展覧会
年が変わり、今年もたくさんの絵画展を見たい!と思っています。1月は、上野の東京都美術館で開催の「ティツィアーノとヴェネツィア派展」から。

そして2月は、三菱一号館美術館で開催される「オルセーのナビ派展」は、いかがですか?。2010年、東京丸の内に開館した三菱一号館美術館は…

1894年に、政府が招聘した英国人建築家のジョサイア・コンドルによって設計されました。赤レンガの建物や広場の約40種のバラや美しい樹々も…

訪れた人々を癒してくれます。来館の際は、散策してみましょう。では、ナビ派とは?“ナビ”とは、ヘブライ語で“預言者”を意味するそうです。

19世紀末のパリで活動した前衛的な芸術家集団を指します。今回の展覧会では、ポール・ゴーギャン『「黄色いキリスト」のある自画像』(1890~91年)

ポール・セリュジェ『タリスマン(護符) 愛の森を流れるアヴェン川』(1888年)、アリスティード・マイヨール『女性の横顔』(1896年頃)

フェリックス・ヴァロットン『化粧台の前のミシア』(1898年)、エドゥアール・ヴュイヤール『八角形の自画像』(1890年頃)と『ベッドにて』(1891年)

ポスターになったピエール・ボナール『格子柄のブラウス』(1892年)や、『ランプの下の昼食』(1898年)、ヨージェフ・リップル=ローナイ『花を持つ女性』(1891年)

モーリス・ドニ『ミューズたち』(1893年)、エドゥアール・ヴュイヤール『ベッドにて』(1891年)、ポール・ランソン『水浴』(1906年頃)など…

パリのオルセー美術館のコレクションから、油彩約70点、素描約10点など約80点が来日します。ナビ派の絵画を集めた本展。ぜひ。
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2017年は、ティツィアーノから

2016-12-10 21:49:14 | 展覧会
映画の方もすでにお正月映画のご紹介をしていますが、絵画展の方も2017年のスタートです。上野の東京都美術館で、開催されるのは…

ティツィアーノとヴェネツィア派展」です。ティツィアーノは、大好きな画家の1人。本名は、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ。ルネサンス、ヴェネツィア派の画家。

1488年(?)ヴェネツィア共和国ピエーヴェ・ディ・カドーレ出身、1576年8月27日ヴェネツィアで亡くなります。本展は、日伊国交樹立150周年記念。

第1章<ヴェネツィア・ルネサンス初期>では、ポスターになった『フローラ』(1515年頃)、『復活のキリスト』(1511~12年)

第2章<ティツィアーノの時代>では、日本初公開の『ダナエ』(1544~46年) 第3章<ティツィアーノからティントレット、ヴェロネーゼへ>では…

『マグダラのマリア』(1567年)、『教皇パウルス3世の肖像』(1543年) そしてヴェネツィア派の画家の作品としては、ジョヴァンニ・ベッリーニ…

『聖母子(フリッツォーニの聖母)』(1470年頃)、パルマ・イル・ヴェッキオ『ユディト』(1525~28年頃)、ヤコポ・ティントレット『レダと白鳥』(1551~55年頃)

パオロ・ヴェロネーゼ『聖家族と聖バルバラ、幼い洗礼者聖ヨハネ』(1562~65年)なども展示されます。ところで、ティツィアーノの時代には、ダ・ヴィンチ…

ミケランジェロ、ラファエロという “ルネサンス3大巨匠”がいました。しかし、ティツィアーノの作品数は真作で約300点、工房作品を含めると500点を超えるそうです。

スペイン国王フェリペ2世の注文で描かれた、ギリシア神話を題材とした『ダナエ』。日本で見られるなんて、本当に幸せ。『フローラ』も楽しみ!
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マリー・アントワネットを知るために…

2016-10-10 20:03:43 | 展覧会
マリー・アントワネットほど、世界中を魅了した美しき王妃はいないでしょう。彼女の宮廷画家エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ・ルブランも、かなり美人です。

アントワネットは1755年11月2日、オーストリア大公マリア・テレジアの15番目の娘としてウィーンに生まれます。1770年5月16日、フランスのルイ王太子と…

ヴェルサイユ宮殿で結婚式を挙げますが、この時わずか14歳でした。1789年7月14日、フランス革命が起こるまで絢爛豪華な日々が続きます。

ただ、幸せだったかは別の話。革命裁判の後、1793年10月16日ギロチンにかけられ亡くなります。37歳でした。1755年4月16日パリ出身で…

王妃と同い年のルブランは、革命の最中フランスを逃れ、イタリア、オーストリア、ロシアで画家として活動。そして1842年3月30日、亡くなります。

六本木ヒルズ森タワー52、53階の森アーツセンターギャラリーで開催される、「マリー・アントワネット展は、波乱に満ちた王妃の一生を紹介する展覧会です。

本展では、ルブランの作品も多く紹介されます。例えば『王妃マリー・アントワネット』(1778年)、『フランス王妃マリー・アントワネット』(1785年)

『ゴール・ドレスを着たマリー・アントワネット』(1783年)、『白いペチコートに青いマントを羽織って座るマリー・アントワネット』(1788年)など。

他にも、フランソワ・メナジョ作『1781年10月22日の王太子ルイ・ジョゼフ・グザヴィエ・フランソワの誕生の寓意』(1783年)、ルイ・オーギュスト・ブラン作…

『狩猟をするマリー・アントワネット』(1783年)なども。食器セットや置時計、首飾り事件のネックレスの複製も!これはぜひとも見ておきましょう。
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日本初、クラーナハ大回顧展

2016-09-23 20:10:35 | 展覧会
六本木の国立新美術館に行って来ました。「DARI ダリ展」です。いきなり、『ラファエロ風の首をした自画像』(1921年頃)に出会えて感激でした。

平日だったのでまだまだゆっくり鑑賞できましたが、これからどんどん混雑すると思うのでお出かけはお早めに。これから開催される展覧会も、お勧め!

今年7月17日、世界文化遺産に登録された上野の国立西洋美術館での、「クラーナハ展 500年後の誘惑」です。クラーナハ、ご存じですか?

ちなみに息子も画家で、名前が同じなので(父) (子)と表記されています。うむ。ルーカス・クラーナハ(父)は、1472年10月4日ドイツ、クローナハ出身。

北方ルネサンスを代表するクラーナハの作品は、主に宗教画や肖像画。中でも腰が細くくびれた独特なプロポーションの裸婦像は、とっても印象的。

1553年10月16日ドイツのワイマールで、81歳で死去。1517年に始まった宗教改革から500年。今回の展覧会は、日本初のクラーナハ展となります。

展示される作品は、『聖カタリナの殉教』(1508年頃)、『コーブルグ城の前で馬に乗るザクセン王子』(1506年)、『聖アントニウスの誘惑』(1506年)

『聖クリストフォロス』(1506~53年頃)、『ヴィーナス』(1532年)、『正義の寓意』(1537年)、ポスターになった『ホロフェルネスの首を持つユディット』…

(1530年頃)、『不釣り合いなカップル』(1530~40年頃)、『マルティン・ルターの肖像』(1525年)、『子どもたちを祝福するキリスト』(1540年頃)

他にクラーナハ(子/1515年10月4日~86年1月25日)の、『ザクセン選帝侯アウグスト』と『アンナ・オブ・デンマーク』(1565年以降)なども。ぜひ。
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