8月に入り、お子さま達の夏休みも中盤を迎えましたね。
夏休みの宿題といえば、私が子どもの頃、読書感想文は必須でした。今は選択できる学校もあるようです。
図書館でも青少年読書感想文全国コンクール課題図書・静岡県読書感想画コンクール指定図書のコーナーを設けてあります。
特集期間中は貸出も予約もお子さまのカードで一人一冊、貸出期間は1週間。
通常とルールが異なりますが、夏休み中できるだけたくさんのお子さん達の手に渡るよう、ご協力をお願いします。
また、感想文に挑戦したいけど自信がない、どうやって書いたらいいかわからないという人には「読書感想文の書き方」の本もあるので、参考にしてみてください。
ところで、その課題図書についているシンボルマーク。
←こんな感じのです。気になる方は実物を確認してください。
多くの方が一度は目にして馴染みがあるのに、案外じっくり見たことはないのではないでしょうか?
私もそうでした。
何年か前の夏休み。読書感想文に取り掛かろうと課題図書を手にした当時高校生の娘が突然、
「えっ⁈ウソでしょ?なんで鼻に棒突っ込んでるの?なんでこれがシンボルマークなの⁈」と。
何を騒いでいるのか???と思いつつ帯のマークをよくよく見てびっくり
確かに鼻に棒を突っ込んでいるように見えるんです
気になってインターネットで調べてみました。
第15回(今年は第67回。歴史がありますね)のコンクールを記念して、彫刻家の桑原巨守さんが作られた彫刻作品で、ギリシャ神話に出てくる牧羊神パンがモチーフになっているとのことです。パンはいつも葦の笛を持っていて、あれは、葦の笛を吹く神様の姿だったんです
コンクールの入賞者にはシンボルマークのブロンズ像や盾が送られているそうです。
そういえば私の子どもの頃は、課題図書に凹凸のある立派な銀のシールが貼られていました。
あれはもともとが彫刻作品だったからなのかな…と納得したのでありました。 (MM)