セピア色の映画手帳 改め キネマ歌日乗

映画の短い感想に歌を添えて  令和3年より

映画日記 2018年その3

2018-05-06 23:18:29 | 映画日記/映画雑記
 「影の軍隊」(「L'armée des ombres」、1969年、仏)
   監督 ジャン・ピエール・メルビル
   原作 ジョゼフ・ケッセル
   脚色 ジャン・ピエール・メルビル
   撮影 ピエール・ロム
   音楽 エリック・ド・マルサン
   出演 リノ・バンチェラ
       シモーヌ・シニョレ
       ジャン・ピエール・カッセル

 第2次大戦中のフランス・レジスタン組織を描く実録モノという感じの作品。
 「サムライ」や「仁義」のジャン・ピエール・メルビルの作品だから、フィルム・ノワール調です。
 戦闘場面は一切無く、ドイツ軍の厳しい監視下の中、苦難の活動をリアルに描いていますが、その内容は粛清、脱落、裏切り、粛清の繰り返しで某赤軍派の末路のよう、楽しい作品ではないし、かと言って哀愁がある訳でもなかった。
 紅一点のシモーヌ・シニョレとボス役のポール・ムーリッスが好演

 H30.5.3
 DVD

 「メッセージ」(「Arrival」、2016年、米)
   監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
   原作 テッド・チャン 「あなたの人生の物語」
   脚本 エリック・ハイセラー
   撮影 ブラッドフォード・ヤング
   音楽 ヨハン・ヨハンソン
   出演 エイミー・アダムス
       ジェレミー・レナー
       フォレスト・ウィテカー

 或る日、未知の生命体が地球にやって来る、彼らの目的を探る為、言語学者ルイーズが召喚されて・・・。

 評判いいけど、どうも僕は「コンタクト」とか「インターステラー」のような学術的な要素が前面に出る作品が苦手なようです。(「アンドロメダ・・・」は好きだけど)
 内容はともかく、ルイーズの選択は夫に対して不誠実すぎで、それも印象を悪くした要因。
 (これ、仮に男女が逆の立場だったら、女性はどう思うのだろう~子供を産む性として)

 H30.5.5
 DVD

 「イエスマン “YES”は人生のパスワード」(「Yes Man」、2008年、米)
   監督 ペイトン・リード
   原作 ダニー・ウォレス
   脚本 ニコラス・ストーラー   ジャレッド・ポール   アンドリュー・モーゲル
   撮影 ロバート・ヨーマン  
   音楽 ライル・ワークマン   マーク・オリバー・エバレット
   出演 ジム・キャリー
       ゾーイ・デシャネル
       リス・ダービー   テレンス・スタンプ

 離婚以来、何に対してもネガティブ思考だったカール、或る日、知り合いから薦められたセミナーに成り行きから参加、全てに“YES”と答えればポジティブになり成功すると教えられる・・・。

 最初、洗脳セミナーが出てきて厭な予感がしたけど、まぁ、上手く引っくり返した感じ。
 笑えるし飽きないけど、残るものもなかったり。(汗)
 只、ヒロイン アリソンを演じたゾーイ・デシャネルが魅力的で、「(500)日のサマー」よりずっとチャーミングに見えました。
 銀行融資の査定があんなザルな訳あんめぇ。(笑) 

 H30.5.6
 DVD
コメント (2)
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