錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

今宵はミイラ職人

2016年01月12日 | 昆虫・植物
今宵は一人静かにミイラ作り。
って言うか・・・
昆虫標本なんてモノは全てがミイラと言っても過言じゃ無いと思うんですよね。
但し、昆虫は人間なんかと違って外骨格で出来ているから、そのまま乾燥せているんだけ。
だけど・・・
中にはミイラ作りのように内臓処理を強いられる昆虫もあるのです。
その一つが、このナナフシのような昆虫。
で・・・
ここから先の内容は飽くまでも個人的な方法なので、これを真似て「失敗したぞー、どうしてくれるんやー!」なーんて苦情は一切、受け付けませんので悪しからず。
先ず標本にしたいナナフシをタッパーに入れて冷凍する
完全に凍ったらナナフシのお腹と胸部をアートナイフやハサミを使って縦に切る
続いて、その切り口から頭部・胸部・腹部の臓器をピンセットや微針フックを使って綺麗に取り去る
適量にまとめた綿をピンセットやニードルを使って生存時の形状を復元するように充填する
乾燥時の収縮で曲がったり、完成後に折れたりしないよう、予め乾燥させておいたエノコログサの茎(柄)を腹部の切り口から頭部にかけて芯として挿入し腹端で長さを調整して切断する
後は専用の昆虫針を刺し、展即台の上で玉針なとで整形して完全に乾燥したらナナフシの標本が完成です

ちなみに・・・
の工程で凍らせておくと内臓をシャーベット状で抜き取れますが、これれを生の状態で作業すると体液と内臓がグチョ。グチョ、そしてベチョ・ベチョの状態で・・・ 見るに堪えない状況に陥りますよ。

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寒の雨が上がった中で・・・

2016年01月12日 | 風景
小寒の頃を過ぎ、これから10日もすると一年のうちで最も寒いという大寒を迎えます。
そんな寒い中で降っていた寒の雨(寒九の雨)も、お昼を過ぎる頃には上がってくれて、西の空では夕日を見る事ができました。
早く暖かくならないかなぁ・・・

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