要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

低PER高PBR銘柄をどう考えるか。

2011-01-26 09:27:05 | 投資日記
低PER高PBR銘柄をどう考えるか。

低PER高PBRと言う事は高ROEである。この銘柄への投資は低PER低PBR銘柄に比べて注意しなければならない点がある。それは高ROEである事。高ROEである事は一長一短である。そしてその勝敗を分けるのは「利益率の持続性」と「成長ののびしろ」だろう。

一番良いパターンはROEが永遠に持続し、尚且つ成長ののびしろも無尽蔵にある事。こう言う状態であれば利益を再投資することでROEと同等の資本、資産、及び利益成長率が享受できる。

次に良いのは成長はせずとも利益率が持続する事であろう。これであれば低PERは維持され続けるので、問題は無し。株主に還元されれば1/PER*株主還元率で利益を得る事が出来る。それに還元されなかった利益も社内留保されるので、いずれにせよ、PER倍率と同じ年数を減れば、投下資本は回収可能。ただ、高PBR状態が持続していればの話。売却時PBRが購入時PBRと同じでなければPER倍率と同程度の利益が得られる事は無い。

逆に最低なのは、短期的にROEが消え失せる事。十分な資本蓄積もされないまま利益率(ROE)が落ちた場合、いわゆる「梯子を外された」状態になる。時価総額と資本簿価とのギャップが大きければ大きい程、下落率は激しい。特に利益率が急激に下降し、それが戻る見込みのないものだった場合、墜落は必然だと言える。


低PER高PBRに投資する場合はどれだけそのビジネスにノビシロがあり、どれほど利益率が持続するかを十分検討し、保守的に見積る必要があると思う。
コメント (2)

多分私はグレアム派

2011-01-26 09:18:49 | 投資日記
投資に関して色々と考えたりデータを取っていると、何かしら自分らしさと言うのが生まれてくるように思える。で、このらしさを突き詰めていくと、大抵誰かからの譲り物のキャラだったりする。私の場合のそれはベンジャミングレアムのようだ。バフェットではなく、あえてグレアム。やっぱりバフェットは、前のエントリーでも書いたとおり、『強烈な実行者』だと思う。あの人は投資家じゃなく実行者、実務家。投資の際にかなり色々なオプションを盛り込んで最適化しており、リターンが底上げされている。だから一般投資家が彼のリターンをマネしようとしてもかなり難易度高いと思う。拳銃持った人間に素手で挑むような感じだろう。無謀だと思う。

さて、私はグレアム派とかいいつつ、実は証券分析を読了し得いない。原本を買ったものの、途中で飽きて積ん読状態だった。だから私の頭にあるグレアム情報の大半は間接的に仕入れたものでしかない。ここらへんで一回、原本に再チャレンジして直接的に彼の思想を取り込みたいと思う。必要があれば調整すればいい。ただ下手に調整して理論の歯車狂わすのは頂けないのでできるだけ、生のまま消化したい。


コメント (2)