ソーシャルネットワークを見て来た。評価は、うーん、「まぁまぁ」…。FBの何が革新的なのかは触れられる事は無く、坦々と、ユーザー数が増えていき、企業の価値が上がり、投資家が付き…と言う感じ。興味深かったのはいつの間にか出資比率減らされてた同級生かな?自業自得とは言え、主人公もちょっとやり方がえげつないなぁと感じた。出資比率が30%から0.3%ってのは、無いなぁ。自業自得は、自業自得だけど…。
因みにFBネタでちょっと気になる所、それは時価総額。500億はどうなの?高すぎではないかと。
時価総額:500億
売上:20億ドル
利益:5億ドル(推定)
成長率:100%
利益率:25%
PER:100倍
PBR:不明
成長率は年々逓減中。来期は50%程度まで成長率が落ちるとの事。このままいくと5年以内に売上成長率は1桁台になる可能性あり。累積成長率を加味して、5年後に売上は60億程度。利益率に関しては既に規模の効果は効きにくく、ビジネスモデルにも大きな変化は無い事を考えると利益率は一定とするのが妥当だと考える。そうすると、利益は15億ドル付近。そうするとPERは33倍程度。
さて、5年後にPERは33倍。これを高いとみるか、安いとみるか。
人それぞれ考える所は違うのだろうけど、私はパスですね。何か一発逆転の秘策が眠っているのであれば、また話は別ですが、あるかどうかも不明だし、あっても成功するとは限らないし、どちらにしろ投資は無いですね。
この時価総額は一体どこから出て来たんですかねぇ…。投資会社が民衆を煽っているようにしか…。悪徳業者が老人に1万円の羽毛布団を20万で売りつけようとしているのと大して変わらないように思えて仕方が無い。
※因みにグーグルが去年試算したFBの妥当な買収価格は20億ドルだったようです。これはこれで安すぎですねぇ。ま、1円オークションにおける始値みたいなものでしょうか。