要となる智を継ぐもの

株式投資についてつらつらと書くブログ(走り書き)。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でしてください。

明けましておめでとうございます。

2011-01-04 11:01:43 | 投資日記
あけましておめでとうございます。

去年の成績は秘密です(と言うか計算していないので分かりません)。多分20%位ではないでしょうか。全体的に底上げされていますし、一部銘柄が底値(買値の三分の一程度)から戻って来たのが主な原因として上げられます。

ただ、個別銘柄でポートフォリオ組んでいるとはいえ、ほぼ市場連動で成績が決まった感じですね。現況を見る限り、個別銘柄でポートフォリオを組む意味が、果たしてあるのかなと疑問に思えて来ました。勿論、市場全体と個別銘柄間の実利レベルでの差(配当利率差や株式益回り差等、資本倍率差)はいずれ少なからず収束していくのでその分、インカムゲインもキャピタルゲインも市場平均に比べて高くなるとは思います、が…。どうでしょうねぇ…。

因みに、現在のポートフォリオは純粋に低PBR、高ROE銘柄で組んでいます(昨今の市場分析の結果を踏まえ、先月、大幅に入れ替えを行いました)。といいつつも、同戦略が次の10年にも有効かと言われればやはり疑問符が付いてしまいます。正直分からない。下記の条件が満たされれば今回の投資は成功と言えるでしょう。

今後10年間、PBRが有効に機能する(≒評価される)事。
今後10年間、資本が順調に蓄積されていく事。

この条件がそろうのかどうかが問題ですね。

PBRが有効に働くのであれば、そもそも低PBR銘柄何て生まれてこないし…特にまっとうな企業でデフォルトせずに利益も積み増して来た企業が低PBRになる時点で市場が非合理的だと言えるし、その非合理的な市場に合理的な動きを求める俺は非合理的では無いのだろうか…。とか思う。

そもそも市場は資本の大きさでは無くて、得られる利益の大きさを見ているのではないだろうか、と言うか、利益自体と言うよりも、最終的に幾ら還元されるのかが問題では無いのだろうか…とすると、この投資自身、虚無に対する投資ではないのだろうか…?資本の経路をトレースしシミュレーションを行う事は出来ても、各項目に振られた数値が過去の遺物でしかなければ、何の意味も無いのではないのか…いや、保守的な見積を行えば良いのか、そうすると解散価値か?でも解散まで無限年かかるんだったら現在価格ゼロだね。そうでなくとも社長が失態して財務構成を改悪してしまったらもともこもないし。。



資本が順調に蓄積されると言う点に関しても、過去の情報が未来に反映されるとはとても言い難い(若干は過去傾向を引きずるけど、それ以上に、資本の蓄積率は上にも下にもぶれる)。素人風情が未知の業界と企業を定常分析しても、焼け石に水。なので、如何なものかなぁと…。

一定数の銘柄が揃うだけのきついスクリーニングを掛けて、得られた銘柄数に均等に投資をするというのが一番無難かなぁ。でも、でも、でもでも、本当にそれでいいのだろうか。。


今の心境を例えるのならば五里霧中でしょうか。
あぁ、無情。