ぼやきのキョロ兵衛・私的日ハム道

北海道日本ハムファイターズを中心とした日々の思った事をつぶやいています。

大きく飛躍した市川卓選手、来季は1軍昇格を目指せ!!

2007年12月04日 22時56分43秒 | 選手評価
さて、内野手を先に早く書き終えてたいなーと思っているので、次は市川卓選手
来年4年目を迎える、同期入団の鵜久森選手と共に若き長距離砲として期待が大きい選手で、パワーと共に広角に打てるバッティング技術も評価されている逸材です。
確か当時、スカウトだった田中幸雄氏(オオユキと呼ばれていた方)がその素材を絶賛して獲得した長距離砲で、三重のゴジラと呼ばれ、三重県内ではソフトバンクにドラフト1位で指名された宇治山田の江川選手と双璧でした。
高校時代は外野手でしたが、故障により3年では一塁を守っていた為にプロ入り後も主にポジションは一塁に。
(余談ですが、彼の獲得により、道産子指名第1号だった、鵡川の池田剛基選手は翌年に戦力外通告を受ける事に・・・)

プロ入り後、高校時代の打撃フォームをプロに適応すべく改造しましたが、それがしくり来なかったようでなかなか成績が残せず、昨年はその鬱憤かどうか判りませんが、練習に取り組む姿勢が悪いとかで小山選手と一緒に試合の出場停止処分を喰らったなんてこともあり、打率.183(164-30)と低迷する結果に。
ただ、シーズン終盤に打撃フォームを高校時代のフォームに戻すと、それが功を奏したようでバッティングが復活の兆しが見え、フェニックス・リーグでは打率.367(49-18)7打点と高成績をマークし今季、飛躍を予感させました。

今季は、予感どおりに昨年が嘘のように打撃が開花し、打率が3割を記録し、後は持ち前の長打力が出てくればと思っていた終盤、僅か10試合で6本の固め打ちであれよあれよという間に年間8本塁打を記録しました。
終わってみれば、

 74試合に出場し、打率.329(259-77) 8本35打点

と、リーグ4位の好成績を残すと、それが認められてポストシーズンの調整の為の紅白戦に徴収されて参加、1軍の雰囲気を味わう事が出来ました。
惜しくも、そのまま1軍帯同とは行きませんでしたが首脳陣内の評価が高まったのは確かで、梨田監督のファーム秋季キャンプでも長打力のある期待のバッターとして市川選手が推薦されたようです。(残念ながら1軍秋季キャンプには呼ばれませんでしたが)

その大きな成長が評価されて、年俸も40万アップの520万。

来季1軍キャンプに呼ばれるかどうか判りませんが、来季は1軍昇格へ向けて大事な1年になるのでは無いでしょうか?
バッティングに関しては、今季と同等か、今季以上の打率、ホームランは2桁を期待した所ですね。
この選手の1軍昇格への課題となるのが守備力。
入団投手は1塁専門で、あまりに下手でどうなるのかと思っていましたが、今年を見る限り大分上達したなという印象が持てましたし、今季から1塁だけではなくて三塁を中心に、高校時代に守っていた外野に再挑戦するなど、ポジションの幅を広げてきました。
走塁面という分に関しては今季の盗塁成功例率0%(6-0)が示すとおり、課題もありますが、走り始めたら6秒2とそれなりに速いですし、(個人的には6回を試みた勇気を評価したいですね。(来季は1つは決めて欲しいです。))守備、走塁のレベルが上がれば、非常に面白い選手だと思っています。

実は、個人的には鵜久森選手よりも期待している選手で、来季はぜひ札幌ドームで観たいなと思っています。

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将来のクリーンナップ候補で台湾代表の陽仲壽選手について

2007年12月04日 22時23分55秒 | 選手評価
台湾に勝って北京五輪アジア予選を3戦全勝で見事に五輪出場を決めましたね。
先発は満を持しての先発となったダルビッシュ投手
個人的には2安打完封で完勝だと思ったんですけど、調子が悪かったようで。
その割には、7回を3安打2失点。
陳金鋒に甘く入ったツーシームを本塁打された2点のみと悪いながらもチームに貢献しましたね。
打線では稲葉選手が好調を維持して3試合全てにヒットを放ちましたし。
とにかく、五輪出場が決定してよかったと思います。

そして今日から主力組の契約更改が始まり、不動のセットアッパー武田久投手、先発左腕、武田勝投手、不調に終わった八木投手の3左腕投手がそろって契約更改を終えたようです。
この3投手についてはおいおい評価したいとは思いますが。

さて、今日は日本ハムから五輪アジア予選に出場した選手がもう1人居ましたね。
台湾代表として出場した陽仲壽選手
台湾人留学生としてソフトバンクとの競合の末、ドラフト1位で指名された当時高校生№1遊撃手。
来年で3年目を迎え、来季は1軍定着が期待される若手のホープですね。
昨年のルーキーイヤーはファームで、

 91試合に出場し、打率.274(351-96) 9本31打点5盗塁(4刺)

という素晴らしい内容を残しました。
終盤には1軍に呼ばれ、試合出場こそ無かったですが、パ・リーグ優勝と日本一の舞台に居合わすという素晴らしい経験をしました。
そして今年。
調整不足で春季キャンプで怪我しファームで開幕を迎えるも、徐々に調子を取り戻して結果を残すと早々に1軍に昇格。
プロ初安打を記録するなど、結局、1軍の成績は

 55試合に出場し、打率.239(109-26) 0本10打点3盗塁(2刺)

という内容で、1軍定着の足掛かりを掴みましたね。
1軍昇格時は、ストレートは打てるが1軍投手の鋭い変化球にタイミングが全く合わず、三振ばかりしていましたが、シーズン終盤になるとその変化球にもついて行ける様になるなど着実に成長の後を見せました。
守備もまだまだ安定感に欠けますが、天性の強肩を生かした送球には目を見張るものがありますし、まだまだ伸びると思います。

来季の年俸も250万アップの1250万と大きくアップ。
個人的にはこの成績からすれば、ちょっとアップしすぎかなとは思いますが、期待料も込みなんでしょうね。

来季は期待もますます大きくなると思います。
今季は徴兵問題による調整不足で春季キャンプで故障するなど大きく出遅れましたが、来季はその問題も解決されます。
個人的には自主トレは出身の台湾ではなくて、日本で金子選手とかベテラン選手と一緒に自主トレを行って自主トレのノウハウを教わって欲しいなあと思っているのですが、どうなんでしょうね。
来季こそ、満足の行くキャンプを送って開幕1軍を果たして欲しいと思います。
ポジション争いは、遊撃は金子選手、飯山選手、三塁は小谷野選手、稲田選手、中田選手と厳しいと思いますが、その中で更なる成長を遂げてレギュラーを狙って欲しいと思います。

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