My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

平成19年度 風力発電事業特別会計予算

2007-04-18 21:32:19 | 風車日記
遅くなりましたが、平成19年度の風力発電事業特別会計の予算をホームページにアップしました。→風力発電 風力発電事業予算

昨年と大きく違う点は、風車施設の保守管理委託料が△7,400千円、基金積立金が△10,600千円、元金償還金が+18,659千円といったところです。
風車保守は昨年度が3年目で部品の交換があったのに対し、今年度は通常ベースの保守なので、減額となっています。元金償還金は今年度から、風車建設の際に借り入れた電気事業債の元金の償還が本格的に始まることにより大きく増額となりました。これにより、剰余金の積み立てである、基金積立金が減額となりました。ちなみに、元金の償還期間は12年間です。

現在、最大瞬間風速が30m/sに近づいています。10分間平均風速は22m/sほどです。西風なら既に停止している風速ですが、今日は北東の風なのでつい先ほどまで3機ともがんばって回っていました。今しがた、3号機で逆電力が発生して停止しました。この平均風速だと当分は再起動できそうにありません。

停止している3号機は、制御油ポンプの交換が必要なのですが、一週間以上経ってもいまだに風車メーカーから費用の提示がありません。一日も早く交換したいといっておきながらこの有り様です。技術サイドと営業サイドの連携は相変わらず、まったく改善されていないようです。技術屋さんには風車に対する愛情があるようですが、営業屋には・・・

風車アンカーリングの運搬が始まりました

2007-04-17 20:48:14 | 風車日記
本日午前0時より、民間事業者による風力発電所建設に伴う風車部材の運搬が始まったそうです。水切りの下田港からアンカーリングを一晩に一つ仮置き場まで運びます。
アンカーリング以外はすべて稲取港での水切りだそうですが、こちらはゴールデンウィーク明けの作業とのことです。
色々な意味で注目を集めている事業ですので、くれぐれも慎重に安全第一でお願いしたいと思います。

日経夕刊で「環境SOS ストップ温暖化」という連載をしています。今日はその第3回で北海道せたな町の洋上風車「風海鳥」の写真が掲載されています。将来は銚子沖あたりに大規模な洋上ウインドファームが実現するのでしょうか。

アースキッズ事業

2007-04-16 22:04:41 | 独り言
今日は往復4時間半かけて県庁へ行ってきました。熱海で新幹線の乗り継ぎが悪いと5時間かかります。往復の電車の中では、「ソトコト」という雑誌を読みました。次世代エネルギーQ&Aという特集に興味を引かれ購入したものです。目新しい内容はありませんでしたが、わかりやすくまとまっていました。

静岡市役所の気温計は13℃ということでちょっと肌寒かったです。

出張の目的はアースキッズ事業推進会議への出席でした。
アースキッズ事業は県から指定を受けた地球温暖化防止センターが自治体と協働で、小学生を対象に家庭での省エネルギーに取り組む内容です。
費用は2/3を県が1/3を市町が負担します。当町では風力発電の利益でこの費用を賄います。

事業の内容は家庭で1週間は普段どおりに生活して、その後1週間、省エネに気をつけて生活して、どういう結果が得られるかを確認して、いろいろなことを考えるというものです。

2週間毎日、電気・ガス・水道のメーターを読みます。また、ゴミの量などを計ります。子供たちの取り組みに対し、温暖化防止センターがコメント付きの認定書を交付して事業が終了します。

実施に当たっては、キックオフイベントとして、自転車発電やゴミの分別ゲームを実施して、子供たちに興味を持ってもらいます。
昨年、新エネルギー教室に参加した新5年生を対象としますが、継続して教育した方が効果が得られるだろうという、教育長の推薦により決定しました。

結果によって(先生方の反応によって)は、来年度以降も継続的に実施していけたらと考えています。


田舎の成り立ち

2007-04-15 19:51:35 | 独り言
今日は朝から、区(自治会)の総会に出席しました。昨年までは父親が出席していましたが、今年は自分が隣組の班長をやることになったので、初めて出席しました。

昨年度の事業報告と決算報告、新年度の予算などが承認された後、区長、副区長等の選挙が行われました。区長、副区長が任期満了で交代しましたが、本当にお疲れ様でした。
しかし、事業報告を見ても区の役員さんたちがいかに大変かということがわかります。

例えば、台風が来て、水路が詰まったり、倒木があったりしても自分たちで対応できる範囲であれば、区の役員さんたちが率先して片付けます。田舎ですから、多くの人が、ナタやノコギリなどを持っていますし。チェーンソーを持っている家もあったりします。

年に数回は「道つくり」といって、行政では手が届かないような里道などを自分たちで整備します。
また、冠婚葬祭の人生のすべての場面でとなり近所の人のお世話になります。

社会人になると、消防団→子ども会・PTA→区の役員というように絶えず地域コミュニティの中でなにがしかの役割を担うことになります。正直、面倒に感じることもあるのですが、皆が少しずつ協力して地域社会が成り立っています。

こういうことが維持されているからこそ、地震などの災害が起こっても、人的な被害を最小限にとどめることができるのです。田舎の人は自治会に加盟していれば、皆、一人暮らしのお年寄りがどこに住んでいるかわかっているのです。

これから、団塊の世代が大量退職時代を迎え、田舎への永住やトカイナカ暮らしを考えている人も多いと聞いていますが、こういう田舎の成り立ちに敬意を払い尊重する気持ちが必要だと思います。

私が総会に参加している間、子供たちが祖父といっしょにタケノコ掘りに行ってきました。帰宅後、たくさんのタケノコを庭先でおおきな鍋で茹でました。子供たちにとっては初めての良い経験になったことと思います。

日経朝刊

2007-04-14 21:46:46 | 独り言
今日は日曜日のわりに早起きでした。というもの、午前6時半過ぎに最大風速、33.7m/sを記録するなど強風が吹き荒れ、風車の過発電による停止で宿直からの電話で起されました。掛川市では突風で多くの家屋が被害を受けたようです。

今日の日経朝刊9面の特集「世界を語る」では、「米エタノールブームに警鐘」との見出しでレスター・ブラウン氏のインタビューが掲載されています。
「歴史上、食糧とエネルギーの経済は別々に存在してきた。今は二つの間に線を引けなくなっている。これが新しい大問題だ。米国の石油の不安を減らそうとして、世界的な食糧の不安を招いている。そこに水の不安が結びつく。このような構造を理解すべきだ」というコメントはバイオエタノールの抱える問題を端的に示しています。

米国でエタノールに変わる処方箋として、プラグインハイブリッド車と風力発電のことにも触れられています。また、日本で風力発電の活用が進んでいないことや、温泉が多いにもかかわらず地熱発電が普及していないことに疑問を呈しています。

以前、このブログでも、カリブの海賊さんや、安藤さんにご指摘いただいた問題が特集1面を使ってまとめられていますので、ご一読をお勧めします。

平成18年度月別風車停止状況を掲載しました

2007-04-13 20:14:44 | 風車日記
東伊豆町風力発電所、平成18年度の月別風車停止状況を掲載しました。→風力発電 運転停止状況

2月までは順調だったのですが、3月の年次点検に思いのほか時間がかかってしまいました。強風で作業できない日が4日ほどあったでしょうか。また、変電所の工事の解列依頼で2日ほど風車を止めなければならなかったのも効いています。
目標だった設備利用可能率97%は達成できませんでしたが、9月のピッチリンク機構の不具合及び改良工事による245時間停止以外には目立った故障はありませんでした。

先週の金曜日に制御油ポンプからの油漏れが見つかり、今週の月曜日には、三菱重工長崎造船所の技術員の方と話をしたところ、一日でも早くポンプを換えたいとのことでしたので、どのぐらい費用がかかるのかを教えて欲しいと言うと、それでは営業に伝えますとのことだったのですが、今日になっても一向に連絡がありません。

いつものことですが、ポンプ一つ交換する費用がすぐにわからないものなんでしょか。ポンプの値段と、労務費以外になにか難しい積算が必要なのでしょうか。技術員の方は「少しでも早く」ポンプを交換したいと言っていたのに!!

風車の取材

2007-04-11 23:02:21 | 風車日記
今日はテレビの取材がありました。
TBSで日曜日の午後に放映されている、噂の東京マガジンという番組です。ご存知の方もいると思いますが、その中に「噂の現場」というコーナーがあります。基本的には行政が叩かれる番組です。

当町で計画されている風車建設に反対する方からの情報提供により、番組に取り上げられたそうです。ということで、町にとっては良いことは無さそうなので、取材を断るという選択肢もあったのかもしれませんが、町長が自らインタビューを受けるということになりました。町の責任者が自ら取材を受けると決めたのは、私は良かったのではないかと思います。

町長室を締め切ってのインタビューでしたので、どのような内容なのかわかりません。私が以前番組を見た印象では中立ということはあまり期待できそうにありませんが、ディレクターの方は打ち合わせの時には中立に作ると言ってました。

夕方、町営の風力発電所をご案内しました。番組の趣旨からいって、おそらく町営風車の紹介はおまけみたいなものだと思うので、その部分が使われるかはわかりません。ディレクターが中も見れますかというので、どうぞ見てくださいと話すと、登るんですか?と訊くので、以前他局で登った方がいたことをお話したところ、レポーターの山口良一さんが、風見しんご君なら登るかもしれませんが、私は結構です、というようなことを言ってました。

オンエアーの予定は22日とのことでした。風車ファンにとってはあまり面白い内容になるとは思えませんが、中立の立場で作られているかどうか興味のある方はご覧になって確認してください。

ところで、番組を作る立場の方や、レポーター、スタジオの司会者やコメンテータの皆さんは、放送にあたりどの程度、風車や温暖化について勉強して臨むのでしょうか。

今週から幼稚園に通い始めた末っ子(3歳)に、「幼稚園は楽しかった?」と訊いたところ、にっこり笑って、親指を立てました、いわゆるサムアップというやつです。いったいどこでそんなポーズを覚えたんだ?ま、楽しくて何よりですね。

風車エラーの原因が判明しました

2007-04-09 21:55:05 | 風車日記
先週の金曜日に、制御油関係のエラーにより停止した風車3号機ですが、ポンプのメカニカルシールからの油漏れが原因のようです。
当初の予定ですと制御油ポンプは5年点検で交換することになっていたのですが、シールの消耗が思ったより激しいということのようです。

今年度のメンテナンス項目に入っていないので、別途予算で交換することになりそうです。今回の交換では、後からシールだけをその場で交換できるタイプのポンプに交換する予定です。1号機、2号機についても様子を見ながら今後、順次交換することになるでしょう。

問題はどれだけ費用がかかるかということです。場合によっては補正予算を組まなければいけませんが、昨年から予兆はあったので、今年度のメンテナンス計画に盛り込んでもらい、当初予算に計上した方が良かったように思います。
どちらにしても、あまりグズグズしていられませんね。

今日は穏やかな日曜日でした

2007-04-08 19:56:20 | 独り言
IPCCの第2作業部会の報告書が公開されましたが、ここでも米国と中国の横槍で、表現がかなり調整されているようです。本来、科学者が行う科学的プロセスだと思うのですが、そこに政治的な思惑が持ち込まれるのは世界全体のためには、明らかにマイナスではないでしょうか。英国のがんばりがなかったら、もっと酷いことになっていたかもしれません。
日本のマスコミもこぞって、この内容を報じていますが、一時的なものに終わらせずに、ぜひとも継続して地球の危機を訴えてもらいたいですね。

と、硬い話はここまでにして、今日は今シーズンの草野球が開幕しました。今年から職場のチームの監督になりました。監督とはいっても試合ごとの打順と守備位置を決めるだけですが。

今日の相手は大ベテラン揃いのチームでした。ピッチャーはなんと64歳だそうです。きっちり7回を完投されてしまいました。自分の子供どころかもう少し頑張れば孫とも対戦できそうだと話していました。かっこいいですね。

試合には次男と三男を連れていきました。試合中は同僚が遊んでくれていましたが、試合後、もっと遊びたいというので、クロスカントリーコースへ連れて行きボール使って少し遊びました。地元の少年野球のチームに入れようと目論んでいるのですが、「お父さんと練習する」と現時点では拒否しています。

すぐそばに歩き始めてさほど経っていないと思われる、赤ちゃんが遊んでいたのですが、うちの子が少しちょっかいを出したところ、一緒に来ていたおばあちゃんから、団子とおにぎりをもらってしまいました。子供を連れているとこういうことが度々あります。まあ、うちの子がずうずうしいというのもあるのかもしれませんが。お互い歳や名前を聞きあったりするわけですが、こういう時、やはり子供は社会の宝だと感じます。

今日は子供と遊ぶにはもってこいの穏やかな天候だったのですが、風車にとっては散々な日が続いています。取り敢えず、その後、油漏れに関するエラーは無く無事に運転しています。

5M機ですか

2007-04-07 20:11:25 | 風車日記
つい最近、三菱重工が現在の主力1M機から今後2.4M機に中心を移していくという記事を見たばかりですが、今日は朝食を食べながら読んでいた新聞に、風力最大出力機を2010年をめどに欧州に投入という記事が出ていました。

水深30メートルまでなら据付可能な、5M機を社内の橋梁などの技術を活用して実用化するそうです。ブレードなどの大型部品は現地生産する方針で英国とスペインで立地選定に入ったと書かれています。

重工の今年の風車生産見通しは約700MW弱。70億円を投じて来年は1200MWに増強予定。2010年には生産規模を2000MWに引き上げ、年間売上高も06年実績比で約5倍の2000億円強を見込んでいるとのことです。今年5%のシェアを10%に高めたいそうです。今まで9割以上がアメリカへの販売でしたから、いよいよ風力発電の本拠地へ挑戦ということでしょうか。日本代表ということになりますから応援しています。

こうなるとグズグズしている日本市場なんかバカらしくてやってられないんじゃないでしょうか。しかし、せめてアフターサービスだけはしっかりお願いしたいと思います。