My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

ku:nel(クウネル)って知ってますか。

2005-07-12 22:49:38 | 風車日記
昨日も風車の遠隔監視装置の前に午後11までいた。その後帰宅したが、午前3時30分に再度風車が停止して起こされた。すぐに風車を回しても停止するのは目に見えていたので、午前5時過ぎに再起動した。不思議と勤務時間中は止まらなかった。

今日は、東京電力が中部電力を連れて風車の見学に来た。どういう趣旨かは不明です。「風車は歓迎されてませんよね。」と言うとけっこう受けていた。そして「正直に言えば」と言っていた。

午後は現在風車が停止している原因の部品の交換について打合せをした。風車の増速機のオイルを濾すためのフィルターについてだが、1枚(個?)6万数千円するそうだ。しかし、いつものことだが、これが高いのか安いのか比較するものがないのでさっぱりわからない。まあ、安いことは無いと思うが。交換は関電工が月次点検の時にやってくれるそうなので、工賃は必要ないそうだ。ありがたい。これで三菱重工が来ないとだめだとすると、日当だけで1日、95,000円かかってしまう。重工業界ではこれも相場なのだろうか。

ところで、ku:nel(クウネル)というマガジンハウスから出版されている、隔月発行の本を知ってますか。一時期は月に2万円も雑誌を買っていたほどの雑誌好きの私は知りませんでした。
この本が当町の風車の取材に来ることになりました。8月の初旬の予定だそうです。取材するということは掲載されるということだろうか。どういう企画なんだろう。

今日も職場からです。

2005-07-11 21:51:34 | 風車日記
昨夜は風車の遠隔監視装置の前で午前1時10分まで粘り帰宅しましたが、風車3号機はその後再度停止し、朝7時に復旧しました。

今日は一日、いい風が吹き続け、日中は不思議なことに風車は止まりませんでした。しかし、勤務時間終了後の午後6時頃、昨晩と同じ内容で停止し、なぜだかわかりませんが遠隔監視装置からは復旧できなくなり、風車へ行ってきました。

すぐに、起動運転してもすぐに止まることは目に見えていたので、午後9時30分まで風車を休ませておき、少し前に起動しました。しばらく様子を見て帰宅するつもりです。

明日は、メンテナンス会社の担当者が、6月に実施した半年点検の報告書と、現在風車が停止している原因となっている部品の交換にかかる費用を持って来ることになっています。さて、いくらかかるのだろう。明日報告します。

何もない日曜日のはずだったのに

2005-07-10 23:02:31 | 風車日記
ただ今(日曜日の22:40です)風速15m前後の風車にとっては絶好の風が吹いています。
こんな時間になぜ風速がわかるのかといえば、風車が止まり、呼び出されて職場に来ているからなのです。風車は復旧して現在経過観察中です。

風車停止の原因は「オフラインフィルターポンプ過負荷」というアラームによるものです。風車メーカの名誉のために付け加えますが、これは風車が故障したことによるものではありません。増速機のオイルをろ過する為の補助的なオイルラインについているフィルターが時間の経過により目詰まりをおこし、圧送用のポンプに負荷がかかり、ポンプの保護のためにアラームが出て風車が止まったということのようです。

つまり、フィルターを交換する時期だということです。たぶん。現在フィルターの値段を問い合わせ中ですが、部品の価格は営業マターだそうで、即答いただけませんでした。問い合わせたのは確か、先週の火曜日(月曜日に問い合わせたのですが夏季は月曜日は休みだということを忘れていました)だったと思いますが、たかがフィルター1つの値段を調べるのに何日かかるのか楽しみです。たぶん明日ぐらいにはわかりますよね!

などと嫌味を言ってもしょうがありませ。今月もまったく風が吹かず予定の発電量を大きく下回っているので、今日のような絶好の風が吹いている中、風車を止めておくことは出来ません。といっている間にまた、風車が同じアラームで止まりました。すぐに復帰させました。ということで、風が弱まるまで粘ることとしました。しかし、止まるたびに宿直者に電話が入るので申し訳ないなあー。今日の宿直者は私と同期の斉藤君なので勘弁してもらおう。


大荒れの天気(風車はどうなった?)

2005-07-10 11:49:46 | 風車日記
昨夜から今日未明にかけて大荒れの天気でした。初めは雨だけでしたが、そのうち風も吹いてきて、最大風速は30m/sを超えました。

以前であればこの天候(西よりの強風)だと風車は確実に過発電を起こし止まっていました。しかし、今回は止まりはしましたが自分で再起動しました。

以前と現在の違いですが、現在、風車は10分間平均風速が15m/sを超えると、出力のターゲットを520kwに絞り運用しています。これにより、ピッチ制御をシビアに行う必要がないので、過発電が防げる上に逆電力(モータリング)も防げます。ですので、止まる頻度が減っています。

過発電、カットアウト、逆電力が強風の時に風車が停止する原因ですが、一度解列すると、風車(うちの風車に限る)は風速が一定(17m/s)以下にならないと再起動しないように設定されています。なぜなら、強風時に再起動しようとすると、並列が上手くいかないで、電力品質に悪い影響を与えることが判明したためです。(系統が相当弱いので)

以上を見ると、パワーカーブがカタログ値から大きくはずれていて、かなり損をする印象を受けると思いますが、実際には風車が無駄に停止している時間(停止から呼び出しを受けて風車を起動するまでの時間や、起動後すぐに再度停止してしまい風車が止まっている時間)を考慮すると、年間の合計発電量は大きくロスしないとの検討結果が出ています。また、経験値と比較してもそう感じます。

今後は、風の乱れが大きい西風と、比較的楽な東風の時の制御の風速の設定値を変えるとか、並列時の発電機の同期回転数のまたぎ方を分析して、電力品質に悪影響を与えない制御方法を考えるなどの対策が風車メーカーにより研究されることを希望しています。

ぼつぼつと夏の予約が

2005-07-08 21:57:00 | 風車日記
もうすぐ子供たちの夏休みが始まります。妻は一人で4人の子供の相手をする夏休みが近づきため息をついております。

夏休みということで、子供がらみの風車見学の予約が2件ほど入りました。1件は三島市の小学生たちで構成されている、環境探偵団なるグループです、。もう1件は地区の建設業協会が国土交通省の補助を受けて実施する親子現場見学会です。

子供たちに地球温暖化や風車の話をするのは、大人相手よりも難しいです。少しでも興味を持ってもらえるように工夫しなくてはいけません。

秋には町の主催で風車の見学会を開催したいと考えています。自由に風車を見学してもらい、現地に張り付いて説明したり、質問を受けたりしたいと思います。

なんと風車、新記録達成

2005-07-07 21:42:03 | 風車日記
風車が新記録を達成しました。なんと昨日1日で、3機合計でなんと4kwhしか発電しませんでした。動揺して「なんと」をなんと2回も繰り返してしまいました。三号機に至ってはなんと(しつこい)発電量0kwhです。だんだん私の所属している係が「おいおい、しゃれになんねーな」という暗い雰囲気になってきたような気がします。

天気図を見てもしばらくの間、風が吹きそうもありません。って天気図読めませんがすべてが悪い方にしか考えられなくなっています。このまま一生風が吹かないのではないでしょうか。誰でもいいので大きな声で「そんなことねーよ」と言ってください。


平成16年度風車運転「停止」状況をアップしました。

2005-07-06 20:08:55 | 風車日記
昨晩平成16年度風車運転停止状況が追加されました。風力発電
運転状況も公開されていない風車が多い中で停止状況まで公開しているのは、全国初?かもしれません。この他にも平成17年度風力発電事業特別会計予算など他では考えられない内容になっています。また、9月議会終了後には平成16年度決算もアップする予定です。

これを見るとわかりますが、昨年度は落雷、メンテナンスとその最中に見つかった、主軸カップリングのミスアライメントなどにより1年間のうち10%近く運転できない状態でした。これをせめて5%以内に収めたいのですが、これはやはりひとえに風車メーカーの努力にかかっています。

風車が故障してから復旧までにかかる時間は、故障部品の納期がものをいいます。そこに期待して国産風車にしたのですが、今までのところ残念な結果となっています。今後改善することを期待しています。




風車1周4.4円

2005-07-05 21:10:39 | 風車日記
今日も無風だった。
朝8時から夕方5時まででわずか2,000円分しか発電しなかった。風車は定格(フル発電)運転のときは1周4.4円発電する計算なので、今日は風車1機あたり150回転しかしていない計算になる。(定格運転と比べてもまったく意味はないが)

こんな意味の無い計算をしてしまうのもすべては風が吹かないからだ。今年度に入って(3月発電分)から4ヶ月間で収支目標と比較してマイナス200万円となった。前年同月比だとマイナス500万円程度か。詳細な運転実績は風力発電でごらんください。

風車がたくさん稼ぐとやりたい企画が通りやすくなる。例えば、低公害車の購入に補助を出すとか、あるいは公用車としてハイブリッド車を購入するとか、事務連絡用に電動バイクを買うとか。生ごみ100%のバイオマス発電に挑戦するとか。考えたらきりが無い。

風よ吹け吹け、風車よ回れ。

太陽光発電システムへの補助金の受付が始まりました。

2005-07-04 19:55:58 | 風車日記
本年4月より風車の収益を原資に始まった太陽子発電システム設置に対する補助制度ですが、7月1日より2次募集が始まりました。

今のところ、初日に6件の応募があり、1次募集と併せて9件となりました。また、補助金を受けられなかったものも把握しているだけで、4件あります。3月末での町内の設置数が23件ですから今年度現時点でその半分以上の設置があったことになります。嬉しい限りです。

国の集計によると太陽光発電の設置費の平均は70万円/kw程度のようですが、今までの応募を見てみると、55万円/kw~85万円/kwと様々です。性能にはさほど差がないと思うのですが、メーカーによってかなりの価格差があります。この差は製品の値段によるものなのか、販売代理店の差によるものなのかわかりませんが、どちらにしても大金がかかりますので、慎重な検討が必要だと思います。