My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

風車停止中です

2007-09-07 23:59:05 | 風車の故障
台風は当町をかすめるように北上して行きました。
町内では倒木などはあったものの、大きな被害は
発生しませんでした。

風車はというと、外観上は問題ありませんでした
が、受電設備に異常が見つかりました。
現在、受電できない状況のため、風車を運転する
ことができません。
ですので、風車に本当に被害が無かったのかどうか
わかりません。多分大丈夫だとは思いますが。

受電設備については、今朝、現地確認へ行ったとこ
ろ受電していないことに気付き、受電キュービクル
を開けてみたところ、遮断式の避雷器の一部が焦げて
碍子が一部粉々になり飛び散っているのを発見しま
した。

理由は落雷か風車が連系している系統の事故の影響
のどちらかだと思います。初めは落雷を疑っていた
のですが、その後、東電から連絡があり、何箇所かで
系統に倒木があり、配電線に傷が付き、現在仮復旧
なので、来週にも本格復旧したいが、それまでは、
風車を連系しないで欲しいとのことだったので、その
影響も考えられるのではないかと思います。

今後は損傷した避雷器を交換し、東電の配電線の復旧
を待って受電し、その他の電気設備や風車に異常が
ないかを確認することになります。残念ながら土日が
からむので、受電設備の復旧は来週火曜日になりそう
です。風車ブレードやタワー、基礎などに異常が無かっ
たのは何よりでしたが、最終的に運転をして確認する
までは心配です。

来週月曜日から予定していたブレードの改良工事は予
定どおり実施することになりました。初めての経験な
のでできるだけ現場へ出て様子を見たいと思います。

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4 コメント

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Unknown (サトキ)
2007-09-08 11:17:19
車で箱根は越えられない、アメリカの高速道路ではいつ故障するかわからない。と聞いた事があります。しかし、今日では多くの方々の努力で、心配は燃料の確認だけとなった。今、風力にたずさわっている方々はまさに自動車の初期の時代で、枕を高くして寝ておられない開拓者の気分で24時間ご苦労されておられるのだなと伊豆町風力発電所からの報告で改めて感じております。
3号機がとまった、キュービクルの碍子破損、送電線には他の需要家が挿入した線路の課題、電力側が故障したときの課題、瞬間40メートルの状況、三菱重工がより安全なヨー制御の開発等々台風時の情報をいち早くお忙しいなか公開して下さる。頭が下がります。

多くの風力関係者がご苦労されている、生の貴重な情報を公開しあうことはいつかは枕を高くして眠れるだろうし風力発電がしっかりと車のように確立すると思うのです。皆、頑張ってほしい。
返信する
地道に努力します (kynthm)
2007-09-08 21:16:48
サトキさんありがとうございます。
どんなことでも、一足飛びに上手くいくなんていうことはないわけで、風力発電も地道に故障しにくいものへと改良を重ねていくしかありません。

結局は風力発電にかかわる人たちが、自分の持ち場で努力するという当たり前のことが大事なのかもしれませんね。
返信する
目視では碍子の損傷ですか? (enutea)
2007-09-09 02:21:31
災害調査・復旧、頑張ってください。

で、電気設備の損傷は
目視では避雷器の損傷だけでしょうか?

避雷器が壊れるくらいなら、

配電線引き込み柱のSOGが
動作していないでしょうか?

SOGが引き込み柱の上にある
高圧気中開閉器(AS)を動作させて
配電線の系統から切り離しているはずですが...。

電気設備内部の遮断機で切れているんでしょうか?

もしかしたらSOGも壊れてたりして...。

SOGは、
高圧気中開閉器が載っている電柱の
目の高さ位に”弁当箱”くらいの
制御器として付いていると思いますが、

これには動作表示のLEDが何個か付いていて
故障なども表示していると思います。

それよりなにより、電気設備に絶縁破壊が
起きていなければ良いのですが。

電気設備の全停時に避雷器やコンデンサーを
母線から外し、対地間と相間の絶縁抵抗で判断します。

変圧器では、一次側と二次側間の絶縁抵抗を計る
くらいでしょうか。

データロガーによる時系列の故障動作記録があれば
故障発生時の状況が推定できるんですが、
そういう記録は残ってませんよね。
# 記録と故障個所が推定できても
# いつ起こるか判らない
# 天災に対する予防は出来ませんから。(^_^;)
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歯がゆいところですが (kynthm)
2007-09-09 16:17:33
enuteaさん、いつもアドバイスありがとうございます。

目視で損傷が確認できたのは非雷器だけでした。
受電設備周りの主回路については、絶縁抵抗測定をしてもらいましたが、大丈夫そうです。

電気については全くの素人なのですが、SOGはパスの内側(風車側)での短絡事故などが系統に波及しないようにパスを開くためのものでしょうか?
系統側で地絡があった場合でもSOGは動作するのでしょうか?

私が確認したわけではないのですが、パスのリレーは動作していました。また、受電盤のLBSは開放されていませんでした。

時系列の故障動作記録というのは無いと思いますが、確認してみます。

しかし、本当は素人ではいけませんね。歯がゆいところです。復旧作業の時はできるだけ立ち会って少しでも勉強したいと思います。
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