過速度が風車にとって恐ろしいものだとわかっていても、過速度が発生して、それにより風車が倒壊するに至るまでを明確にイメージできる人は、風車メーカーでも開発に携わっている一部の人だけだと思います。
発電機の故障ですぐには復旧できそうもない中、強風が吹く予報が出ている。主軸ブレーキをONしてローターを固定した状態で風車を強風に晒すのは避けたいというのは理解できます。それで主軸ブレーキを開放してピッチをフェザリング位置に固定したのでしょう。(この判断が正しかったのかは私にはわかりません。)
ピッチの固定がマニュアルに沿って実施されていれば今回の事故は防げたかもしれません。油圧低下の警報が出た時点で主軸ブレーキをONしてヨーを風向に対して直角まで旋回していればここまで重大な事故には発展しなかったかもしれません。
風速20mの状況では、過速度の開始から定格回転数の倍まで回転数が上昇し、数十秒で倒壊へ至るそうです。
もちろん、基礎のコンクリートかぶりが不均一だったことなども報告されているので、過速度だけが今回の原因のすべてかどうかは現時点ではわかりません。ただ、過速度事故はかなりの精度で事故経緯をシミュレーションできるそうですから、今後の解析が待たれます。
ここまで書いたことはほとんど受け売りなのですが、制御系の故障や人的ミスが重なっても、今回のような事故が起きないようなシステム(ハードと運用の両面)が必要ということになるのでしょうか。
しかし、勉強しなければならないことがまだまだ多いです。
発電機の故障ですぐには復旧できそうもない中、強風が吹く予報が出ている。主軸ブレーキをONしてローターを固定した状態で風車を強風に晒すのは避けたいというのは理解できます。それで主軸ブレーキを開放してピッチをフェザリング位置に固定したのでしょう。(この判断が正しかったのかは私にはわかりません。)
ピッチの固定がマニュアルに沿って実施されていれば今回の事故は防げたかもしれません。油圧低下の警報が出た時点で主軸ブレーキをONしてヨーを風向に対して直角まで旋回していればここまで重大な事故には発展しなかったかもしれません。
風速20mの状況では、過速度の開始から定格回転数の倍まで回転数が上昇し、数十秒で倒壊へ至るそうです。
もちろん、基礎のコンクリートかぶりが不均一だったことなども報告されているので、過速度だけが今回の原因のすべてかどうかは現時点ではわかりません。ただ、過速度事故はかなりの精度で事故経緯をシミュレーションできるそうですから、今後の解析が待たれます。
ここまで書いたことはほとんど受け売りなのですが、制御系の故障や人的ミスが重なっても、今回のような事故が起きないようなシステム(ハードと運用の両面)が必要ということになるのでしょうか。
しかし、勉強しなければならないことがまだまだ多いです。