My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

当日記の内容については風車ファン以外の無断での転載転用を固くお断りします。

まちづくり講演会

2007-02-22 23:21:47 | 独り言
昨日は午後7時から、まちづくりに関する講演会を町と議会の主催で開催しました。
講師は由布院市議の小林さんという38歳の女性の方でした。アフリカで生まれ、日本女子大を卒業後、外資系の銀行を経て早稲田大学文学部に学士入学、卒業後、湯布院の亀の井旅館やシンクタンクで働き、その後、まったく地縁も血縁も無い湯布院町議に市町村合併に反対して立候補し当選。現在は合併後の由布市議を務めているという、なかなかユニークな経歴の持ち主です。

合併に反対していたぐらいですから当然なのかもしれませんが、賛成していた方たちも、今では合併を後悔しているとのことでした。生活基盤や文化が違う人たちがいっしょになってもまちづくりが上手くいくはずが無いという考えをお持ちで、合併したら地域づくりは、以前より更に狭い地域で実行する機運が出てきているということです。やはり、自分たちの住んでいる地域のことを自分たちで決められなくなるのは、まちづくりの上で大きな痛手となっているとのお話でした。

また、最近、清里化した湯布院を何とかしようと奮闘しているそうです。去年より今年、今年より来年と右肩上がりで観光客を増やそうというのはどだい無理な話であり、本当に湯布院に来てゆっくりしたいという方だけに湯布院に来て欲しいし、迎える方もそういう方を歓迎したいということでした。

経済と同様いつまでも右肩上がりの成長を望むのは間違っているように思いました。現在、子育て中の若い世代が、ふるさとで自分の子供を育て上げるのだという決意のもと、まちづくりに取り組みはじめているのが心強いとも仰っていました。

私も、ふるさとのこの町で、4人の子供を育てるという覚悟を持っています。その子供たちのために、持続可能な社会作りが必要だと感じています。そのために必要だと思うことを信じてやり続けていくしかありません。

今日は全国草原サミットの打ち合わせに参加してきました。具体的な動きはこれからですが、うまく形になるようでしたらまた紹介したいと思います。