岩屋の風車倒壊事故の中間報告がありました。
基礎の設計ミスか施工不良というのが大方の見方だったわけですが、思いもよらぬ原因が浮かび上がったようです。
風車が過回転したことが原因かもしれないということのようです。定格回転数19rpmのところその倍の38rpm「以上」で回転していた可能性が指摘されています。今後この点はより詳細に分析されると思います。
思いもよらぬと書いたのは、過回転は風車にとって最も恐ろしいことなので(多分)、そういうことにならないように安全装置が設計されていると思っていたからです。
報告書によれば、発電機の故障によりマニュアルに準拠して主軸ブレーキを開放状態にロックしてピッチ固定用ブロックでブレードをフェザリング位置に固定していたとのことです。この状態だと油圧が抜けた上に固定用ブロックがはずれてしまうと、ピッチ角がファイン状態になり風車は回転を始めてしまいます。(実際そういう可能性が高そうです。)
このような場合には最終的には主軸ブレーキが効くようになっていなければいけないと思うのですが、主軸ブレーキは開放状態でロックされているわけです。マニュアルに準拠しての処置とのことですが、このあたりに問題は無いのでしょうか?
当町ではこういう運用をした経験は無いのですが、どちらにしても今回の事故の原因がこれから3週間程度を目処に報告されるようですので、風車メーカー(シーメンス)としての見解も明らかにされることを期待します。当町でも風車メーカー(三菱重工)からこの事故をどのように分析するか聞いてみたいと思います。
基礎の設計ミスか施工不良というのが大方の見方だったわけですが、思いもよらぬ原因が浮かび上がったようです。
風車が過回転したことが原因かもしれないということのようです。定格回転数19rpmのところその倍の38rpm「以上」で回転していた可能性が指摘されています。今後この点はより詳細に分析されると思います。
思いもよらぬと書いたのは、過回転は風車にとって最も恐ろしいことなので(多分)、そういうことにならないように安全装置が設計されていると思っていたからです。
報告書によれば、発電機の故障によりマニュアルに準拠して主軸ブレーキを開放状態にロックしてピッチ固定用ブロックでブレードをフェザリング位置に固定していたとのことです。この状態だと油圧が抜けた上に固定用ブロックがはずれてしまうと、ピッチ角がファイン状態になり風車は回転を始めてしまいます。(実際そういう可能性が高そうです。)
このような場合には最終的には主軸ブレーキが効くようになっていなければいけないと思うのですが、主軸ブレーキは開放状態でロックされているわけです。マニュアルに準拠しての処置とのことですが、このあたりに問題は無いのでしょうか?
当町ではこういう運用をした経験は無いのですが、どちらにしても今回の事故の原因がこれから3週間程度を目処に報告されるようですので、風車メーカー(シーメンス)としての見解も明らかにされることを期待します。当町でも風車メーカー(三菱重工)からこの事故をどのように分析するか聞いてみたいと思います。