空腹の構え

もっぱらチャリンコ、他ものづくり

夏油TT2017

2017年07月16日 09時48分41秒 | レース・イベント
雨上がり、まだ少しパラつくが
路面はほぼ乾きつつある。



天気は曇りで微風。
絶好のTT日和だ。



今年ガウデンテは
8人もエントリー。
嬉しい限りだ。



チーム分けに苦心した。

最終的に去年のリベンジ組と
新参加組とで4:4分け。



今年はチームでトレインすら
走っていない。

チーム崩壊しなければいいが。



個人的な問題はDHバー。

サイロンは普通の状態で
サドルが前乗りMAX状態。

エアロポジションのためには
サドルをより前に、ハンドルは下に
移動せねばならぬが出来ない。

数日前にDHバーを前寄りで
つけて試走したが、

ハンドル位置が高すぎる。
サドル位置が後ろ過ぎる。

パワーが維持できずダメだった。



サドルに合わせてDHバーを
普通に合わせると、

ド平坦でほぼ同じ。
(実際、普段の下ハンと同じ)

下りはちょっと速い。
登りは遅い。

登りと平坦は下ハンを持ったほうが
踏ん張りがきき、速い。となり、

DHバーのメリットがほぼ無い。


KMKさん。MGMさんもいた。
全日本6位。と、そのコーチ。



夏油を獲りにきたな。






個人TT、出走の15分前。
足カバーのヴェロトーゼを忘れていた。

急いで取りに戻ると出走2分前。
もう履く暇がない。

無駄に脚を使ってしまった。

まだちょっと心拍高めな状態で
個人TTスタート。

ウォーミングアップしたと思う他ない。


動画

スタート直後の平坦、
38km/hまで上がる。

疲れる前に35km/hに下げる。

DHバー掴んだり、
下ハンにしたり。

だんだんと疲弊が溜まると、
やっぱり下ハン。

パワー値をチラチラ見て
330Wあたりを意識する。

ようやく後半への十字路を右折。

試走では60km/h出る自信があったが、
やはり相当脚力を使い過ぎている。

無理っぽい。
このまま維持するので精一杯。

なんとか平坦を加速し、下りは惰性。
短い間に回復せねば。

下りコーナーを抜け、いよいよ55km/hまで
上げようという時だが、踏み抜けない。

それでも必死に足に力を入れ、
なんとか52km/h以上はだす。

心肺と脚力はもう限界。
なのだが、路面の凹凸が楽しい。

ゼンティスとコルサスピードの
感触の良さに心の中ではニヤけている。

もっと荒れ続けていれば他の選手には
マイナスで自分にはプラスだぞっと。

あ、もうゴールだ。
この区間もの足りない!!

08:14
足も使い果たし申し分ないのだが、

エアロなことが出来ていないのが無念。
ディープホイールも使っていないし。
(タイヤがないから)




戻ると、
くまお氏が沈痛な面持ち。

トイレで遅れて
DNSだったらしい。

優勝候補なのに、
ゴキソエンヴィなのに、

勿体ない…。







次はチームTTだ。

メンバーの自己計測タイムを
聞くとほぼ近い。

(大会リザルト)
TNDさん8:13
KING氏 8:15
KSIさん8:43(足抜いたな)

しかし中身を聞くと
クライマー2人は前半速い。

KSIさんは発射台をして2分で
抜けると言っているが、却下で。

4人最後まで走った方が
きっと速いハズ。勘だが。

ということで、
1番目KING氏。
2番目ワ。
3番目KSIさん。
4番目TNDさん。
の順列。

去年同様、注意すべきはTNDさん。
頼む、"押さえてくれ"。

でないと、ワが足引っ張るゾ。


もう1組のガウデンテ。
ISZさん。
KIKさん。
TKHさん。
FKOさん。

ぶっちゃけ、こっち側で
ペース合わせる役で走りたかった…



チームTTスタート。


動画

やはり、、、TNDさん、
後ろを千切る。



個人の時より風が強いし、
マイペースでもないのでキツイ。

千切れぬよう限界まで耐えた結果、
後半の曲がりに入ってから前に出れず、

得意の下りで以後でタレてしまい、
足を引っ張る形に。

KSIさんがここで活躍。
発射台やめさせてよかった。

TNDさんは元気いっぱい。
KING氏は疲れながらもまだ余力有り。

一方ワタクシ、終わっております。
回復も追いつかない。

もはや金魚のフンのように
ギリギリ付いている程度。

ローテーションはすでに
めちゃくちゃだが、

KSIさんとTNDさんが
ブリッジをかけ崩壊を防ぐ。

ようやくゴール。。。
去年よりはマシかな。

8:15。



表彰式。
の前にチーム紹介??

チームリーダー強制?

壇上にあがるの面倒だなぁ。
…いいこと思いついたぞ。

KSIさんにチェンジ。
ISZさんとマッスルスパーク!!!



いい画が撮れた。

しかし、筋肉の健闘むなしく
今年はチームTT5位…

やはり練習しないとダメね。

ただ、嬉しいことに、
個人年代別で2位になっていた。

『棚から牡丹餅』とはこのこと。



TNDさんも年代別2位。
コルノのHRさんも2位。

2位ばっかだな。

岩木山ヒルクライム2017

2017年07月10日 19時51分52秒 | レース・イベント
目標の体重63kgには2kg届かなかったが、
パワーウエイトレシオ的には上々な出来。

今年は狙えるかも。
岩木山ヒルクライム1位!
(10kmで)



だったのが1週間前に風邪をひき、
数日で完治を期待も実らず、
真っ最中バリバリの病人。

日常生活に支障のない程度。
欠場するほどでもないし出走。

この1週間はホイール比較テストをしただけで、
練習らしいことはしていない。

比較テスト時で最速より3分弱も遅い。
風邪でどれほどパワーが落ちているのか…



知る限りチームメイトの
KIKさんのみが優勝候補でライバル。



自分はダークホース狙いで
こっそり勝つつもりだったが、

風邪をひいてはさすがに
無理だろう。

奇跡的に
“なぜか身体が熱くて速かった”
を期待するだけ。



警察が早く行けと脅してきたらしい。



予定より数分早くスタート。



先頭を陣取っていた
ガウデンテチーム。

トレインを形成し、
山嫌いのKSIさんが発射台。



役目を果たし、KIKさんと
自分は理想的に山岳へ突入。



さて、今日の我が脚力のほどは
いかほどのものか。

スタート直後なので450Wなんてでてる。
無論、持続するつもりは無い。



おおよその感じはつかめた!
ついていけないなコリャ。

前をゆく4人を見送り、
マイペースにパワーを落とす。



マイペースとはいうが、
いつもより全然踏み込めない。

250Wあたり。やはり風邪はいかんな。



300Wを維持したいが無理。
にしても、、、

随分ケイデンスが遅いな…
あれ?

スプロケ、これ28速じゃないな。
なんてことだ。ローが25速のやつだ。

前日、ヒルクライム用の
14-28Tを付けたと思っていたら、

12-25Tっぽいな。まぁいいか。

優勝出来ないなら、
諦めが付きやすい。



10km走者に3~4人さらに超され、
おそらく7~8位。

入賞もないので、来年また
心置きなく10kmエントリーだ。



鼻の奥にお水が大量にあり、
そこそこ苦しいが、

実力的にはこんなもんだろう。

一応、練習も兼ねて、
コーナーでは立ちこぎで走る。



ゴールが見えた。10km走者はいないし、
平和にゴール…



って、15kmの人、もがきダッシュ。
自分10kmだし、もう15kmの順位はアレだし。



クリテリウムでも入賞に届かない人が
スプリントしてくるのは好きでは無い。



最後まで安全を意識したいものだ。









1位、KIKさん。流石だ!

優勝するだろうと思っていた人が
勝っていたのは、嬉しい。

一方的だがライバル視していたので、
目標としていた点は正しかった。

…うげっ数え間違えたか。
ワシ、入賞してる。

不本意。



15kmの部、優勝、TNDさん!
優勝出来ないと思っていた。

うぬぬっ!ダメだっ!
なんか悔しい。
ラーメンで肥えさせねばっ!



来年も10km走るぞ。
3位未満はOKだ。



終了後、あまり知られていない温泉に。
静かにダラダラと浸かり鼻の奥を癒やす。



嶽より下った湯段という所。

嶽は"強い湯"。
湯段は"弱めの湯"で長湯しやすい。

ホイール対決

2017年07月02日 21時30分12秒 | -----ホイール-----
なるべく正確に比較するならば、
タイヤを揃える必要があった。

金欠で苦しい今年なのだが、
探究心(物欲)に耐えられず…



ようやく比較走行テスト!
ただし1回のみ。(時間が無い)



ゼンティス スクアッド4.2
コルサスピード(チューブラー)




フルクラム レーシングゼロ
コルサスピード(チューブレスレディ)



どっちも23C。
もちろん、"安い時"に買った。

<画像はヴィットリアジャパンから拝借>

2017年の6月時点で、
とある海外のタイヤ性能テストでは以下の通り。


コルサスピード最速。
TLRの方がTUより上。

以前、コンチ4000でも
同様にテストしたが、

値段が倍もするゼンティスが、
レーゼロに負けてしまった…。

ちなみにワットを一定にして
優劣を付けるのは自分はしない。

単純に全力に近い力をだして、
とにかく速くなる方を勝者。

力が出せるというのも
性能の一部とみなしている。



ヒルクライムで検証。

先にレーゼロ。
8.1km 3.8% 21:22 275.5W 22.6km/h

次にゼンティス。
8.0km 3.6% 21:17 278.7W 22.6km/h

結果的にワットも近いな。



下りも検証。一切ペダリング無し。

レーゼロ。
4.7km -3.6% 06:22 43.8km/h

ゼンティス。
4.6km -3.7% 06:24 43.4km/h


なぜか距離に違いがあるが、
サイコンのボタンを押した場所は同じ。
その誤差は1秒もないはずだ。

それを踏まえてみても、
互角!!誤差の範囲。

倍も違う価格差から見ると
憧れのカーボンホイールの現実が痛い。

まぁ、見た目第一主義で
買ってるから後悔はないのだが。
(クリンチャー買っとけば
良かったという後悔はある。)



ただ、この2つのホイール。
ペダリングの感触はだいぶ違う。

レーゼロは辛くなると頑張れず、
タレるのを回避するのに、
ほどよく力を抜く必要がある。

頑張れないが転がりが良く、
ベストを心がけると結果速い。

踏むペダリングの方が楽。


ゼンティスは、辛くとも頑張れる。
力を込めて走っていた気がする。
気を緩めると足も緩んでしまい遅くなる。
始終攻めを意識することで速くなる。

回すペダリング(パイオニアで効率のよい)を
意識しないとパワーが伝達しない。



走行中はゼンティスのほうが
速いんでないか?と思っていたが、

レーゼロは足が緩んだときでも
減速せず転がっていたのだろう。

下りで僅かにレーゼロが速いのは、
タイヤの転がりの良さだと推測。

タイヤとハブはレーゼロが勝り、
エアロと軽さはゼンティスが勝る。

僅かなその違いがちょうど五分。


速さは互角だが大きく
差が付いている点がある。

ゼンティスのチューブラーの方が、
タイヤが柔らかく快適。

チューブレスの方が快適なはずだが、
ホイールとの相性だろうか?
ラテックスが単に好みなのか?

もう一つは、
辛い時でも踏み込みが頑張れる点。
それが楽しさに繋がり相乗効果をもたらしている。

緩斜面で立ちこぎに切り替え、
攻め続ければレーゼロより速いか?

急勾配ではゼンティスの方が
速いのでは?という推測。

酸ヶ湯でテストをしたかったな。



この結果を踏まえ、
ヒルクライムはゼンティスに決めた!

雨ならシーラント入ってるレーゼロ。