空腹の構え

もっぱらチャリンコ、他ものづくり

インプレ コリマ 24mm MCC"S+"

2018年04月01日 09時00分00秒 | -----ホイール-----
HRさん所有の山岳決戦ホイール。



TNDさんが試乗する機会に
(マタワルイコトヲモクロンデ…)
便乗させてもらった。


欲しいホイールの一つだったのだが、
現在は姿を消しているホイール。

体重制限100kg。

見た目は文句なしにかっこいい。

タイヤはコンチのポディウムTT。
19mmだったかな?



乗って、ほんの十数メートルで確信。
これは、イカン。カラダが保たぬ。

固っっったい!

コリマ47mmも履いたことはあるが、
それを上回る固さを感じる。

タイヤのせいもあるか?
サイロンとの相性問題かも。

漕ぎ出しはとにかく軽い。
が固い!たわみ無し。

路面のひび割れを全て伝えてくる無慈悲さ。

なによりも、巡行が大変。

向かい風とかの空気抵抗で
ペダリングが重くなるのと違い、

軽量で慣性がないことで、
常に360度回していないと
減速する感じがある。

軽すぎでスカスカな
わけではないが、
踏み脚とは全く相性が悪い。

踏むと無駄に脚力を"ロス"し、
反発のダメージも大きい。

回す脚でしっかり丁寧に
力を込めないと速く長く走れない。

トレインの後方で30km/h維持にすら苦労。
40km/hに上がる前に千切れて諦めた。

ペダリングの要領をつかめず、
我武者羅に走ったからだろうか、

爆弾の右膝が悲鳴をあげた。
痛みで走行断念。

出発してわずか30分後のこと。
帰るのに1時間もかかった。


ヒルクライム・ダウンヒル、
コーナーリング・スプリント。

試したい走行はあったが無理。
慣れてからでないと困難だ。

これは軽量な人専用の"山岳兵器"だ。
自分には扱えぬ武器。

ロード機材で敗北したのはサドル以外で初。
自分なら鉄下駄の方が速いであろう。

憧れと現実との乖離。
やはり試乗は大切だと改めて思った次第である。



HRさん、ありがとうございました。


ケツ痛ぇ…




ホイール対決

2017年07月02日 21時30分12秒 | -----ホイール-----
なるべく正確に比較するならば、
タイヤを揃える必要があった。

金欠で苦しい今年なのだが、
探究心(物欲)に耐えられず…



ようやく比較走行テスト!
ただし1回のみ。(時間が無い)



ゼンティス スクアッド4.2
コルサスピード(チューブラー)




フルクラム レーシングゼロ
コルサスピード(チューブレスレディ)



どっちも23C。
もちろん、"安い時"に買った。

<画像はヴィットリアジャパンから拝借>

2017年の6月時点で、
とある海外のタイヤ性能テストでは以下の通り。


コルサスピード最速。
TLRの方がTUより上。

以前、コンチ4000でも
同様にテストしたが、

値段が倍もするゼンティスが、
レーゼロに負けてしまった…。

ちなみにワットを一定にして
優劣を付けるのは自分はしない。

単純に全力に近い力をだして、
とにかく速くなる方を勝者。

力が出せるというのも
性能の一部とみなしている。



ヒルクライムで検証。

先にレーゼロ。
8.1km 3.8% 21:22 275.5W 22.6km/h

次にゼンティス。
8.0km 3.6% 21:17 278.7W 22.6km/h

結果的にワットも近いな。



下りも検証。一切ペダリング無し。

レーゼロ。
4.7km -3.6% 06:22 43.8km/h

ゼンティス。
4.6km -3.7% 06:24 43.4km/h


なぜか距離に違いがあるが、
サイコンのボタンを押した場所は同じ。
その誤差は1秒もないはずだ。

それを踏まえてみても、
互角!!誤差の範囲。

倍も違う価格差から見ると
憧れのカーボンホイールの現実が痛い。

まぁ、見た目第一主義で
買ってるから後悔はないのだが。
(クリンチャー買っとけば
良かったという後悔はある。)



ただ、この2つのホイール。
ペダリングの感触はだいぶ違う。

レーゼロは辛くなると頑張れず、
タレるのを回避するのに、
ほどよく力を抜く必要がある。

頑張れないが転がりが良く、
ベストを心がけると結果速い。

踏むペダリングの方が楽。


ゼンティスは、辛くとも頑張れる。
力を込めて走っていた気がする。
気を緩めると足も緩んでしまい遅くなる。
始終攻めを意識することで速くなる。

回すペダリング(パイオニアで効率のよい)を
意識しないとパワーが伝達しない。



走行中はゼンティスのほうが
速いんでないか?と思っていたが、

レーゼロは足が緩んだときでも
減速せず転がっていたのだろう。

下りで僅かにレーゼロが速いのは、
タイヤの転がりの良さだと推測。

タイヤとハブはレーゼロが勝り、
エアロと軽さはゼンティスが勝る。

僅かなその違いがちょうど五分。


速さは互角だが大きく
差が付いている点がある。

ゼンティスのチューブラーの方が、
タイヤが柔らかく快適。

チューブレスの方が快適なはずだが、
ホイールとの相性だろうか?
ラテックスが単に好みなのか?

もう一つは、
辛い時でも踏み込みが頑張れる点。
それが楽しさに繋がり相乗効果をもたらしている。

緩斜面で立ちこぎに切り替え、
攻め続ければレーゼロより速いか?

急勾配ではゼンティスの方が
速いのでは?という推測。

酸ヶ湯でテストをしたかったな。



この結果を踏まえ、
ヒルクライムはゼンティスに決めた!

雨ならシーラント入ってるレーゼロ。





コスミックカーボンアルチメイト

2015年08月14日 14時41分22秒 | -----ホイール-----
お借りしました。




マヴィック コスミックカーボンアルチメイト
2015年モデル?2014年か、どっちか。どっちでも同じか。




『すごいイイから乗ってみて~』と言われて、
4ヶ月くらいは経ったかな?

ようやく試してみることに。


平坦30km+山岳30km



ありがとうございました。


以前のモデルでは、
平地巡行35km/h以上じゃないと宝の持ち腐れ
 と、たしか言われていた。

以前のは乗ったことはないが、
重かったらしい。転がりはいいらしいが。




で、このモデルだと、これは、、、
まさに、頂点に立つホイール。



自身の脚質とも合っていた。
いや、回す派でもトルク派でもどっちでもいいのかもしれない。

グイグイでもクルクルでもガツガツしても、
どの速度域からでも
加速、巡行、スプリント、なんでも好感触。

操作性、乗り心地もよく長距離でも疲れなさそう。

タイヤはマヴィック指定なのが残念…
と思っていたが、走ってみるとこれもバッチリ。
転がり良く、グリップ良く、振動吸収よく、安定感がある。

いいものをあえて換える必要もないわけで。


オールラウンドとしては最強完璧。

これ以上の性能を求めると、
短所がきっときでる。

それほどバランスが完璧な感じを受けた。

わずかにケチつけるなら、
ブレーキ強くかけると、「キィッーー」ってうるさい。
ブラックマットなデザインなのでツルテカのフレームとはちょっと…

…性能でケチないよ。


高い!という短所があるとも思えるが、
これで安かったら、他のホイールの存在意義がなくなってしまう。
TT用のディープ+ディスクと山岳用の超軽量しか市場にはなくなってしまう。





最後に、じゃー、自分が買うか?と訊かれれば…






レーゼロカーボンクリンチャー。
不思議なもので。