空腹の構え

もっぱらチャリンコ、他ものづくり

限界を超えた先へ

2016年08月29日 22時32分28秒 | 鍛練・フォーム・休養
ずっと以前から悩んでいた。

ペダルを100%踏めていない。
もっと踏み込むにはどうすれば…と。



レースなどで強いトルクを
掛け続ける状況になると、

シューズから踵が脱げた
"スリッパ"な状態で
ペダリングをしている。



使っているSIDIシューズのサイズが
大きめのせいかと思っていた。


試着時は丁度のサイズでも、

運動すると足が引き締り、
平常時よりサイズが小さくなる。

使用し続けて柔らかくなったせいも
あるかもしれない。




新しいシューズを衝動買い。



(フラッシュすると光ってる)
((ドライバーに注目されたいっっ!!))




サイズを"丁度"に合わせ、
同じビンディングを使用して、

その上でパワーメーターを
確認しつつ走ってみて、

ようやく、原因が確定出来た。



『クリート位置が浅い』


スリッパ状態から推測すると、
足の指の付け根の位置、

つま先立ちの状態が
最も足を踏ん張れる。


通常のクリートの取り付け位置では
足の土踏まずの位置となり、
踏ん張れてはいなかった。

"回すペダリング"としてはベストなのだが、
踏ん張りたい時、加速したいときには、

下に踏み抜くだけを意識した
"踏むペダリング"の方が

自分にはシックリしている。

(こんな時、パイオニアのパワーメーターが
あれば分かりそうなのだが…)




原因と対策が判明したが、
どうすればクリート位置を前にずらせる?

こんな時には、
サイクルクリニック・タケウチ先生

処方箋にこれを付けて診よと。


【爪付きTナット M5x10(オチアイ)】



初診なので全部お任せ依頼。
一か八かの30mm前へ指定。





試すと足首からフニャフニャで
つま先だけでペダルを摘まんでいる
感じ。まともに力が入らない。


大失敗。



今度は自分で穴を開けて取り付け。
10mm前へ。


クリートに付属するビスでは
長さが足りなかったので、


【名称不明:頭φ14x2.3 首下8】

新たにトラスビスを注文。


【トラス小ネジ 頭φ11.8x3.1 首下12】

6角よりトルクスの方が
舐めなそうなのでそっちを選択。

つけてみたら、ついたけど…
まだ足りなかった。15mmが適正。




軽い試走では良い感じ。
高強度で実走して最終確認せねば。


またひとつ超えてしまった。
規格外のイカレた境地へ。

楽しいデブ

2016年08月15日 19時38分17秒 | 機材
ファットバイク。
新しいジャンルの自転車。

MTBでもかけ離れた性能、
と自分では思っている。


こんな面白いもの、
欲しいに決まっている。

では、買っちゃおうかい?
お値段はいかほどか?

…!!!


数年前はこんな感じで
高嶺の花であった。

8月にタケウチ店で試乗会。
KHSのファットバイク3台を乗り比べ。

乗ってみて、
パーツを見て、
値段を見て、

時代が来たな、と。
















北海道では冬の通勤に
MTBに代わりよく売れているようだ。


沖縄でもよく売れている。
多分、海に泳ぎに行くのに
砂浜まで走れるからか?


都市部ではファッション的な
魅せるバイクの位置づけ。


それら以外の地域はまだまだ
厳しい、という現状。




乗って面白いのはとっくに
知っているので、

個人の希望を述べらせてもらう。


真冬、圧雪路シクロを嗜み、
雪上エンデューロレースで
ファット、シクロを競走して
いるので参考にはなるかと。


ターゲットは、
通勤車、平地用として幅広い層向け。
キャンプに6輪するなら最高の1台。

通勤車なのに遊べるんだから
コスパは絶大。


軽さは重要。

雪上エンデューロでは
『脚をつかないように』
頑張って走っていた。

それなりに脚力のある人が、だ。

タイヤが太すぎると重くなるので、
4~4.5インチがいいとこなのでは?

脚力ある人で、
傾斜5%で5cmの新雪を登れる性能が…
欲張りすぎか?欲しいところではある。


サスペンションは不要。
太いタイヤだけで振動吸収は十分。
むしろそのくらいが面白い。

フレームは金額の面から
アルミがベスト。
カーボンは軽いが、高すぎる。
競技でもないし不要では?

ブレーキはディスク1択。

変速は現状高いが、シングル11速。
高速不要。走破性重視。
8速でもいいからとにかくシングル。


そして!最も重要なのが価格。
10万!

税込み100,000円!
企業努力だっ!

デザインは手を抜かないでっ!




軍曹号、FDAJの固着ネジを修理

2016年08月15日 17時53分36秒 | 軍曹号
軍曹号。

夏の夜の大量虫に嫌気がさして夜練中止。
ローラーは暑いのでやる気なし。

ということで、取り付け勉強を再開。

なのだが…



フロントディレーラーのアジャスター。
固着して全く回らず。、外せず。

それでも無理に回したら、
ネジがもげてしまった。



どのみち固着したネジは、
除去しなければならない。

ドリル、タップ加工を敢行。

まずは、ドリルが安定するように
平らな面に穴、の状態にグラインダで切削。



写真を撮り忘れた。
ドリルは3mm、3.5mm、4mmの順で穴を貫通させる。



インパクトドライバでやると
わずかに穴が斜めになる。

が他に方法が無いのでやってしまう。



下穴4mmにタップをM5。
斜めの穴を真っ直ぐになるように
無理矢理に矯正して、
慎重にねじ切り。



ペンチでしか回せない。
力が偏るので気が抜けない。
30分ほどかけてようやく貫通。



仮でワイヤーを取り付け完了。



…ケーブルの端にある黒いヤツ、無いな。
ちまちまと部品が足りない。

その都度、タケウチ店に
お世話になっている(邪魔している)。

また邪魔しに行かないと…

八島カップ ヒルクライム2016

2016年08月07日 21時24分24秒 | レース・イベント
仕事のため、初日の
タイムトライアル欠場。

仕事が終わってから
由利本荘市へ出発。


今回はFKOさんのお父さん宅へ
ご厄介になることに。


用意したお土産を暑さから守るべく
冷凍庫から保冷剤を出した時、

事件があったようだ。



『冷凍庫の扉、開けっ放し事件』



ばーちゃんがモナカアイスを
味噌汁のように啜っている。

家から悲鳴のような電話が…


もう一回
凍らせればいいではないか。





到着したのは夜9時頃。

お父さんは我慢出来ず、
寝てしまっていた。

FKOさんとレースの話をしながら
ディナーを頂く。

豪華ッ、ご馳走様です。







ヒルクライム当日。

バッチリな晴れ。
曇って欲しいのだがなぁ。


KING Bros.とTNDさん発見。



FKOさんもローラーでアップを開始。



自分は下見を兼ねてコースを走ってアップ。



緩斜面が多く激坂が短い。
下りも長めなのでヒルクライムが苦手でも
結構良いペースで走れるコース。


最初の長い下りになるところまで
先頭集団についていければかなりの
高成績に繋がる。


25分ほどの地点。
体力的にはギリギリ保つはず。

そこまではなんとか食い付いていきたい。
というのを下見で確認してアップ完了。






レース開始。



まずは先頭集団半ばで体力温存。



左からくまお氏。



今年も暑い。

去年は早々と暑さにやられ
終わってしまった。


今年は対策として、
ボトル1本にたっぷりの水を用意。
(重量より重要)


オーバーヒートしそうになったら、
身体に水をドップリとかける。


スタートしてから10分頃、
コーナーを曲がると道が狭くなり、
キツイ登りに突入。立ちこぎで対応。



ここでくまお氏、チェーンが外れる。
痛恨のタイムロス。



去年は自分もよく外れたなぁ。
52-34で。
今年は52-36。
たった2の違いで外れなくなる。



先頭集団のギュウギュウの中、
オーバーペースながら
周囲のペースに合わせて走る。



負荷が強かったせいで
発熱量が放熱性能を超えてしまった。

ヤバイ!水をかけたい!
しかし、今は余裕がない!

緩斜面までは脚も手も緩められない。


なんとか水をかぶれたのは15分頃。
頭は完全にクラクラして危険。



オーバーヒートした身体を
落ち着かせるために僅かなペースダウン。

ここで先頭集団から千切れることに。



何分で回復するだろうか。
焦れったいが押さえる。

20分頃、くまお氏に颯爽と抜かれる。
全然速い。これが上位のスピードか…



250~300Wのあたりの自分。

あとでくまお氏の動画を見たら
250~450Wで走行。勉強になります。


GoProをここで切る。
…そしてやっぱり撮影失敗していた。

こいつ嫌い!!



ここからは記憶を掘り起こす。



25分頃、下りに入る。
ここまでは先頭集団に残りたかった。

脚はまだある。
やはり問題は暑さだ。

この反省から、来年はスタート前に
上を冷水でずぶ濡れにしておこう。


60km/hほどで下る。
ギア52-12なら普通に回してこんなもの。

周囲に同じようなペースの人がいない。
あるいは数人のトレインが
できるだけでも70km/hはでるのでは?


35分頃、TKHさんと知らぬ誰がが道の脇で佇む。
パンクかな?声をかけると、「落車に合った~」
と聞こえた。去年同様、不運。


40分頃、だったかな?
チャリダーのステテコさんを抜く。
丁度、撮影バイクと重なり、
運が良ければTVに映ってるかな?
鼻水出てないか不安。


ステテコさんは辛どそうだったが
カメラ前では全力でナンカを喋る。
プロだなぁ。



45分頃、2カ所目の下り。
足がそろそろヤバそう。
僅かな休憩。


50分頃?だったか。
TKHさんに抜かれる。
落車が無ければ上位だったろうに。


この辺りでライバル発見。
登りは速い。緩斜面が遅い。
自分はその逆。
抜いたり抜かれたり、5~6回も
繰り返すとお互い意識が芽生える。

結果は緩斜面で大きく離して自分の勝ち。
このレースっぽい感じが楽しい。


55分頃、激坂。
いよいよきつい区間。

ここまで走ってきて
結構脚力を消耗している。

斜度10~12%だと11km/hほどしかでてない。


少し斜度が緩む。もうゴールまで数キロ。


最後にキツイ坂。

10km/hを下回る。
ギコギコと低ケイデンスで
絞るように回す。



ゴールが見えた。

と、横をスプリントしてゆく人が。
TNDさん。1秒差でゴール、された。


ゴールの達成感をTNDさんに盗られてしまった。
返してくれ。




ゴール直後、道の草むらに倒れ込むTNDさん。
この暑さの中を全力スプリントしたせいだろう。

熱中症になった模様。逝く。






1時間16分弱。
FTP280W NP273W。

レースをするほどパワーアップしている。
目標FTP300Wが近いぞ。



去年は暑さにやられダメダメだった。

今年は暑さ対策の
水ぶっかけが最初はタイミングを
失敗したが、その後は上手くいった。

夏の炎天下には上半身を
ビショ濡れ必須にしておこう。


だが、それでいても
一昨年とほぼ同じタイム。

強くなるって難しいねぇ。


分かっている原因は登りが遅いこと。
ラストで10km/h下回るとは思わなかった。

登りを速くすれば10分台に
到達できるのだろうか?

9分台のくまお氏の動画がいい勉強だ。

緩斜面で良いペースだと思っていた自分を
颯爽と抜いていった、あのペースこそ目標。


つまり、固定ローラーで1時間300W。


あぁ、なんと遠いんだ。



小ネタ。

トイレはゴール地点の仮設より、
もう少し上に登った駐車場の所が
空いている。




今年は晴れたのでチャリで下ろう。
と思ったが、なんとなくFKOさんの車に御中。

下ると路面が濡れている。
雨降っていた模様。

チャリを汚さずに(掃除せずに)済んだよ。
やっぱりヒルクライム下りは車がベストだっ!






表彰式と抽選会見たら予定時間が
遅くなったので、温泉をやめて帰路へ。


このお土産を買うのに17時頃までに
来る必要があった。



由利本荘市でキッチリとお酒購入。



途中で〆の錦ラーメン。



毎年の定番になってしまった。