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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

野蛮な読書

2024-05-07 23:24:12 | マイブック(は)
「野蛮な読書」
      平松洋子 著

何を読んでいるかの興味は秘密めいている。
とてもとても。
そしてそこから新たな喜びを知ることになる。
読み進める本に寄りかかりながら、沈み込みながら。
奔放な物語へと身と共に入り込んでいく。
それは薬となり毒となり快楽となり、弱さになり強さとなる。
言葉は自身を装飾し曝け出しもする。
呼び覚ます記憶を織り交ぜながら。

深い河

2024-05-07 23:12:42 | マイブック(あ)
「深い河」
      遠藤周作 著

それぞれに何かを負った人たちがインドへと向かう。
ガンジス河へと。
想いを見詰めながら、そして出逢いを巡りながら。
産まれ、生きて、死んでいく。
その生命の営みを再びにと感じていく。
もう一つの視点は神の存在。
神とはなんであるか、信じるもの。
愛とはなんであるか、生きること。
救われるもの、夢の境地、わたしは生きている、と。