余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

雪肌

2023-02-13 00:11:24 | 写真の扉の詩
雪の肌
冷たさの暖かさ
霧がでて
靄がかかる
肌に熱がともり
朱々とたつ
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修羅

2023-02-13 00:10:20 | 十五の詩
修羅になる
猫を跳び越え
鳩を飛び越え
遥か遠くに獣が見える
融合していく
修羅がゆく
激しく修羅になっていく
立ちつくす影
赤い手の平
黒い足裏
歩く
歩く
枝分かれてて
修羅
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ミミズ

2023-02-13 00:08:12 | 水声の詩
ミミズある
手の平ほどのミミズある
雨の日
みょうちくりんでエロチック
土に帰る
あるいは干乾びる
あるいは喰われ
あるいは食され
ミミズ千切れて
土に帰る
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月見る虎

2023-02-13 00:06:44 | 天秤の詩
ミステリーに雨が降る
実現のミステリー
ドアのノック、電話のベル
時計のアラーム
虎は月を見る
月は赤く
一息の咆哮のあと
虎は空を飛ぶ
そこに雨は降らなかった
いまここに雨は降る
春のいま
そそぐ光
光は明日と未来へと
雨は弱く優しく降っている
雨のおかげで眠気が訪れ眠れる
虎ふわりと鳴く
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