余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

君はいま

2023-02-03 01:18:21 | レターの膜(短歌)
君はいま
恋をしていますか
澄む
美しい愛しさを
抱きしめる
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美しい距離

2023-02-03 01:18:02 | マイブック(や~わ)
「美しい距離」
      山崎ナオコーラ 著

癌になった妻の死までの小説。
主人公は夫。
夫はあれこれと考える。
妻のためには、妻の母のためには、
サンドウィッチ屋を営んでいた妻。
仕事とは。
生を生きてきた中で、死を迎える中で。
やせ細っていく中で、出来なくなくなることが増える中で。
夫はいらいたする、妻と関わってきた人々の何気ない行為に。
心が狭いのだろうか、傲慢なのだろうか。
こうしたほうが、ああしたほうが、
してみてもいいのだろうか、言葉にしていいのだろうか。
死を受け入れられるのだろうか、死を受け入れるのだろうか。
過ぎ去っていく時の中で妻は離れ近づいて。
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