余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

ねえハルは

2021-07-15 23:57:52 | リンゴのいろ(短歌)
ねえハルは
はねてばっかり
いるんだね
ここにすわって
こっちを向いて
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正欲

2021-07-15 23:50:29 | マイブック(あ)
「正欲」
      朝井リヨウ 著

マイノリティとマジョリティ。
いつの時代も対立する二個体が存在する。
そのなかで性から見たマイノリティ。
そのマイノリティからの多様性。
考え深かったのが、
多様性を認めていくマジョリティが膨れていくごとに、
マジョリティが増えていくこと。
この逆説のようで当然の結末。

寺井啓喜、検事、妻子。桐生夏月、寝具店勤務。神戸八重子、大学生。
後にでてくる三人それぞれの繋がっているひと。

心が鎖で縛られている。
それは社会にか、それともあなたにか、
それとも自分自身にか。
それでも感じる人の重さ。
重さとは実際に体感する、
体重と体温と感触の大切さ。
生き延びるために。
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