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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

海からの贈物

2020-10-14 21:27:42 | マイブック(あ)
「海からの贈物」
      アン・モロウ・リンドバーグ 著
        吉田健一 訳

女とはを、
貝をとおして語る。
そしてそれは男とはにも通じていく。
不思議な螺旋の貝によって。
すーっとからだに入っていく。
波の音をきいている。
プレゼントしたくなる本だった。

星の王子さま

2020-10-14 17:03:16 | マイブック(さ)
「星の王子さま」
      サン=テグジュペリ 著
        河野万里子 訳

読み返したくなった。
あらためてすてきな本だった。
知り合ったおとこのひととの出会いとはのおはなし。
それぞれの星にいったおはなし。
きつねとのふれあいのおはなし。
ヘビが毒をもっていたおはなし。
地球の砂漠でおわかれした花をおもうおはなし。
フフフとほほえんだりなみだがきらりとひかったり、
むねがあたたかくなったり、
星に恋をかさねていった。

三度目の恋

2020-10-14 16:51:17 | マイブック(か)
「三度目の恋」
      川上弘美 著

主人公の梨子。
おとこのひとナーちゃん。
おとこのひと高丘さん。
むかしとむかしむかしといまと、
確かに経験し知っていくことの感情は、
かなしく苦しく愛しく恋しく、”愛しく”。
恋からはじまり時間がいろんな感情を
ともなわせていく。
すきまから入り込む風は時間を往復する。
それは優しくありたいため。
そして砂漠に咲く孤独を、
やわらかく愛す。