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余白のメモ

詩と短歌と好きな本
指の上で四季はほほえむ

お金

2020-07-13 21:32:38 | バラ色の獣の詩
お金があれば幸せだ
幸福の固まりだってお金で埋まっている
どうやってもらうんだっただろうか
かたいお金にやわらかいお金
たくさんもらわなきゃいけない
目はドルマーク
もっと倍
倍々で増量
まずはお金
不満で不安で転倒する
それはきっとお金のせい
きゅうりょう食べなきゃまんまも食えない
運命も奇跡も偶然も
そのもとはお金の大地
あれた大地に金をまけ
さあさあ金よ おどってよ
まずは怪物退治だな

カマトト

2020-07-13 21:25:34 | バラ色の獣の詩
苦しいよ
僕の胸の中の中のもっと奥
僕の心はたえられないよ
柳の毛でも遊ばない
ふわりといくつも風にのる
あの柳の毛で遊べない
どうしてときかれても
とびすぎなんだよ
ああおおお
頭の中の中のもっと奥
とんでいるのはなにものぞ
苦しいよ
姿をさらしな
まぎれる柳の毛の中だ
青く澄み渡る向こうの遠く遠く
あれは必ず白鴉
黒鴉なら知ってるのに
その卵なら僕なのに