くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

集団思考

2009-01-24 00:42:09 | メンタルヘルス全般
こんばんは、くろねこです。

「集団思考」よく言葉は聞きますよね。
ムラの中の多数に、流されやすくなるんですよ。

例えば・・・
1対1で・・・
「しんぶん赤旗」の言っている、「内部留保」を大規模に取り崩す事は正しいと思いますか?

と言う質問を受ければ・・・
 ほとんどの人は。。。「いくならんでも、そんなの無茶苦茶な」「あるいは何か変だぞ?」という回答になると思います


ところが・・・閉じ込められた教室で…
「権威あるセンセイ」が・・・
「しんぶん赤旗の言っている、内部留保を大規模に取り崩す事は正しいと思いますか?」「正しいと思う人は手を挙げてください!」
権威あるセンセは各人の答えを記録します

クラスの50人のうち、45人は最初から正しいと思い込んでいる人です。

 さて、残り5人は、果たして、手を挙げないで済むでしょうか?

皆さんどう思われます?

勇気が要りますよね。
「本当はおかしいんだけど。。。手を挙げないと面倒になるしな~~~みんなからイジメられるしな~~~
「赤旗が言っている事でも、まともな部分もあるから。。。内部留保はおかしいが賛成しとくか。。。
「センセイに逆らったら後が恐いし・・・
と言う思考に陥りやすいのでは?

この5人が「冷静な判断」を選択することは、口で言うほど容易ではありません。
手を挙げる場合も、「恐る恐る」と言ったところだと思います

「同じ考えを持っている集団の中」で、周囲と違う意見を言う事は「清水の舞台から飛び降りるようなもの」です。

 集団が暴走する時は、集団の意思決定が現実的でなくても・・・反対意見は消されてしまいます

本当は「ここから自分なりに屁理屈でも・・・」と思ったのですが・・・
自分の頭では無理なので・・・パクリで申し訳ありません


wikipediaより「集団思考」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%86%E5%9B%A3%E6%80%9D%E8%80%83

集団思考の概念
ジャニスは上述の事例に基づく検討から、次にあげる条件があるとき、集団思考の兆候が現れ、それが欠陥のある意志決定(Defective Decision-Making)につながると結論づけた[4]。

先行する条件
(1)団結力のある集団(Cohesive Group)が(2)構造的な組織上の欠陥を抱え、(3)刺激の多い状況に置かれると、集団思考に陥りやすい。構造的な組織上の欠陥(Structural Faults of the Organization)とは、メンバーに発言の機会を平等に与える公平なリーダーシップの欠如[5]、整然とした手続きを求める規範の欠如、構成員の社会的背景とアイデンティティの均一性などのことである。また、刺激の多い状況(Provocative Situational Context)とは、リーダーの意見よりもよい解決策が望めないような、集団外部からの強い脅威(High Stress from External Threats with Low Hope of a Better Solution than the Leder's)などのことを指している。

集団思考の兆候
上述の先行する条件があるとき、次のような集団思考の兆候を示し始めることが多い。

第1類型:自分たちの集団に対する過大評価。自分たちを不死身と見なす幻想(Illusion of Invulnerability)や、集団固有の倫理に対する信仰のことである。例えば、カーター大統領とそのアドバイザーは、不死身の幻想に陥り、ウォーターゲート事件による致命的ダメージを警告する声を無視したとされる[6]。

第2類型:閉ざされた意識(Closed-Mindedness)。集団による自己弁護、集団外部に対する偏見が具体例である。例えば、ピッグス湾事件における意志決定では、「敵は間抜けで弱体」と見なす集団外部への偏見が働いていたという。[7]

第3類型:均一性への圧力(Pressure Toward Uniformity)。自分の意見が集団内の明白な合意から外れていないかを自ら検閲する行為(Self-censorship)や、決定が多数派の見解と一致するよう留意すること全会一致の幻想(Illusion of Unanimity)、決定の倫理性、効果に対する集団の自己満足を妨げる情報が集団に伝わるのを防ぐ成員(自薦のマインドガード、Self-Appointed Mindgurads)の出現を指す。[8]

欠陥のある決定の兆候
集団思考の兆候を示す3類型のうち、全てまたはいずれかに当てはまると、集団内の合意形成の努力の結果として、欠陥のある決定を下すことが多い[9]。その兆候とは、(1)代替案を充分に精査しない、(2)目標を充分に精査しない、(3)採用しようとしている選択肢の危険性を検討しない、(4)いったん否定された代替案は再検討しない、(5)情報をよく探さない、(6)手元にある情報の取捨選択に変更がある(Selective Bias in Processing Information at Hand)、(7)非常事態に対応する計画を策定できないという、諸点である。

引用終了


勘違いしないで欲しいのですが・・・

「集団思考」に陥っている人や集団が悪いのではなく・・・
 人間は、誰でも常に「集団思考」に「陥りやすい部分がある」と言う点を認識して頂ければ幸いです。自分も同じです。




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17 コメント

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こんばんわ (miraphone)
2009-01-24 02:55:32
私も「内部留保取り崩せ」という論調には反対だし、法的強制力をもって実現させるのは現実的に無理だと思ってます。

それはそれとして、教室のお話についてコメントします。

そもそも「全会一致」でなきゃいけないケースって、なかなか無いと思いますよ。
マトモな教室なら(←これ重要w)、「多数決」で決めますから。

ただ、反対意見が消されるという意味では、多数決だと26人で消せちゃいます。
仮に少数意見の方が結果的に正しかったとしても、多数意見が採用されてしまいます。

ともあれ、集団思考に陥りやすい部分があるというのは同感で、だから民主主義は衆愚政治になる危険性を多分に秘めてます。
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そうですね・・・ (シュナ)
2009-01-24 03:22:45
くろねこさん、こんばんわ

とても権力のある人の前では、例え おかしいと思ったりしても、みんなが見ている 前では シュナも手を挙げてしまうと思います・・・

自分自身の保身のためにも。。。

そこで抵抗 するには、とても勇気がいるのだと思います・・・


くろねこさんのブログを読ませてもらっていて、メンタルの掲示板 でも、「リアルではわかってくれない 」と、その中で騒いでいるだけではダメなのだと、くろねこさんの記事を読ませてもらっていても、それを言う勇気もナイです  

って・・・
シュナが言った所で、完璧に理解を出来ていないのだろうから、説得力ナシですけれど

あっ、またお話がずれちゃいました・・・
スミマセン


>「集団思考」に陥っている人や集団が悪いのではなく・・・
 人間は、誰でも常に「集団思考」に「陥りやすい部分がある」と言う点を認識して頂ければ幸いです。

 ハイ、わかりました  

失礼いたします。。。
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Unknown (DH)
2009-01-24 19:05:03
こんばんは。

某ブログでの議論、御疲れ様です。孤軍奮闘ですね。私にはとてもそのような勇気はありません。

前々から思っていることなのですが、あの種のブログに集う人たちは「多様な価値観を認めよ!」「多文化・多民族共生!」を提唱しているにも拘らず、自分たちと異なる意見・見方は決して受け入れようとはしないのが実に不思議です。言行不一致じゃないかと思うのですが。

とにかく自分たちを批判する者は「ウヨ」「反動」「差別主義者」「戦争賛美者」等々と決め付けるだけで、相手の言うことにまともに耳を傾けようとはしない。そんなやりかたでどうして支持・共感を得ることなどできるのかと疑問を持ちます。

もっとも、このことは「左」側の人たちだけに当てはまるわけではなく、「右」側のひとたちにも言えることですが。

どのような立場に立とうとも「自分たちの側にもひょっとしたら誤りや至らない所があるのではないだろうか」と自省する謙虚さが必要だと思います。
そうでなければ、支持・共感は得られないでしょうね。
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集団思考に陥りやすい状況(反論しにくい状況)は、 (仮)山田二郎)
2009-01-25 12:48:08
一見良い事・正しい事を言っている言われている状況の時が、一番危険だったりします。
と言っても、キチガイ扱いされてまで、反論・否定の側に回る事は、ものすごく疲れますから、余りお勧め出来ませんけどね。

政治ネタ以外でも、夜回り先生の講演時の桜質問を事前に提出した時なんて、もうね…
まあ、「子供を助ける前に、自分が精神病院へ行く事をお勧めします」なんて事を質問しようとする感覚は、十分キチガイ扱いできるんでしょうけどね。
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それにしても東西南北は・・・。 (わくわく44)
2009-01-25 15:34:55
企業経営がわかってないことが丸わかりだっていうこと、まだ気づかないのかな、このバカは。

設備投資増加が人件費削減に直結するというのは大ウソ。そもそも「過剰」設備投資なんて自殺行為を企業がするわけないでしょうが。
もっとも、利潤と賃金とが連動しているという珍論を展開している時点で、東西南北は私に対して無条件降伏する義務があるんですが、東西南北の思考や感情は、鈴木貫太郎内閣よりも劣悪ですから、やらんでしょうね。
(別に賃金を減らさなくても利潤は減るよ。小学生の算数ができればわかる話なんだが、ということは、東西南北の知能は小学生以下ってことなのかな?)

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くろねこさん・・・ (シュナ)
2009-01-26 01:10:15
くろねこさん、こんばんわ

どこかで 一人で闘っていたんですか・・・?
精神的に、しんどくなっちゃいますよ。。
心配です

また、東西さん方々ですか・・・
活躍されておられるのですね
あの方は、こちらに来られる皆さんについていけないシュナの頭でも、サッパリ・・・です

あんまし頑張りすぎないでくださいね。。


>(仮)山田二郎)さんへ。。
こんばんわ
シュナは 夜回り先生が好きなのですが・・・

>夜回り先生の講演時の桜質問を事前に提出した時なんて、もうね…
まあ、「子供を助ける前に、自分が精神病院へ行く事をお勧めします」
って、本当なんですか?

失礼な人たちですね・・・
キチガイって、あんまし好きなコトバじゃないけれど、皆さんのコメントでのお話を読ませていただいていると、何だか「いろんな人がいるんだな~」って、逆に感心してしまいそうで、怖いです

失礼いたします・・・  
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シュナさん (仮)山田二郎)
2009-01-26 01:49:20
夜回り先生の活動自体は否定するようなものではありませんが、私には、夜回り先生の言動を見ていると、どうも虚構と現実がごちゃごちゃになっているように見えてしまうんですよ。(事実を脚色している内に、虚構を現実と置き換えてしまう事が、ままありますから)
彼自身、昔リストカットしていた事を告白していますが、私から見れば、彼自身が今でも精神病を煩っているんじゃなかろうかと思えてしまうわけです。
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Unknown (くろねこ)
2009-01-26 02:40:59
>miraphoneさん
 こんばんは。マトモな教室(違う意見でも自由に言える雰囲気)を維持する事が簡単そうで難しかったりします。
 会社など、人間の集団はみんな同じかもしれません。

>仮)山田さん
こんばんは。
>一見良い事・正しい事を言っている言われている状況の時が、一番危険だったりします。
と言っても、キチガイ扱いされてまで、反論・否定の側に回る事は、ものすごく疲れますから、余りお勧め出来ませんけどね。

確かにそうですね。

>DHさん
こんばんは。
 某所では自分も少々・・・オーバー気味でした(汗
 多少は想定していましたが・・・集団で一気に来られると恐いですね。miraphoneさんの方がいきなり孤軍奮闘でしたね。

>前々から思っていることなのですが、あの種のブログに集う人たちは「多様な価値観を認めよ!」「多文化・多民族共生!」を提唱しているにも拘らず、自分たちと異なる意見・見方は決して受け入れようとはしないのが実に不思議です。言行不一致じゃないかと思うのですが。

 皮肉にも某所のコメント欄で「証明」してしまいましたね。言っていない事まで勝手に断定されますから。関心があっても、お前は関心がないと断定されたり。恫喝されたり。あることない事書かれましたが・・・田舎人間は馬鹿にされてしまいますね(苦笑

 彼らは関心のある人を、「自らのムラの結束」や「自らの保身」や「自分たちが国民を馬鹿にする行為」によって、自ら切り捨てている。結果的にどんどん支持者を減らしている。

本当に反面教師にすべきです

>シュナさん
 東西さんたちのところではありませんから。今回は全く関係ありません。
 彼らよりも東西さんのほうが、よっぽどマシです。
だからいつも遊びに行ってゴチャゴチャ書いているのですが・・・
 大丈夫です

>わくわくさん
こんばんは。
>企業経営がわかってないことが丸わかりだっていうこと、まだ気づかないのかな、このバカは。

昨年あれだけ内部留保で話し合ったのに…
 う~ん、謎ですね。きっと「不都合な真実」に気づきたくない。気がついていても、それを認められない何か理由がある。きっとそうだ。

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くろねこ様 (わくわく44)
2009-01-26 17:50:06
近頃、ふと思うのだが、東西南北は、私がコメントしないブログで、くろねこさんなどのブログで展開し、私に徹底的に論破されたことを、懲りもせずに言っていません?

それはそうと、財務の勉強をしないで、内部留保取り崩しを主張するのもどうかと思いますが、それを指摘されて逆ギレするのは、人間としてどうかと思いますね。
で、内部留保って何?を説明するとなると、ブログではほぼ不可能です。かなりの労力がいるんですよ、内部留保の説明ってのは・・・。
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Unknown (todo)
2009-01-26 18:05:52
東西氏のスタンスはマルクス主義の教科書通りでしょう(だからヘンだとも言えるわけですが)
不況、恐慌、失業の原因が需要不足にあるということは広く知られていたようですが、その原因についての考察ですが古典経済学では調和に至る過渡現象(つまりほっとくしかない)、マルクス主義では資本の蓄積(資本分配率が上がると労働分配率が下がる)、ケインズは貯蓄、ハイエクは既得権益、フリードマンは信用収縮といったところでしょうが。

マルクス主義では唯物史観、歴史を生産力の発展とそれに伴う階級闘争であると考えるわけですが、阻害要因さえなければほっておいても生産力は有り余るほどあるわけですから、あとは分配の問題だけ。
さてその阻害要因ですが、資本主義では売って利益が出なければ生産できない(資本の増殖が目的だから)。ゆえに、これを取っ払い商品生産を止めることによって(資本のアナーキズムを排す)生産力(分配力)は飛躍的に向上する・・・と。
浅学ゆえ間違っていたらゴメン。
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