くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

「夜行格安スキーバス」⇒「列車ホテル&早朝スキーバス」

2016-01-22 00:30:21 | 交通
こんばんは、くろねこです。
格安夜行スキーバスが大事故を起こしてしまいました。まず運転手をはじめとする亡くなられた皆様に哀悼の意を表します

事故が起きた背景は色々あって、今の日本社会の問題を反映しているようです。
色々な所で無理がたたっています。

関越道のバス事故で対策を打ったと思ったものですが・・・現状は当時と変わっていないようです。
夜行長距離バスについては「特別規制」が必要かなと思います。
ある程度の資力があり従業員を確保できる事業者に限る。要はマトモに従業員に給料を払って人員を確保できバスも整備できる事業者のみok。
こんな事言えば「格安ツアー夜行バスを運行している中小が廃業する!」という批判もあると思いますが・・・それは仕方がない。市場から撤退して頂くのが吉。安全性を担保出来ない時点で撤退すべきです


そうなれば、夜行スキーツアーバス運賃も一気に上昇する
そんじゃ~スキーに行きたい学生が困ってしまうって・・・

頭を柔らかくしましょう。工夫の余地はあります

①長野駅と松本駅を「列車ホテル基地」にしてしまうのだ。全席指定の「臨時最終あさま」&「臨時最終あずさ」&「臨時最終しなの」を設定(ツアー客をメインとして一般客もok)。んで、午前0時から午前5時半まで列車をホームに留めておく。列車ホテルとしてまとまった人数がいるので、長野駅ホーム&松本駅ホームで商売出来ますよね。
②午前6時に長野駅・松本駅から各スキー場へ一斉に全席指定「スキーバス」出発進行!(バスは地方地元のバス会社)
 

「夜行列車復活ではなく、午前0時に目的地の拠点駅に到着して、朝まで列車内に滞在する」という事です。
夜行列車だと鉄道事業者の負担が大きい。深夜の保線の時間も取りにくいだろうし・・・停車駅では駅の人員確保も必要。
しかし、拠点駅での列車ホテルになれば・・・鉄道事業者の負担は少なくなる。

もちろん今の格安夜行スキーツアーバスよりは若干割高になりますが、コストパフォーマンス的には優れていると思う。
全体的に見れば、「最少の人員」&「労働者の負担を上げず」、そこそこ利益が出せる。消費者にとっても現在の最安値よりは若干負担増にはなるが「安全性」が担保出来る。また地方の交通業者にカネが落ちる。みんながwinwinの関係になります


この発想は私オリジナルではありません。今流行の「パクリ」であります
以前から東武鉄道が実際にやっている事です。
「尾瀬夜行」と「たかつえスキー場が最終目的地であるスノーパル」ですね。




三陸沿岸の鉄道は新交通システムで行こう!

2012-02-29 01:11:57 | 交通
こんばんは、くろねこです。

のんちゃんが地方私鉄問題に首を突っ込むほどマイナス効果が出るかな~と思うな

日立電鉄や鹿島鉄道は廃止やむなしが地元民の意見
鉄道ファンならば反対するだろうけど


さて、今密かに話題になりつつある、三陸沿岸の鉄道をどうするか?柳津駅(気仙沼線)~久慈駅の間どうするの?
私は現状の鉄道のままでは復旧してほしくない。「ローカル線」の新しいモデルを作ってもらいたい!

将来的に貨物を通過させる可能性が残るのならば鉄道として残すことも必要。
しかし貨物がないのならば、既存の鉄道復旧にも、バス転換にもこだわる必要はない。
新しい交通システムや車両の投入が一番面白い

既存の路線バスと新交通システムと鉄道の駅(八戸線・久慈駅 山田線・宮古駅 釜石線・釜石駅 大船度線・気仙沼駅)として一体化させる。屋根付き駅舎の中にバスを乗り入れて、新交通システムと鉄道とバスとタクシーとを平面乗換出来るようにする。
 その他の主要駅(志津川・歌津・南気仙沼・陸前高田・大船渡・盛・三陸・大槌・陸中山田・田老・田野畑・普代・野田など)でも新交通システムとバス・タクシーの平面乗換・屋根付き・役所の出先窓口もセット・当然駅前は駐車場(パークアンドライド)つき
 役所の出先機関が主要駅にあれば効率良い。住民票発行やら国保や年金手続きや観光案内所や旅行代理店にもなる。ついでに交番もセットならば、警察官の60歳以後の継続雇用にも貢献できる。
出来れば特定郵便局もあれば尚ok。受験生喜ぶで~
 駅前に診療所まで(老人と小児科ともokの医師)セットにしたら・・・面白くなるかな~


 非常にバカバカしい発想に見えますが・・・

 乗り換えする立場に立てば、屋内での相互平面乗換は助かる。雨の日とか特に・・・
年寄りは助かるぞ~年寄りがタクシーやバスで自力で駅まで出てくることは、リハビリになる。詰め込みボッタクリ大規模精神科デイケアよりも何億倍もマシ。
 従来の鉄道復旧や単なるバス転換ならば、公共交通機関はジリ貧です

地元民の立場に立てば、今までと同じ輸送サービス(運賃含む)が維持できればok
観光客に立場に立てば、面白ければok(運賃高くても行くぞ)
JR東日本の立場に立てば、結果的に東北新幹線にたくさん乗車してもらえれば、ちっぽけな経費などok

従来の古い発想を一部捨ててほしいなと思います。それが復興への第一歩です。

九州新幹線「さくら」&「みずほ」鹿児島へ 「伊丹空港」廃止への第一歩

2010-10-01 00:23:13 | 交通
こんばんは、くろねこです。

 来年の3月に九州新幹線の博多-新八代間が開通します。現在は新八代-鹿児島中央間が先行開業しています。これによって東京から鹿児島まで新幹線のレールがつながります。

来年の九州新幹線開業以後、いろいろな事が動くでしょう。
新大阪から鹿児島まで、直通新幹線「さくら」が運行されます。
時間帯によっては、「速達タイプ」の「みずほ」も運行されます。
車両は「さくら」と同じです。

JR九州とJR西日本が「共同」で、航空機に積極的に戦を仕掛けるでしょう。
関西圏から南九州へ新幹線で行く人が増えれば、JR西日本も儲かります。

 新幹線鹿児島直通で、航空機の「伊丹-熊本」「伊丹-鹿児島」が大幅に打撃を受けるでしょう。鹿児島空港は市街地から非常に遠い山の中なので、新幹線の方が優位

「伊丹-鹿児島」便は、「伊丹-羽田」便を除くと、仙台便と並んで乗降客が多いんですよ
 これ案外知られていませんが・・・

日本空港コンサルタンツ・航空関係データベース
http://www.jacinc.jp/db/index.html
この中の 平成20年空港別 路線別実績
http://www.jacinc.jp/db/pdf/h20-air-pax.pdf
伊丹空港が、羽田に依存しているのが分かります。
ついでに九州方面で、そこそこの輸送実績がある。

JR西日本とJR九州が上手く連携すれば・・・「伊丹-熊本、伊丹-鹿児島」の撤退も時間の問題だと思います。
ANAなどは先を見越して、格安専門の子会社を作って「関空」を拠点に飛行機飛ばすようです。

これから5年~10年間で「日本の交通」はダイナミックに変わります

 大阪は余力のある今のうちに、多少の犠牲を伴っても関空へ完全シフトすべきでしょう。そして国際線を増やす事が必要。橋下さんがずっと言っている事です。橋下さんは好きではないが・・・「空港問題」だけは賛成です。大阪の受ける傷は最小に抑えられると思います。

 今のまま、手遅れになっては「伊丹・関空」共倒れになります。どちらも潰れます。
近い将来、大阪や近畿圏の人たち全体が損失を被ります。
空港をしっかりさせないと、東京一極集中も止められない。

関空潰れても、伊丹は残るって???
リニアが開通したら「神戸しか」いらないよん~
羽田便がなくなった伊丹など「抜け殻」でしょう。
 伊丹は時間規制やら、離着陸で市街地上空を飛行するわ・・・騒音対策費やら維持費がかかり・・・拡張も出来ず。先はない

 今のところ共産党さんが残せと騒いでいる「伊丹」は、関空への乗客を「共食い?横取り?」して生き残っていますが・・・伊丹には先は「全くない」です。リニアが大阪に伸びた時点で伊丹は「おしまい」です

 もちろんリニアなんて技術的に?とか言う人もいるかもしれませんが・・・
万が一リニアがダメでも、日本の大動脈である東海道新幹線のバイパスは必須です。鉄道でも360km/h運転できれば、東京(品川)-大阪間1時間40分くらいでいけると思います(運行キロ数が約500km・平均速度約300km/hと仮定)。

 どうして「神戸市」が、ライバルである「伊丹」を残せ!と一生懸命お祭り騒ぎしているのか・・・よーく考えましょう。
 本音では関空がハブ空港になっては困るから。まず関空を干して、「将来性のない伊丹」をダラダラ続けさせて、ジリ貧に持っていくこと。んでリニア開通時に一気に伊丹を叩く。 そして関西圏の空港は「神戸のみ」とする。これが神戸空港にとって最大限便数を増やせることになる。

関西圏は「神戸ローカル空港のみ」になってしまうかもしれない。
そして神戸から、韓国・仁川へ60分おきに「シャトル便」が飛ぶなんて事になってしまうかも。そうなったら、えらいこっちゃ・・・


 来年の春以降「さくら・みずほ、鹿児島へ」の陰で、伊丹空港が「クローズアップ」されると思います。

 実態として、さくら・みずほの乗車率が良くて、伊丹-熊本・鹿児島便航空機の搭乗率が落ち込んでいたら・・・
 橋下さんのこと、必ずGW明けあたりに関空関係で何か仕掛けてくるでしょう(統一地方選の選挙結果次第)。

「普天間」も世界一危険な空港ですが・・・
「伊丹」も世界一危険な空港です。


伊丹空港航空写真(少しづつ広域(-)の方にしながら見てみてください)
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&rlz=1T4ADBR_jaJP302JP303&q=%E4%BC%8A%E4%B8%B9%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%80%80&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl

「普天間飛行場」航空写真 宜野湾市より
http://www.city.ginowan.okinawa.jp/2556/2581/2655/2685/14167.html

この2枚の航空写真を「よーく」比べてみてください。

伊丹空港も普天間と同じくらい危険なんです。もし離陸や着陸で失敗して、万が一大事故が起きれば、伊丹でも沖縄の普天間と同じく大変な事になります。

 橋下さんに反対する連中も「伊丹空港廃止」だけは、橋下案支持にした方が・・・良い方向に行くと思います

 くどいようですが、リニアが名古屋まで延びた時点で、ドル箱羽田線が「大きな打撃」を受けます。そしてリニアが大阪まで延びた時点で、羽田便のみに依存し物理的に拡張できない「伊丹」はおしまいです。
 手遅れになる前に、関空シフト対策をした方が無難だと思います


 近畿圏から国際線が飛ばないのは、日本全体にとっても良い事ではありません。大阪圏にも頑張ってもらいたい。日本は地震大国、非常時を考えれば主要国際空港は国内に2つ(関東圏・関西圏)必要ですし・・・東京に大地震が来た場合バックアップ出来る都市が必要です



地方路線バス車両を「ハイブリット車」へ総入れ替え

2009-06-08 23:23:57 | 交通
こんばんは、くろねこです。

 いつも共産党のアホんだら、ばかり書いて(呆)、と思われる人も多いでしょうが・・・
たまには違う事でも

今、エコポイントで政府自民創価は、「無理やりお祭り騒ぎ」をしています
「エコ!」「エコ!」とバカ騒ぎながら迷走していますね


 「ハイブリットカー」も大切だが・・・「ハイブリットバス」も二酸化炭素などの削減に有効な気がします。景気対策で、地方の「弱小バス会社」にハイブリットバス購入費用7割以上補助。

見た目は地味ですが・・・
自動車産業も景気対策で一息つけますし。

 地方路線を抱えるバス会社も経営的に助かる。二酸化炭素排出量も減らせる。燃費も良い。新型バス購入によるメンテナンス費用減。

地方のバスは「お下がりの古いボロバス」ばかりなんですよ。
乗客からすれば「新型車両」はいいものですが・・・
 地方の公共交通機関の維持(乗客の減少を最小に食い止める)為に、新車購入はひとつの方法です。

 利用の少ない、過疎地のバスの車両更新こそ「ムダだ」という人もいるでしょう。確かに見た目はムダです。
 しかし、車を運転できない人の「移動手段」を「維持する」ことも大切です。過疎地でも人間は住んでいます。


 今はムダですが・・・これから年寄りがドンドン増えます。車を運転できない人がドンドン増えます。自家用車は今が「ピーク」です。

自分は地方バス業者に対して「赤字の補填」で税金を投入するよりも・・・「低公害バス車両の更新」に「かなりの補助(公的資金・税金)」を投入した方が、バス会社も色々知恵を絞る事が出来ると思います。


困ってからワーワー騒いでも間に合わないですからね



しんぶん赤旗???北総線(千葉)は本当に運賃が高いのか?

2008-09-02 23:50:15 | 交通
こんばんは、くろねこです。

最近ネットで「しんぶん赤旗」など全く見ていませんでした・・・
そんで久しぶりに見たら・・・どーでも良い事なんですが・・・

世の中が、大騒動の時こそ、くだらない話しを。
箸休めに・・・

引用開始

2008年8月27日(水)「しんぶん赤旗」

北総線 高運賃是正を要請
志位委員長が同席・あいさつ 国交相に市民団体


 千葉県北部の千葉ニュータウン沿線住民の足として東京都心と結ぶ北総鉄道の高い運賃を値下げしてほしいと、「北総線の運賃値下げを実現する会」(吉田治男会長)は二十六日、谷垣禎一国交相に署名十万七千八十七人分を提出し、高運賃の是正を要請しました。日本共産党の志位和夫委員長、丸山慎一県議、鳥飼博志白井市議が要請に同席。自民党の実川幸夫、民主党の田嶋要両衆院議員ら自公民の国会・地方議員、関係自治体の首長も参加し、超党派での行動となりました。
 北総線は千葉ニュータウンの開発とあわせ、京成鉄道の子会社として開業しました。高規格の建設コストによる負債を利用者に転嫁し、相次ぐ値上げでJRや京成本線に比べ運賃が極端に高く、通勤・通学定期の割引率も低いため“財布落としても定期落とすな”といわれるほどです。
 二〇一〇年に東京都心と成田空港を結ぶ成田新高速鉄道が開通し、北総線と同一路線を走ります。京成電鉄の運賃で試算すると上野から印旛日医大前間は六百四十円ですが、北総線では千七十円にものぼります。「会」の住民は、成田新高速線の運賃認可に際して北総線の運賃を引き下げ、京成本線と同一にするよう要請しました。
 要請後の報告集会で志位氏は、「会」が運動を広げてきたことに敬意を表したうえで、交渉のなかで「成田新高速線が開通すると料金体系が二重になり公正性を欠くと指摘したら、谷垣国交相から『透明性と公正性を確保することで解決したい』と発言があったのは大事な点です。料金体系を公正にするというならば、運賃値下げが結論として出てくる。今後ともみなさんと力をあわせて解決に努力したい」とのべました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-08-27/2008082704_01_0.html

引用終了


 さて問題の
>二〇一〇年に東京都心と成田空港を結ぶ成田新高速鉄道が開通し、北総線と同一路線を走ります。京成電鉄の運賃で試算すると上野から印旛日医大前間は六百四十円ですが、北総線では千七十円にものぼります。


これは、いったいどういう意味でしょうね???
 鉄道に詳しくない人は、この赤旗の記事に上手く騙されてしまいますよね
この比較は非常にまずいですね。

 本来は会社ごとに同じ営業キロでの運賃で比較しなくてはいけないのに・・・
この赤旗の記事は・・・

京成上野-京成高砂(京成電鉄) 営業キロ12.7km 250円
京成高砂-印旛日本医大(北総鉄道) 営業キロ32.3km 820円
合計 1070円

でこれを営業キロ45.0km(12.7km+32.3km)での、京成電鉄の運賃と比較しています。


京成電鉄ですと、営業キロ45.0kmの場合で運賃は640円になります。

こんな「1社だけ」と「2社通算」の運賃比較はインチキです
 次元が違うものを強引に比較しています。赤旗の都合の良いインチキがバレバレです。

 細かいようですが、こんな事をしているから、赤旗の信頼性が益々落ちるんですね。共産党支持者の人が、上によ~く言わないと…


本来は、32.3kmの営業キロでの運賃で比較すべきものです。
せっかくなので具体的に書きます。

北総線
京成高砂-印旛日本医大
営業キロ32.3km 運賃820円

他のJRや私鉄で32.3km乗車した場合の運賃を書きます。

都市部の鉄道
 京成電鉄 470円
 JR東日本 570円
 つくばエキスプレス 700円
 名鉄 590円
 近鉄 540円
おまけ
 関東鉄道 1080円

過疎地第3セクター
 秋田内陸縦貫鉄道 800円
 三陸鉄道 890円
 土佐くろしお鉄道 890円
 松浦鉄道 890円

全国でも特に運賃が高い鉄道
 伊豆急行 1240円
 富士急行 1110円(26.6kmで・・・)

 北総線の路線規格は、つくばエキスプレスと同じレベルです。
 高速運転できます。現在は「宝の持ち腐れ」状態です。

 数年先の成田空港直通時にはスカイライナーが高速運転しますので・・・他の列車の速度も上げないとダイヤ設定上支障をきたします。
 つくばエキスプレスのように130km/h運転して、所要時間を大幅に短縮すれば、現在の運賃でも文句を言う人は少なくなるでしょう。

 これを機会に全国の鉄道運賃にも興味を持って欲しいなと思うのでした。
 特に過疎地ですかね~


路面電車推進を妨害する共産党 

2008-06-26 00:51:39 | 交通
こんばんは、くろねこです。
 路面電車推進派として見過ごせない共産党の態度を発見しました(大怒!)

【明解要解】路面電車、減るか増えるか 世界では復活傾向
6月25日10時36分配信 産経新聞

国内の新路線として全国の注目を集める富山市の富山ライトレール

 ■環境・高齢化に配慮

 欧米諸国では、それまでのクルマ一辺倒を見直して、路面電車を進化させたLRT(次世代型路面電車システム)の開通が相次いでいる。日本では路面電車としては約50年ぶりに開業した富山市の例があるが、既存路線を廃止した地域もある。「環境」と「高齢化」への配慮を重視する世界の潮流に必ずしも乗り切れていない。(特集部 大家俊夫)

 低床でお年寄りに優しく、車体も洗練されているLRT。このLRTを走らせる富山ライトレールは大半の路線をJR富山港線から引き継ぎ、平成18年に誕生した。一地方都市の電車にもかかわらず、全国からの視察ラッシュが続くのは、業績面でも好調を維持しているからだ。

 「これまで自治体、民間、学者など団体数で約300、人数で約5500人が視察に訪れました」。富山市路面電車担当の室哲雄参事はこう語る。

 人口42万人の富山市にあって1日の平均利用者はその約100分の1の4480人、旧富山港線の利用者と比べるとほぼ倍増した。うち新規利用者は2割を占める。平日日中の高齢者の利用が増えたのは、週末に家族の運転がなければ市街地に出られなかったお年寄りが自分の足で町に出てきたことを意味する。「視察者からは町がどう変わるかについての質問が多い」(室参事)という。

 国内でLRTを検討している自治体は約60。その一つ、東京都豊島区は高野之夫区長が区長選公約に掲げ、池袋駅東口の大通りにLRTを新設する計画だ。大阪では堺市の「東西鉄軌道」が具体性を帯びている。シャープ堺工場ができる西の臨海部につなげ、南北を走る既存の路面電車、阪堺線の一部路線も取り込み、先行路線の開業目標を22年度末としている。

 ただ、明るいニュースばかりではない。富山ライトレール開通の前年には、明治からの歴史があった岐阜の路面電車が赤字を抱えて廃止された。国内の路線は岐阜でマイナス1、富山でプラス1の現19路線。今後、採算面などの理由で維持できなくなる路線も出るかもしれない。

                  ◇

 欧米でもモータリゼーション全盛の時代に路面電車はほとんど消えた。だが、その時代を経て、1980年代に各地で見直され、復活してきている。先進的な例はフランスだろう。パリでは温室効果ガスを削減するために自動車交通量を大幅削減する目標をたて、その延長線上にLRTの復活がある。新しいトラム3号線は地下鉄網とアクセスし、軌道内に天然の芝を植え、緑の多い環境づくりを掲げている。クルマ社会の代名詞、米国でもロサンゼルスなどでLRTが郊外を結び、生活様式に変化が生まれている。

 『世界のLRT』(JTBパブリッシング)の共著者の一人、宇都宮浄人(きよひと)氏は「路面電車を欧米が復活させた間に、日本は富山を除けば路線を減らすだけだった。日本は環境重視の社会に向かうのか、LRTはその指針にもなる」と話している。

最終更新:6月25日15時39分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000916-san-soci
引用終了

しかし、共産党は本当に困ったね~~~

しんぶん赤旗より・・・
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-28/2008042813_01_0.html

富山ライトレールを暗に批判する共産党の末端
http://www.jcp-urayasu.com/cr/996.pdf

どうしても環境に優しい路面電車が、イヤならば分かりますが・・・
排気ガスをガンガン出す方が良いのかな?

富山ライトレールを成功させようとする事を、共産党は妨害しているんだから・・・本当に困った限りだ。
路面電車推進じゃなかったのかな???

富山ライトレールは結果的に現在の所、成功しましたが・・・
ここまで乗客が増えるとは、予想はしていなかったと思います。
嬉しい誤算でしょう。

 路面電車推進派の自分からすれば、富山ライトレールとの平行バス路線廃止は当然です。即廃止は常識です。過疎地のバス路線廃止とは全く違います。

1人でも多くの人に乗っていただかないと・・・
公共交通機関を守れないんです。

富山ライトレール担当者は開業まではビクビクだったと思います。
これは今後の日本の路面電車を占う上での大勝負なんです。

 富山ほど都市計画での先進地域はなくて・・・市街地を拡散させないで集約していこうと言う発想です。
 実は注目されています。

 しかし共産党はどこまで地域の足を引っ張るのが得意なんだ???バスとか車社会を歓迎か?
 なんか自爆していないか???


<全日空>「宣伝と違う」プレミアムクラス座席に苦情 

2008-05-10 16:11:06 | 交通
こんにちは、くろねこです。
 勇み足です。

<全日空>「宣伝と違う」プレミアムクラス座席に苦情 
5月10日2時31分配信 毎日新聞

 全日空(ANA)が4月に国内線の一部に導入した上級座席「プレミアムクラス」を巡り、複数の利用者から同社に「シートの仕様が宣伝と違う」との苦情や問い合わせが寄せられていたことが分かった。座席間隔を広げるなどのサービスを先に行い、新シートへの交換は6月以降に予定していたためで、同社は2日、ホームページ(HP)に、機種ごとのシート改修時期などについて説明を掲載した。

 プレミアムクラスはこれまでの「スーパーシートプレミアム」を発展させ、国内51路線で導入した。座席の前後の間隔を約30センチ広げ、軽食・酒類を充実させるなどし、最高7000円の追加料金で利用できる。俳優の三國連太郎さん、佐藤浩市さん父子を起用したCMやポスターが話題を集めたが、サービス開始後「実際のシートが宣伝と違う」との声が約10件寄せられた。

 新シートは隣席から顔を見られないような形状になっているのが特徴で、後頭部にあるクッションの位置を変えられる可動式ヘッドレストや、機種によっては自由に向きを変えられる小型ライトが付いている。6月から来年初めにかけて順次切り替えるが、CMやポスターでは切り替えの時期についての説明がなく、HPに「座席の形状は機種によって若干異なります」との注意書きがあっただけだった。

 ANAは2日、新シートの導入時期に関する説明のほか、現在使われているシートの形状を示す写真をHPに掲載した。同社広報室は「プレミアムクラスは座席間隔やもてなしを含めた総合的な質の高さを目指すサービスだが、シートの違いについては説明不足もあり、より丁寧な説明が必要だと考えた」と話している。


最終更新:5月10日11時3分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080510-00000015-mai-soci

引用終了


座席交換が完了する来年初めから特別料金に変更すべきでしょうね。
座席交換期間中は「お試し期間」で従来の料金のままにすれば・・・
口コミで広まるのに?と感じたのでした。


宣伝(イメージや理想)と実態(現実)とのギャプが大きすぎると、かえって不満が増えるだけなのかな。



ローカル線と平行国道

2006-12-06 00:42:55 | 交通
こんばんは、くろねこです。
 
 先日、只見線ならぬ・・・

只見線の平行道路の国道252号線を運転してきました。
会津坂下~小出間が平行しています。
体調ok、睡眠ok、天候ok、この条件が全て揃いまして。
試験に落ちたから・・・気分転換です(汗)

1日で600㎞弱運転してきました。

 実は、ストレス発散の為、運転する事、好きなんですよ。
ハンドル握ると、余計な事気にせず・・・心を「無」に出来るんです。
 純粋に風景を楽しめる。

元気だった頃は、運転もバリバリだったんですが・・・
最近ご無沙汰でして・・・

 只見川と只見線と国道252号線が平行しています。
 只見川なかなか綺麗です。

 この国道252号線、福島新潟県境の六十里越トンネル付近(田子倉ダム下~大白川)が冬季閉鎖になります。
 只見線が廃止されなかったのは、この平行道路の冬季閉鎖の為です。
 日本でも有数の豪雪地帯です。

ということで、福島新潟県境の田子倉駅です。構内と只見線時刻表です。
1日に3本~4本しか走っていないんです。今は田子倉駅、冬季閉鎖されています。12月より冬季閉鎖です。列車は通過します。

     

この国道252号線(会津坂下~小出間)おすすめです。来年以降ぜひ・・・
県境付近は道幅せまく、カーブもきついです。

この国道252号線コンビ二ほとんどありません。銀行のATMほとんどありません。
郵便局ばかり。

ぜひ都会の人は、過疎地を車で走ってみると・・・
何かを感じることが出来るかもしれませんね。


時刻表と地図

2006-10-19 18:07:28 | 交通
こんばんは。くろねこです。

 今は、携帯等で電車の時刻などを、簡単に検索できます。しかし、自分は、電車に乗る時は必ず、小型の時刻表を持ち歩いています。携帯の時刻表サイトは使っていません。

 鉄道ファンだから…とかではないんです。
 携帯ではダメなんですよ。足りないんです。
 何が足りないか?

 生データでないと、気が済まない性格なんです。はい、イヤなヤツでございます・・・

 時刻表は生データなんですね。生データは、見た目は面倒ですが、頭を柔らかくすれば、色々な事が読み取れます。
 例えば、途中の停車時間・乗り換えの待ち時間、などが分かります。状況に応じてその場で計画が立てられます。
 また、ダイヤが少し乱れた時は一気に威力を発揮します。ダイヤが乱れたら携帯では全く対応不可です。

 携帯で検索した電車の時刻のデータは、良くも悪くも加工されています。
無駄はなく、分かりやすいんですが、画面以外の事は全く読み取れないんです。余計な事は分からないので、臨機応変な対応が出来ません。

 時刻表は地図(ロードマップ)です。
 携帯時刻表サイトはカーナビです。

 運転の時は、地図に限ります。地図は脳の老化防止に良いですよ。芋づる式に色々な事が読み取れます。計画段階で所要時間の予測、景色は?渋滞状況は・・・考えます。
 地図で地域特性も読めます。
 そして、いざ検証、読みが当たっているか外れたか・・・感覚として残ります。

 そうそう、実は道路にも時刻表があるんですよ。これは知らない方が多いと思います。
 マイナーです。

「道路時刻表」と言います。自分も古いのですが1冊持っています。
「道路時刻表」はそんなに持っている人はいないとは思います。

 国道の区間ごとの所要時間が書いてあります。
 平日の昼間の所要時間です。ラッシュ時とか、観光地の休日の所要時間ではありません。
 「道の駅」で売っています。

 さて、ドライブ時の大まかな所要時間の目安ですが、一般道では、2車線、郊外走行、渋滞なしで旅行速度が40km/hがベースになります。道路状況に応じてプラス・マイナスします。経験側ですが・・・大体当たりますよ。

旅行速度とは?
 鉄道で言えば、表定速度です。平均速度です。

 旅行速度は、市街地走行では20km/h程度まで落ちます。逆に4車線、郊外走行では50km/h程度まで伸びると思います。

 例えば、100kmの区間を旅行速度が40km/hと仮定した場合、所要時間が2時間30分かかります。そこに休憩時間をプラスします。

 決して、ナビがない車で負け惜しみで言っている訳ではありませんよ。
はっはっは(汗


新幹線新駅騒動

2006-07-26 06:56:35 | 交通
おはようございます。くろねこです。
 滋賀県で、東海道新幹線新駅の建設を進める現職知事が、反対する新人に敗れました。油断して安心しきってまさかの敗退でした。

「新駅凍結」へ強力行脚
朝日滋賀県版 2006年07月25日

【嘉田知事促進協7市を訪問】

 栗東市に着工された新幹線新駅をめぐり、建設凍結を掲げる嘉田由紀子知事は24日、駅設置促進協議会に加わる7市の各市長を訪ねた。凍結方針を自ら伝えて協力を求める行脚だが、「協議会を開いて話し合うのが筋」と、早期の協議会開催を求める市長が大勢を占めた。

 嘉田知事は26日開会の県議会で施政方針を示す予定で、その前に7市を回り、他の会合があった湖南市長を除く6市長と会談した。凍結へ向けた具体的な道筋などには触れず、凍結が民意であることや、「限りなく中止に近い凍結」の方針であると伝えたという。

 栗東市の国松正一市長は会談後、「20年以上をかけて努力を重ねた問題で、短い会談での凍結は到底承服できない」と反発。協議会の早期開催と長時間の会談を求めたという。野洲市の山崎甚右衛門市長は「『促進協で知事の思いを話してもらい、方向づけをするのが筋では』と伝えたが、明確な答えはなかった」と話した。

 一方、大津市の目片信市長は「県の考えを尊重する。逆らうつもりはない」と理解を示した。

 嘉田知事は各市長との会談後、「限りなく中止に近い凍結が県民の意思だと伝えたが、地域事情によって反応には温度差があった。今日はあいさつであり、近く協議の場を設けたい」と話した。

 嘉田知事は25日、東京でJR東海の社長との会談に臨み、新駅の建設凍結方針を伝える意向だ。26日の県議会での所信表明は、財政問題に重点を置く方針で、「前日の晩まで一字一句検討する」としている。

【栗東市長らに見直しを要望/「考える会」】

 新幹線新駅の是非を問う住民投票条例の制定運動などをしてきた栗東市の「新幹線新駅問題を考える会」(玉田実代表)は24日、国松正一市長と宇野哲議長に対し、知事選の県民、市民の審判を真摯(しんし)に受け止め、新駅建設と区画整理計画の見直しを求める、と文書で申し入れた。
以上本文

 この駅は米原-京都間の中間に建設され始めています。
 全額地元負担の駅です。さて困った栗東市、地元はすでに約177億円を投資してしまっています。今まで県知事のお墨付きもらって、それそれ・・・進めてきたものが、その知事はまさかの落選。自○・創○学会連合党と○主党が相乗りでしたから。楽勝と勘違いしていたんでしょうね。
 しかし、反対の知事が当選。これは民意です。

 さて、ここで振り返って欲しいのは、本当に駅は必要なのかです?静岡空港新駅に続く問題事業かと思いました。
 静岡空港新駅もあんな金かけるならば、静岡駅にのぞみを1時間に1本止めてもらった方が・・・カネもかからずみんな喜ぶと思うんですが。
 JR東海に、無料で追い越し施設を作ってあげるだけの様な・・・東海道新幹線は過密ダイヤなので、ダイヤ編成上は楽になります。

 この滋賀県の新駅には、間違いなく「のぞみ」は止まりません。時刻表とロードマップ(地図)を並べてみてみましたが・・・上越新幹線の本庄早稲田駅がイメージに近いかなと感じました。
 しかし、この地域で大阪に行くのに、高い特急料金払って新幹線使いますか?
新快速と言う便利なものがあります。安い速いです。この前の改正で安全性を考えて、少し遅くなりましたが。

 福井県の敦賀市も北陸新幹線はドーデも良い、それよりもまず新快速乗り入れだ。ということで、新快速の車両が入ってこれるように交流電化を直流電化に切り替える工事を現在しています。10月のダイヤ改正で湖西線と北陸本線敦賀以南は大きく変わります。

 だったら止めてしまえば!と思うかもしれませんが、ここで厄介なのが地元で区画整理を平行して進めてしまっていること。新駅が出来れば土地の値段が一時的に上昇してミニバブルが起きます。ここで、土地ころがしをして一儲けをたくらんでいる、一部地元の有力者たちにとっては・・・許さん!でしょうね。しかも先行投資してしまっている人はさらに面倒でしょう。

 市としても難しい決断を迫られるのではないかなと考えます。区画整理は1回はじめると権利関係が複雑になり、止めるのもまた大変です。

 何の為・誰の為の新駅かという基本を忘れて、開発して土地ころがしで儲ける事が目的になり、事業を進めてしまうと、このような事になってしまうのかもしれません。市としては、進めても、中止しても、借金の山が残ります。

 反面教師にしなくてはいけませんね。うちの地元も危ないんですが(苦笑)。おかしな事業が、市長取り巻き連中だけで水面下で進行中ですから。借金がまた増えてしまう。

 借金が増えれば、最終的に医療福祉はカットです。
 国の直轄地になってしまいますからね。



小笠原諸島

2006-05-06 17:27:35 | 交通
こんにちは、くろねこです。

何をいきなり・・・小笠原諸島と言われそうですが・・・

 東京-小笠原諸島間を、テクノスーパーライナー(TSL)と言う高速船を就航する予定でしたが、燃料費の高騰で赤字額が大きくなる為、船は作りましたが、就航しない状況になりました。運行するほど赤字が増えます。速いんですけど燃料も沢山必要。燃費が悪いんですよ。

 国土交通省が国策で進めてきた事業でした。

 現在のおがさわら丸では約26時間かかりますが、TSLでは約16時間に所要時間が短縮予定でした。

で何が気になったかと言うと・・・
 今日朝のニュースで、就航を見越して(役所の試算では観光客が倍になる予測)、増える観光客に対応する為に、島民が金を借りて観光客増加に対応して設備投資をしてしまったわけです。行政も一体になって進めた訳です。ところが上記の理由により急にTSLの就航がストップしました。増えるはずの観光客が増えなくなってしまいました。

 TSLの就航をストップした事が、良い事か悪い事かはわかりません。
ただ小笠原の人の立場からすると、役所がさんざん騒いで、重い腰を上げて借金したら・・・ありゃ~と言う感じでしょうか。
 借金しなかった人は、「役人はいつもいい加減な事ばかり、いざとなったらはしごを外す。ほら!やっぱり・・・」とぼやくだけで済みますが・・・
 借金してしまった人は・・・シャレになりません。
自己責任とか言われればそれまでですが・・・
役所の言う事をまともに聞いた事が、間違いだった訳です。これも自己責任なんでしょうか?

 役人からすれば「変に政治家が、介入してきておかしくなる」なんでしょうね。言う事聞かないと、飛ばされます。
 政治家からすれば「あの企業からは、献金貰っているし・・・あの社長にはウラ金も貰っているし・・・口利きしなくてはいけない」なんでしょうね。

 何だか、みんなグルグル回っていますね~(笑)。

役所の言う事は「半分は聞いて、半分は聞かない」ことが一番無難なのかもしれません。



渋滞

2006-05-03 07:11:28 | 交通
おはようございます。くろねこです。
 今日の関東は朝から真っ青な空。綺麗ですね。

 さてさて、GWと言えば渋滞はつき物。高速道路が何キロ渋滞したとか・・・のニュースが花を咲かせます。

 今日は渋滞のピークの日ですね。朝から下りの高速道路が渋滞していますね。今の時間は渋滞がどんどん伸びていますね。
 
 さ~て、渋滞はどうして起きるの?

 理屈は簡単です。車の通過台数が、道路が処理できる容量を超えれば、その分が渋滞します。場所ごとに車を処理できる(通過させられる)台数は物理的に決まっています。

どんなにみんなで一生懸命お祈りしても、通過台数は1台たりとも増やせません(笑)。

 たかだか10%の交通量の差で渋滞するかしないか決まります。
 交通量の予測が10%ずれるだけで、渋滞長予測が全く変わってしまうんです。
1時間当たり1000台通過できる地点があったとしましょう。そこに1100台の車が流入すれば、100台は溢れます。100台分渋滞します。1100台目の車は、本来の通過時間よりも6分間、時間をロスします。1500台になれば500台溢れます。約30分の時間のロスになります。
 逆に950台の車が流入した場合は全く渋滞しません。

 大雨が降った時の河川と一緒です。流量が河川の容量を超えれば、越えた部分で洪水になります。

 特に交通容量が少なくなる部分を「ボトルネック」と言います。渋滞の先頭地点になります。
 高速道路では、料金所、ジャンクッション(分岐、合流)、トンネルの入り口、上り勾配に差し掛かる場所
 一般道では、交差点、店舗の出入り口、カーブ、車線の減少地点

 例えば、交通量が多い道路同士の平面交差で、そこに大型店があると渋滞しやすいですね。後は右折レーンがない交差点も渋滞しやすいです。

 だからな~に?と問われればそれまでですが。どうして渋滞が起きるんだろう?
と考えるとイライラも少しは和らぐのではないかと思います。

 高速道路の渋滞の定義、40km/h以下でのノロノロ区間が渋滞区間になります。
 首都高速の渋滞の定義は、20km/h以下でのノロノロ区間が渋滞区間になります。

 渋滞の長さよりも、渋滞の質で所要時間が大きく変化してきます。平均30km/hで動いていても渋滞。平均10km/hで動いていても渋滞。ですからね。

 高速道路で渋滞にはまってしまった場合は、通常は黙って右側車線にじっといるのが一番速いです(料金所渋滞・事故渋滞を除く)。
 
変に気短にちょこちょこ車線変更する人は、かえって遅くなります。

 人生と似ていますね。


富山ライトレール

2006-05-02 22:08:07 | 交通
こんばんは、くろねこです。

 先日富山で、新しい路面電車が開通しました。
 正確に言えばJR西日本の富山港線という赤字ローカル線を、地元で経営を引き継ぎ、街中部分を新しく路面電車の軌道を整備しました。
路面電車や一定規模以上の都市の今後の交通政策を占うモデル事業です。

 郊外では専用軌道、市街地では路面電車になります。日本では初めてのシステムです。

 ヨーロッパでは多く取り入られているシステムです。

 富山ライトレール株式会社
http://www.t-lr.co.jp/index.html

 国土交通省道路局
  LRT(次世代路面電車システム)
http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/lrt/lrt_index.html

 難しくて細かいんですが、見てみてください。

 最近、路面電車が、復活するかな~と思っています。
 地方の渋滞対策です。地方は車社会で渋滞がひどいです。

 渋滞はどうして起きるの?これは長くなるので次回に・・・

 路面電車も時代と共に消えかかり、時代と共に復活するのかな・・・と感じたのであります。
地方の都市計画も大きく変化してくると思います。
風向きが変わってきたぞ~と言う感じです。路面電車=ムダ、という意識が壊れつつあります。

 路面電車は99%息の根を止められた状態でしたが、光が見えてきました。見直されつつあります。今は新型車両を積極的に入れています。
渋滞に巻き込まれない運行。快適で高齢者でも乗れる車両。女性・高齢者・子供に好かれる電車ですね。ここを押さえられれば生き残ると思います。

 さて、生きていく上で、自分はもうダメだと、自分自身で思ったり、人から散々お前はダメだ言われても・・・
 チャンスはあるんですよ。路面電車をみてください。

 今はどん底でも、準備さえしていれば、光が差してくるときが来ます。


新北九州空港

2006-03-16 21:49:53 | 交通
こんばんは、くろねこです。

今日は鉄道ネタと思ったのですが、飛行機ネタに急遽差し替えです(笑)。
鉄道ネタは次回に…

 今日、神戸空港に続き、新北九州空港がオープンしました。
正確に言えば、海上に移転です。北九州には、昔から空港はありましたが、海上を埋め立てて移転しました。

だからな~に?と言われればそれまでなのですが・・・

地元企業が資本を出して、新しい航空会社も出来ました。
「スターフライヤー」と言います。東京-北九州線のみの運行です。

スターフライヤー
http://www.starflyer.jp/index.html

新北九州空港
http://www.shinkita.jp/index.html

よく調べると、びっくりします!!ハード面よりもソフト面です。
ポイントは福岡空港と完全に差別化しています。
1日21時間稼動空港です。運行ダイヤがすごいです。
日本で初めて、深夜便と早朝便があります。朝の7時前に東京に着いてしまいます。
東京便は以前、JALが1日5往復だったのですが、スターフライヤーが新規で12往復追加になりました。計17往復です。

この新会社が、また面白いです。
機材もびっくりです。全て小型機です。定員を減らして、全ての座席を大幅にグレードアップしたA320(定員144人)を使っています。A320=エアバス320
通常よりも、座席の前後の間隔(シートピッチ)を12cm~15cm広げています。
機内サービスも他よりもワンランク上です。サイトを見てみてください。
参考までに同じ機材のANAのA320は定員166人です。

戦略が見えてきますね。北海道のAIR DOの失敗を勉強しています。
 JALとANAと競合しないようにしています。大手に出来ない事をしています。
小回りが利く事をしています。便数を増やし、小型機でもさらに定員を減らし高級感を出しています。乗りたいな~と思う内装です。大手だと機材の運用関係もあり路線ごとに合わせた内装には出来ません。標準化せざろう得ません。
 
 価格競争をすれば、中小は大手に負けます。体力が違います。本気出されれば、ひとたまりもありません。
 
 旅行会社用団体枠は値段が非常に叩かれるので、あまり相手にしていないと思います。ただ機材がB767のような中型機(定員約270人)を使用すると、旅行会社団体枠を頼らないと搭乗率を上げられません。

 一番難しかったのは、生命線である羽田の発着枠確保でしょう。喉から手が出るほど欲しいでしょうからね。よく12往復も押さえられたなと思います。ここは政治力でしょう。収益が安定すれば、安全にもお金をかけることが出来ます。

 北九州-羽田に特化していますので、路線のシェアも2/3以上あります。これが、儲かる福岡便にも参入となると、目の色変えて、大手も一気に価格で潰しにかかるでしょう。
 
 大手には大手に出来る事、中小には中小に出来る事があります。マスコミは大手企業に有利な報道をしています。スポンサーですから仕方がありません。マスコミの言っている事を鵜呑みにすると、中小は大ミスにつながることもあると思います。報道されてブームが始まってから、流れに乗っても、時すでに遅しです。
おいしい所は大手がしっかり押さえています。