くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

心のゆとり

2007-01-30 23:32:19 | メンタルヘルス全般
こんばんは、くろねこです。

 最近の自分達に足りない物は・・・「心のゆとり」ではないかなと思うんです。
 本当に必要なのは「心のゆとり教育」なのかもしれません。

 人間はもともと、人を思いやる気持ちとか優しさがあると思うんです。

しかし、「心のゆとり」がない為に・・・

 裏切った!裏切られた!
 相手の事情も考慮せずに、些細なミスですぐに訴えてやる!
 許せない!
 ばれなければ、何をしても構わない。
 違法行為でなければ、何をしても構わない。
 集団で少数を追いつめる。
 モラル崩壊。

こんな世の中になっているのかなと思います。
勝ち組の人から、弱者障害者まで全てに共通しているような気がします。

「心のゆとり」があれば見えるものが、「心のゆとり」がない為に見えなくなっているんです。
「心のゆとり」がなければ、普通に見えるものも見えないんです。

 みんなが「ありがとう」を忘れて、「そんなの当然だ!」「権利だ!」の意識になってますよね。だから社会全体がギスギスしているんです。


道路でも法律はありますが・・・
右折レーンがない交差点をイメージしてみてください。

 皆さんは交差点を直進します。先頭車のドライバーです。今、信号は赤です。
対向車線の先頭には右折車が止まっている。その後ろにも車が長々と渋滞しています。

信号が青に変わりました。
 法律的には直進が優先です。自分の方が優先です。

さて、どうしますか?
 自分ならば、ライトをパッシングさせて対向の右折車を交差点を通過させてから・・・直進します。
 右折車の後ろが全く動きませんからね。対向車線の渋滞がどんどん長くなります。

 もちろん信号が青の状態で車が流れている時は、そんなことはしません。危険です。信号が赤から青に変わるときにします。

 状況に応じて適切に譲り合う事が、一番、車の台数を処理できますよね。
結果的に一番効率が良いんです。しかも、だれも気分を害しませんよね。

 自分達の社会も同じだと思うんです。



競争しない自由

2007-01-28 22:36:59 | 社会
こんばんは、くろねこです。

人間ってわがままな生き物で、自分が競争で有利な時は、それ成果主義だ!って騒いで・・・で、ズッこけると、過度な競争は・・・って騒ぐ。

自分なんですけどね(汗

 極端な事例ですが、運動会の100m競争をイメージしてみてください。

 体の状態などのハンディは関係なく、容赦なく1等2等3等と決まっていきます。1等には商品が出ます。
 で逆に、競争は良くないと、全員が1等とか訳の分からん方式も出てきました。

 最近気がついたんですが・・・どちらの考え方も良くない。

 一歩引いて、校庭の隅に移動してみて、全体の様子をイメージしてみてください。運動会を行うのには、たくさんの人手が必要です。

 選手だけではありません。テントを準備する人。朝の花火を挙げる人。怪我をした人を応急処置をする人。出店のあんちゃん。
 職員室での電話番。迷子を探す人。後援会費集める人。教育委員会のおえらさんを接待する人。色々な役割の人がいます。

 無理に選手にならなくても、活躍する場はあるんです。
それぞれの得意な持ち場で力を発揮できる。持ち場に上下はありません。
逆に全員が選手ならば、運動会は成り立ちません。

 選手として競争したい人はおおいに競争すべきであり、競争は嫌だなと思う人は裏方に回る。
 これを自分の意思で選択できる事が大切なのではないでしょうか?
 

 選手は裏方だからと見下さない。裏方がいなければ、選手はプレーできません。
選手よりも、裏方の方が人手は必要です。しかも100m競争のように客観的に評価できない。

 裏方さんは「機械の部品」なんでしょうか?選手(プレイヤー)の為に、必要な時だけ都合よく使われる存在なのでしょうか?
 人間ですよね。

上手く例えがまとまりませんでしたが…
 政府与党と財界が進めようとしている「労働ビックバン」で思ったことです。
そこまで日本をアメリカ化させて…何をしたいのでしょうか?

やや保守系の自分でさえも、おかしいと感じています。


耐震偽装本丸へ

2007-01-27 07:03:38 | 社会
おはようございます、くろねこです。

いよいよ、アパグループの耐震偽装が表に出ましたね。
耐震偽装も核心に一歩近づきました。

 確か昨年10月の段階では、名誉毀損で訴えるとか元気に叫んでいましたが・・・
 あれはカモフラージュだったのでしょうか?

一昨日社長(奥さん)が泣いて謝っている記者会見がありました。
残念ながら、わざとらしく見えました。

どうして指摘された時点で、すぐに自ら調べなかったのでしょうか?
名誉毀損で訴える前に、まず建物の安全の確認をするのが先ではないでしょうか?

 もし自分がビルのオーナーならば・・・
 考えてみてください。

 事実を把握していなければ、まず事実を調べますよね。
 でシロならば名誉毀損で訴える。クロならばすぐに対応。ですよね。

 今のところ、設計会社に責任をなすりつけています。
 自分達は知らなくて、設計会社が悪いとか騒ぐ前に、アパグループのホテル・マンション全棟検査するのが先ではないでしょうか?
それとも検査できない理由でもあるのでしょうか?

 なにしろ政治物件なので・・・真実は闇の中になるかもしれません。
最後までたどり着くのか、トカゲのシッポ切りになるのか・・・
アパグループ代表は、今の政界のドン森元総理の後援会会長ですから・・・
また安倍総理の後援会の副会長・・・

 そういえば、ヒューザーの件で国土交通省の課長補佐に電話を入れ、話し合いに同席した伊藤公介元国土庁長官は???
 それまで非常に元気だったのに、だんまりですね。

 今の構造計算の仕組み(行政)にも何か問題があることは事実だと思います。

 大切な事は、事実を明らかにして、今後耐震偽装が起きない仕組みをみんなで考える事です。
 日本は地震大国です。阪神大震災忘れたのでしょうか?


医療現場の過労死

2007-01-26 18:43:48 | メンタルヘルス全般
こんばんは、くろねこです。

忍び寄る崩壊の足音/2 過労死基準超える残業

 ◇「次世代が増えないと限界」
 横浜市立大母子医療センターの産科主任、奥田美加医師(40)は、夕方過ぎに病院から自宅へ電話を入れるのが日課だ。小学1年生の長男(7)からは、決まって同じことを聞かれる。「ねえ、今日帰ってくるの?」
 月7~8回当直し、連続36時間勤務や土日の呼び出しは当たり前。自宅で食事中に呼び出され、泣きそうな顔の長男を残して出勤することもしばしばだ。予定外の手術も多く、学会発表の準備などもある。勤務時間は週75時間以上に達する。
 奥田さんは「何とかやれているのが本当に不思議。次世代が増えてくれないともう限界」と話す。しかし、産科は研修医から敬遠されている。神奈川県で06年春に初期研修を終えた600人のうち、産婦人科医を選んだのは10人だった。
 厚生労働省の「医師の需給に関する検討会」の調査では、医師は平均で週に63・3時間働いている。平均的な医師でも月90時間以上は時間外労働をしており、同省の過労死認定基準が目安とする「月80時間の時間外労働」を超えている。
   ■   ■
 「医者なんてろくな職業じゃない」。小児科医を目指し、神奈川県の病院で研修医生活を送る千葉智子さん(25)は高校3年だった99年春、小児科医の父、中原利郎さんから医師への道を猛反対された。
 その夏。「父は過度のストレスを感じている」との心配が的中してしまう。白衣姿で勤務先の病院の屋上から飛び降り自殺した。44歳だった。
 自殺の半年前、小児科部長代理になった。責任が重くなる一方、退職や転職で半減した医師の補充もなく、当直日数が増えた。遺書には「経済大国の首都で行われるあまりに貧弱な小児医療。医師を続ける気力も体力もありません」とあった。
 智子さんは、医師の労働条件を整備しようと、厚労省の医系技官を目指した。しかし、小児科の講義で「小児には発達があり未来があり、病気が治る可能性がある」と聞き、父の思いの原点を感じて心が動いた。父親に認めてもらえるような医師が目標だ。
 労災認定を求めて薬剤師の妻、のり子さん(50)が起こした行政訴訟の判決が3月、東京地裁である。のり子さんは「夫のような悲劇が二度と起きない医療現場になってほしい」と訴える。
 一方、大阪高裁では2月、看護師の過労死認定を巡る訴訟の控訴審判決が言い渡される。
 原告は、01年3月にくも膜下出血で亡くなった国立循環器病センター(大阪府吹田市)の看護師、村上優子さん(当時25歳)の遺族。当時、村上さんが友人に送ったメールには「日勤が忙しくて、帰ったのは22時前でした。寝る時間がほとんどなくってそのまま深夜(勤務)に突入。もう始まったときからふらふらでした」とあった。
 1審判決は遺族側全面敗訴だったが、裁判を支援する会の仲村幸治事務局長は「看護師の職場環境は劣悪。村上さんの例は氷山の一角だ」と訴える。
   ■   ■
 05年秋の米国医師会雑誌に、過労による医師の能力低下を調べた論文が掲載された。週80~90時間働き、夜間の呼び出しもある小児科研修医の注意力などの能力は、週44時間勤務の小児科研修医が飲酒した状態と同じ程度に落ちていた。
 医師不足による過労は、患者の安全も脅かしている。=つづく
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毎日新聞社会部「医療クライシス」
毎日新聞 2007年1月24日 東京朝刊


 医者もサラリーマンと同じですね。100時間の残業。この数字でピンと来る方は苦労されて来た人だと思います。
 分かりやすく言えば、週休2日の人が週5日朝8時~夜10時まで毎日仕事(13時間労働)の状況です。もちろん通勤は除きます。年間の労働時間は3000時間をかるく越えます。法定では約2000時間です。

あえて非常識な事を書きます。

 医師・看護師を増やすには養成コストがかかります。またそれに見合った報酬も必要です。現在の水準を維持して、スタッフが過労死しないためには、保険料や税金を上げることが必須になります。
 避けては通れません。社会全体で支えるしかないんです。特効薬はないんです。

 医療福祉=特別な仕事、という誤った意識を捨てる事です。

 今の「医療福祉=ボランティア」という業界や社会の意識が変わらない限り、真面目な若いスタッフはどんどん倒れて、面倒な事は押し付ける要領の良い人間しか残れない状況になってしまうと思います。

 もちろん一部には、悪質な金儲けに走るおかしな病院があるのも事実です。


「過労自殺」会社に責任 熊本地裁判決 7400万円賠償命令

2007-01-26 00:04:05 | 社会
今日はもう一本書きます。日が変わってしまいました。

「過労自殺」会社に責任 熊本地裁判決 7400万円賠償命令

 機械部品製造会社「山田製作所」(群馬県桐生市)の熊本事業部(熊本県菊池市)に勤務していた山田昭友さん=当時(24)=が自殺したのは、長時間労働や上司の理不尽な叱責(しっせき)などが原因として、同県菊陽町の妻亜紀さん(31)ら遺族が、同社に約9250万円の損害賠償を求めた訴訟で熊本地裁(亀川清長裁判長)は22日、同社に約7400万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

 過労死弁護団全国連絡会議(東京)によると、過労自殺で企業側の賠償責任を認める判決は九州で初めてという。

 訴訟は(1)自殺の原因が業務によるものか(2)会社が山田さんの健康に配慮する安全配慮義務に違反していたか‐が争点だった。

 亀川裁判長は「会社は業務の負担量や職場環境などに何ら配慮することもなく漫然と放置した」とし、「長時間労働などによる肉体的、心理的負荷で自殺に至った」と会社側の過失を認めた。

 判決などによると、山田さんは1996年4月から同事業部に勤務。2002年4月、塗装班のリーダーになり、生産増のために1カ月あたり約118時間の時間外労働と休日出勤を強いられた。

 また上司から、不良品発生や部下のミスで罵声(ばせい)を浴び続け、うつ状態となり、同年5月14日に自宅で首つり自殺した。

 菊池労働基準監督署は04年3月、恒常的長時間労働による過労死と認定した。

 判決後、亜紀さんは「主人のように自分を追い詰めている人がいたら、この判決を機に自分をいたわる余裕をもってほしい」と話した。

 山田製作所は「判決文を読んでいないのでコメントできない」としている。

=2007/01/23付 西日本新聞朝刊=

画期的な判決が出ました。
 カネの問題ではありません。企業側のミスを認めた点です。また部下や後輩を人間ではなくモノ扱いしている。こんな先輩とか上司は、意外と多いですよね。業界は関係ないですよね。

 裁判に勝っても、亡くなられた方は帰ってきません。遺族の方もさぞかし大変な裁判だったと思います。これで少しは浮かばれるでしょうか。

 しかし、過重労働や上司や先輩のハラスメントで、苦しんでいる人・泣き寝入りしている人に勇気を与えてくれた判決だと思います。小さな判例の積み上げが、社会を動かすのだと思います。

 社会の「おかしい所」は「おかしい!」と声を出す勇気が必要なのかもしれません。一人一人はちっぽけですが…チリも積もれば山になります。



消費税の税率アップと福祉目的税化

2007-01-25 21:17:06 | 福祉
こんにちは、くろねこです。

消費税の税率アップと福祉目的税化・・・
嫌なタイトルにしました。でも自分は必ず必要だと思っています。

医療福祉水準を維持するためには、絶対に避けては通れない問題だと思います。
 医療福祉の人に「お金」「消費税増税」と言っただけで、すぐに叩かれますが・・・ここ読んでくださっている人は大丈夫です。

 北欧では高福祉ですが、国民負担率(税金と社会保険料)は6割~7割です。手元に残るのは3割~4割です。
 日本は37%です。4割弱です。国の借金を入れると45%程度になります。手元には5割~6割残ります。

 今、年金・最低賃金よりも生活保護の方がお金をもらえるという、社会保障自体がおかしな状態になっています。

①真面目にずっと年金を払ってきて、運悪く障害者になってしまった。それでは、障害年金だ。
②全く年金を払わないで、運悪く障害者になってしまった。障害年金はもらえないから生活保護だ。

 ケースにもよりますが、実は②の人のほうが金多くもらえるんですよ。おかしいですよね。
 勉強してビックリ仰天でした。正直者がバカを見るのが福祉か?とか思いました。また、現実的に最低賃金よりも生活保護の方がもらえます。

 非常に「いびつ」な状況になっています。

 生活保護と最低賃金と年金給付、これらをもう一度白紙から考え直す時期に来ていると思います。

生活保護<年金給付
生活保護<最低賃金

 この式を成り立たせて、憲法25条の生存権考慮して、そのボーダーラインの生活水準をどのくらいに設定するのか?
 社会全体で考えなくては、いけない問題ですよね。

 これらの社会保障や福祉は、保険料や税金です。公(おおやけ)の金です。
給付水準を上げれば、負担は高くなります。給付水準が下がれば、負担が安くなります。高福祉、低負担など不可能な話です。

 福祉を削って減税するか、福祉サービスを良くして増税するか?
どの地点でバランスを取るかです。

 そもそも福祉の原資はどこから来るのか?入り口の部分です。
 保険料と税金ですよね。社会全体で払っているお金です。公(おおやけ)の金です。

 福祉のサービス水準を上げれば、当然社会全体の負担も増えます。
 でも安心した生活を送れますよね。

 税金が安ければ嬉しいですよね。しかし弱者は切捨てになります。
 原資がありません。

 直接税を上げれば、高額納税者、法人はすぐにみんな海外に逃げますよね。直接税を高くすると多くの人が節税に走ったりします。

 そこで消費税です。結局、間接税(消費税)の税率をどうするか?です。スウェーデンは25%(食料品など一部軽減で12%)です。
 高福祉の影には大きな負担があるんです。

 税金は所得再配分の大きなシステムです。

 社会全体の意識次第です。
 今、自分達はその岐路に立っています。


給食費・・・「払えない」と「払わない」

2007-01-24 23:01:12 | 社会
こんばんは、くろねこです。

 給食費の未納が問題になっていますが・・・
 約1%の生徒が未納のようです。

実際に経済的事情で「払えない」のは3割~4割。
こちらは、本当にやむを得ませんよね。

 しかし、6割~7割の人は支払能力があるのに「払わない」そうです。
何でも、権利権利と騒ぎすぎる世の中になってしまったからでしょうか・・・
公と私のバランスが崩れかけていると思います。

 海外旅行に行ったり、高級車に乗ったり、ブランド物買っても、給食費は払わない。給食を頼んだ覚えはないとか・・・義務教育だからとか・・・

 怖いのは、そんな親にしつけられた子供ですね。
 将来が心配ですね。

 最近の日本人の「権利、権利」は、単なるモラル崩壊です。自分達に、都合の良いときだけ「権利、権利」と騒ぐ。
 自分達(ムラの中)の権利だけは訴えても、他者(ムラ以外)の権利は認めない。こんな人たちが多いのではと思います。
 自分を認めてくれと訴える分、他者も認めなければ・・・バランス取れませんよね。

もしも・・・
 税務署と学校が連携して、「給食費未納分の債権は税務署より回収する!」になったら・・・

 間違いなく、皆さんすぐ払いますよね(大笑
 税務署のお世話にはなりたくない(笑

 自営ならば・・・少しガサ入れすれば、給食費どころか・・・経費でないものを、経費でごまかして処理しているものとか発見されたり、おまけで税金が取れるかもしれませんね。

 意外と増収になったりして・・・


砂漠の中に独りぼっち

2007-01-22 23:59:43 | のんびり
こんばんは、くろねこです。

 実は悩んでいる時は、砂漠の中に独り取り残された状態のような気がします。

 前に進もうと言うのは簡単です・・・
 しかし、迷っている人にとっては、どの方向が自分の進む方向か分からない。
砂漠では、どの方向が前で、どの方向が後ろか、分からないんです。

 道が見えれば、どこが前進か分かります。

しかし砂漠ならばどうでしょうか?
 太陽の位置しか客観的に分かりません。自分がどこに向かっているのかも分からない。

 精神的に悩んでいる人は、砂漠の中にポツンと取り残された状態だと自分は思うんです。動いても、どこに向かっているのか分からない。水筒の水もあとわずか・・・

さてどうする?

 まず、オアシスを見つけることが緊急課題。

 街が見えたら、そこに取りあえず行きましょう。
街には危険があるかもしれない。しかし水がなくなっては生きていけない。
そこで水の補給、そして、街の人に聞いて情報や地図を得る。当然本当の情報もあれば、偽物の情報もある。信頼できる人もいれば、嘘つきもいる。

そして、オアシスで、今後自分がどうしたらいいのか、じっくり考えてみる。
今度は余力があります。

 情報や話を聞いたら、オアシスの隅で独りで、休むもよし。黄昏にふけるもよし。きっと自分の目指す方向が見えてきますよ。

 方向が見えたら、体もチャージして・・・いよいよ出発です。今度は地図と情報があります。水筒の水も満タン。
 本当の、前に進む一歩になります。


0.1%未満

2007-01-21 22:18:12 | 生活
こんばんは。くろねこです。
 センター試験、受験された方、お疲れ様でした。

今日はゆっくり休んでくださいね。
これから最後の追い込みですね。

 さて、このタイトルの数字なんだと思いますか?

 センター試験の英語リスリングテストのICプレイヤーの不具合の確率です。約50万人で約500台です。
 0.1%未満なんです。意外に低いと感じられたのではないでしょうか?

 機械の不調に当たった方は大変だと思います。
しかし、10年後に大きな笑い話になりますよ。
あの時は~って

 さて、みなさんの生活の中で電気製品を1000個購入して、最初にスイッチ入れて1個も不具合が生じず、1000個とも正常に動く事、あるでしょうか?
 0.1%=1000分の1です。

 一定割合の不具合は起きて当然なんです。
 不具合が絶対に起きないではなく、不具合が起きる事を前提に対処すれば良い話です。

 少なくとも、ICプレイヤー機械の不具合は、東京に大地震が来る確率よりは大きく低いと思います。関東では、1000年に1回以上、大地震来ていますよね。

 例え自分が、99.9%の方に属しても、0.1%の方に属しても・・・自分は自分。0.1%の方になったからと絶望する事はないです。

 どう対処するかが大切です。

 もし自分がマイノリティーになったら、人間が絡む物は、過去の常識やテキストをあえて否定してみる。無理にテキストのとおりにしても失敗します。新しい答えが見えてくるかもしれません。

 過去の常識やテキストは、多数派用のマニュアルだからです。


納豆騒動の結末

2007-01-21 11:31:16 | 生活
おはようございます。くろねこです。

 あるある大辞典・・・データ捏造。新聞では1面トップでした。

 ニュースネタはお粗末で、ブログ本文に乗せるほどの中身ではないので・・・検索かけてみてください。

 納豆はダイエット出来るとか・・・1月の放送があってから、品薄状態になり・・・いい迷惑でした。本場の茨城のスーパーでも品薄状態です。在庫が入らないんです。普段は山積みですから。消費量が多いですからね。

 あの~地元の人間は(東北だとの突っ込みはなし!)・・・あの仮説が正しければ、茨城の人間ならば、すぐにやせる事が出来ます。地元ならばすぐに分かるインチキ放送ですね。
 おかげさまで、ようやく普段どうりにスーパーに在庫が入り、納豆が食べられるようになります。

 でも納豆は健康には良いですから。ダイエットには役立たないが健康には良いです。食べた方が良いですよ。

今回の騒動で振り回されたのは、納豆メーカーです。
 工場がフル稼働で増産体制だったものが、急に売れなくなったら在庫がぱぁです。今からストップかけても間に合いません。
 食品ですから取っておく事は出来ません。廃棄処分です。

 あと1週間は、ぜひ納豆を多めに買い求めください(笑)。経済的です。

 健康番組はインチキが多いので、真に受けずこんな事もあるのか・・・程度に考えていた方が無難です。

前置きはこの程度にして・・・
 今回のフジテレビ系列関西テレビの納豆のデータ捏造に関して一番伝えたい事は・・・

 どうしてインチキデータでごまかしたのか?
 関西テレビは、下請け製作会社のせいにしているが・・・そもそも無理な発注はしていなかったのか?
 運悪くばれてしまったとの意識のようです。コンプライアンスが崩壊しています。不二家ばかり責められませんよね。

 そもそも、視聴者も何でこんな簡単なモノに騙されたのか?

 テレビ局側の視聴率至上主義と、視聴者の思考力や意識の低下があると思います。刺激が強くないと視聴率が取れない。演出が過剰になっています。でそれを鵜呑みにして、何も考えずに行動してしまう。で今度は自分達は騙されたと大騒ぎ。

 自分達が物事に対して「どうしてだろう?なぜだろう?」と考えなくなってきています。

 このような騒動は、自分達社会の問題点を示しているような気がします。
振り返って「どうしてだろう?なぜだろう?」考える事大切だと思います。



センター試験

2007-01-20 22:05:30 | 生活
こんばんは、くろねこです。

 センター試験、受験された方お疲れ様でした。また受験関係の家族の方々もお疲れ様でした。
半分終わりましたね。

 満足できた人もいれば、不満だった人もいると思います。
うまく進んだ人はその勢いで・・・自分なりに満足できなかった場合は気持ちを切り替えて・・・明日も頑張ってください。

 センターで多少こけても、2次試験があります。逆転は十分に可能です。
センターで全てが決まるわけではありません。

 開き直って自分の力を発揮できれば、明日良い点取れるかもしれません。
マークミスだけは気をつけて。
自分も経験あります。終了数分前に気がついたのですが・・・

 国公立受験の人は、センター試験が終わってからが、本当の勝負どころです。
必要な科目に集中できます。これで勝負が決まります。
2次試験の、最後の科目の最後の1分まであきらめなければ・・・良い結果出ると思いますよ。


無理な競争の行く末

2007-01-19 15:45:50 | 政治・経済
今日は、もう一本書きます。

 週間東洋経済(1月13日号)の「雇用破壊」を読んでいらっしゃる方も多いと思います。労働ビックバンの特集が組まれています。読まれていない方も機会がありましたら、ぜひ読まれてみてください。分かりやすく書いてあります。

 ホワイトカラーエグゼンプションも、そもそも会社に来ても来なくても各自の自由で経営者と同じように働ける立場の人が、その対象者ではないかなと、自分は最近感じました。年収は関係ありません。休みも会社のカレンダーに左右されずに取れる人。

 今国会は選挙対策のため先送りです。参議院選挙の結果次第で、秋の国会で出てきます。

 そもそもどうして、偽装請負やら派遣やら問題が出てきたのか?
結局は人件費の削減です。

本音では、安くこき使えて、都合が悪くなったらポイ出来る人が欲しいんです。そうしないと競争に負けてしまうと経営側や株主が思っている。

 経済界がアメリカのマネをしようとしている。自分達の意識もアメリカをマネしようとしている。社会の仕組みを、わざわざアメリカ化しようとしているんです。真似しても本家には勝てないと思います。
 同じ物の大量生産大量消費の文化が変わらない限り・・・どんどん厳しくなっていくと思います。

 競争に負けない為には、無理に競争に参加しないで独自路線で行けば良い話です。簡単です。
 一人一人の意識が、良い意味で「人は人、自分は自分」と思えるようになりたいですね。


戦う事は苦悩

2007-01-19 15:40:35 | メンタルヘルス全般
こんにちは、くろねこです。

 昨日は、とある裁判を傍聴してきました。その後の、懇親会にも参加させて頂きました。

 最近の社会の風潮として、何かあればすぐに訴えてやる!そんな傾向が強いと思います。
 しかし自分の憎しみや怒りだけで、訴えようとするならば・・・訴えるのは辞めましょう。中途半端に権利権利と言っても、返り討ちにあっておしまいです。さらに惨めになります。

原告側、被告側、恐ろしいくらいの資料が積み上げられていました。総力戦です。
昨日は本当にドラマのような感じでした。

 労働法では判例がルールになる傾向があります。
 裁判で幾ら損害賠償取ったではなく・・・裁判で新しいルールを作る攻防なんです。割にはあいませんよ。自分の個人的な怒り、憎しみの感情だけでは戦えません。

 それに見合う本人の力量がなければ、戦をしても一気に一網打尽に潰されます。

 戦をするということは、敵も味方も大きな犠牲を伴います。沢山の人が傷つきます。自分も傷つくんです。戦をしなくて済めば、それに越した事はないんです。

しかし戦う以上は冷静な判断をして、時として残酷にならなくてはいけない。

 勝っても、負けてもしんどいのだと思います。


阪神淡路大震災12年後

2007-01-17 23:24:25 | 社会
こんばんは、くろねこです。

 早いもので、今日で阪神淡路大震災12年たちました。

 阪神淡路大震災も忘れかけています。
 なんだか、地震の事など忘れ、興味本位の面白半分の事件ばかりがマスコミをにぎわせています。
 残念ながら、これが自分達の意識なのかもしれません。

 明日にでも、日本のどこかで震度7の地震が起きてもおかしくないんです!
 自分達は、そんな場所に住んでいるんです。

 結局地震の被害を最小にするためには、空間と敷地のゆとりが大きいです。
万が一、自分達の住んでいるところに震度7がくれば、生き残れるかは運です。
その時に対策をしてある建物にいれば、生き残る確率が高くなる。

 もし阪神大震災、新潟中部地震のような震度7が東京直下で起きたら・・・大変な事になると思います。
 死者は何万人出るか予想もつきません。
 日本の一番の天敵は外国よりも、自然災害です。

 効率化でどんどん詰め込みすぎると・・・何かあったとき大変な事になります。

もう一度、見つめなおしてみませんか?



待合室の風景

2007-01-16 23:33:57 | メンタルヘルス全般
こんばんは、くろねこです。

 今日は、よっこらせ、どっこいしょ。と東京までスタスタ通院してきました。

 今日は待合室が空いていて、6人待ちくらいだったんですよ。
こんな事はまずないです。人数では最高は30人以上(分からないくらい)待ちまでありましたから・・・最高3時間半待ちまでありました。

 正月明け混雑のピークが先週だったので、薬のサイクルもあるのだと思います。
 気味が悪かったです。いつもと違うと調子狂いますね。瞬時に、よし30分待ちだ。嬉しくなったのですが・・・
 世の中そんなに甘くはない(笑)。

 待合室でも自分の定位置がありまして・・・
 患者さんの顔、事務スタッフの顔、通過する心理士・看護スタッフ・医師の顔、テレビ・・・待合室全体見える場所なんですよ。

 自分の前に、症状の重い人や、初診、入院される方などがいて・・・結局2時間半待ち。今日は状態が悪い人がいました。自分の目でみても、危ないって感じです。診療所なんですけど入院施設もあります。

 自分の前の人2人は、待ちの人数が少ないのに遅い遅いと待合室でぶつぶつ嘆いていて・・・その前の人が、時間がかかるのは診察室に入っていく時の表情と様子で予想できました。
 そのうち4人中2人入院でした。入院で抗うつ薬の点滴です。センセも大変でした。自分は2時間半待ちの1分診察(笑)。慣れっこですからね。
 診察時間が短いのは、問題がない証拠です。

 で診察時間終了間際に来た製薬メーカーの営業マン2人(上司と部下)が、待ちくたびれて、待合室で態度がでかく、ぼぉ~~~~~と大きな口を開けて寝ていました(大笑)。

 あの~~~自分達は、まだ診察待っているんですが・・・

 名誉の為に・・・さすがに長椅子に横になって寝ているわけではありません、あしからず。座りながら寝ていました。

 営業マンもセンセの前でないからと安心したな・・・とか思っていましたが。末端ユーザーの患者は見ているぞ~~正直こんな光景もよく見かけるんです。
 残念ながら印象は悪いですね。製薬メーカーの人は、誰が本当のユーザーか勘違いしているようです。

 今日の診察では自分の前に入院される方が2人いて・・・待ち時間ばかり長くて診察時間が短いと嘆いている人もいて(退院6ヶ月以内や安定していない患者さんによく表れる言動です・・・自分も経験ありです)。周囲を冷静に見る余力がないということです。

 表情なども見ながら、自分にも、それぞれそんな時があったな~と。ふと、しみじみ感じたわけです。心の中では泣いていました。

 理屈ぬきで「みんな、必ず生き残れよと!」心の中でそう思いました。