くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

北海道札幌単身者を基準に生活保護制度について考えてみる

2013-08-24 01:05:38 | 生活
こんばんは、くろねこです。
本題の前に事務的事項です。
生活保護制度で細かい部分がまとまっているサイトです

全国障害者介護制度情報
 http://www.kaigoseido.net/
 介護や生活保護や制度に関する細かい数字が充実しています。生活保護制度のところで冬期加算や期末一時扶助(もち代)などまで記載されています。厚労省のサイトには載っていなかった部分もあります。行政や福祉関係者の皆さんは必読です。

私のブログ本文は、アホな中身ばかりなのですが、上記サイトはしっかり抑えておいてくださいね

さて、本題に行きます。
「生活保護費が減ると最低賃金は下がるのか?」
http://blog.goo.ne.jp/kuroneko0158/e/7fd00e8870a82c0680fbb2ec831efd58
このコメント欄の続きであります。

 生活保護について、異常に低い補足率を上げ(2~3割⇒7~8割)受給ハードルを下げ、個別給付を適正化(おおむね10%~20%カット)せよ。というのが私の考えであります。これでも財源が沢山必要になります。総枠での予算も増えます。国民を説得する必要性があります

私のような主張は、茨城都民のんちゃん曰く「殺人者」らしいですが・・・
 そりゃ~生保で甘い汁吸っている人(生活保護者から保護費をピンハネしている人)たちからすれば、個別給付が減れば、打ち出の小槌(カモ)である、生保受給者から、がっぽがっぽゼニ巻き上げる(正確に言えば・高い赤旗新聞代や各種カンパ吸い上げ)ことが出来なくなりますからね。死活問題です。

一部の共産党系生活保護受給者は、今回の減額改定で「死ぬしかない!」とか元気に騒いでいます

北海道民医連より
 http://www.dominiren.gr.jp/modules/news1/article.php?storyid=1758&page=1
審査請求だ!と騒ぐ元気ある。死ぬどころか、元気はつらつオロナミンCですね。

 また、北海道の共産党系生活保護単身者は1シーズン20万円以上(2008年8月当時の価格・138円/リッター)も暖房用灯油使うらしいんですよ。単身者アパートで1シーズン1500リッターも暖房用灯油使う。共産党連中は一体どんな暖房の使い方をしているのか?
共産党北海道委員会より
 http://www.jcp-hokkaido.jp/kokumin_200809.html
 福祉灯油 補助事業の改善を/道消団連、知事に要望書

北海道の灯油価格
北海道経済産業局より

 http://www.hkd.meti.go.jp/hokno/touyu/h2507.pdf

 そもそも、本当に困っている人たちが生活保護を受けられないこと。これが現時点の一番の問題(補足率が異常に低い。2~3割)なのに、給付金額ばかりで騒いでいる
おにぎり食べたいと餓死した事件がありましたね。「生活保護の金額」は全く関係ないんです。「生活保護を受けられなかったこと」が問題だったはずです

自民党や財界は生活保護申請のハードルを上げ、さらに金額も絞り込むつもりです。
数字をしっかり積み上げて説明する事をしないと、押し切られます。


今後、共産党系生活保護受給者が「審査請求運動」でお祭り騒ぎするようですが・・・
審査請求する人は「モデル家計簿」出せますか?

「審査請求祭り」一歩間違うと、マスコミ使って自民党や財界にやられます。自民党や片山さつきや世耕に利用されておしまい。
受給者はとんでもないという「一部の事例」をワイドショー使って煽られます。
26万やら29万でも足りないもっとよこせ!とか騒いでいる連中ですね。
生活保護受けるのはすべて悪だ!自民党がお祭りバカ騒ぎします。

結果、誰が損するのか?生活保護ボーダー以下の人たちです。
生活保護申請の心理的ハードルがもっと上がってしまう

だらだらと自分の意見を書いてしまいましたが

札幌市の単身者生活保護でシュミレーションしてみましょう
のんちゃん、きちんと数字出してよ
すまりさん、のんちゃんへの突っ込み少しやさしめにね


札幌市単身高齢者世帯の生活保護費

全国障害者介護制度情報
 http://www.kaigoseido.net/
厚労省より生活保護制度
 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatuhogo/index.html
生活扶助基準額(平成25年8月~)
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/dl/seikatuhogo03.pdf
北海道・札幌市は1級地2


札幌市単身60代高齢者生活保護シュミレーション(平成25年8月改定)
一番寒い1月・単身者用1Kアパート想定。

収入
 生活扶助 75,380円
 冬期加算 22,880円
 合 計   98,260円

住宅扶助により家賃無料
医療扶助により医療費無料
国保保険料免除
NHK無料
期末一時扶助(もち代・越年資金)は無視する。

支出
 ①電気代 5,000円
 ②上下水道代 2,500円/月(2か月で24㎥・毎日きちんと風呂入れるはず)
 ③ガス代 6,000円
 ④暖房灯油代 10,000円(100円/リッターと仮定 1か月で100リッター使用)
 ⑤通信費(固定1台ネット込・携帯1台) 9,000円
 ⑥新聞代 3,000円
 ⑦食費 25,000円
 ⑧日用雑貨品代 5,000円
 ⑨衣料品代 5,000円(年間60,000円)
 ⑩電化製品買い換え積立費 5,000円(年間60,000円)
 ⑪娯楽・美容室代 5,000円
 ⑫他突発的な出費・積立や予備費(冬期) 10,000円(冬季加算がある時期(11-3月)は10,000円、冬期加算がない時期(4月-10月)は5000円) 年間85,000円

 支出合計 90,500円/月

収入98,260円-支出90,500円=残7,760円
臨時の出費があっても生活回せますね。


しかし共産党関係費が追加されると・・・
 Aしんぶん赤旗日刊紙3,400円/月
 Bしんぶん赤旗日曜版 800円/月
 C「生活と健康を守る新聞」 300円/月
合計4,500円/月(共産党関係固定費)

収入98,260円-支出90,500円-共産党関係固定費4,500円=残3,260円
 選挙があれば「供託金カンパ」・抗議行動があれば「動員時の交通費」などスポットでかかります。
確実に若干の赤字になりますね。
「共産党・民医連・各種団体」関係費で10,000円/月以上かかる場合、「何かあった時」に資金がショートしてしまう可能性も高いでしょう。

私は、かなり受給者寄りで必要生計費の電卓叩いています。
 客観的に、80%以上の人から見て、憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活」を十分賄えるラインはクリアさせたつもりです。
一般の人から見れば、生活保護でこの水準は「かなり高すぎる!」とのご指摘を受けると思いますが・・・
その点だけは寛容に見てくださいませ

その結果「札幌に住んでいる通常の単身者」とほとんど変わらないレベルになってしまったと思います(中の下くらいかな?)
これでも「足りない!やれ人権だ!生存権だ!死ぬしかない!」というのならば、その具体的理由をぜひ聞きたいです

 のんちゃん、上記と同じように「札幌単身者(60歳~70歳)」・1Kアパートで一番寒い1月の「支出シュミレーション」の具体的数字を出して下さい。私のような①~⑫のカテゴリー区分でなくても結構です。
 また私が出した数字で「明らかに金額が少ない」という部分があれば、ぜひ具体的に指摘してください。

それからじっくりと話し合いましょう