くろねこの散歩道

日々のつれづれを…違った視点で、のんびり書いていきます。

関西電力管内の夏(関西夏の陣)②

2012-04-24 23:54:33 | 生活
こんばんは、くろねこです。
今日も長い。しかも中身はつまらない
また電気の数字。頭の中がぐ~るぐる

でも大切な事なので最後まで読んで頂けたら幸いです

ようやく政府や電力会社が夏の電気の数字を出してきました。
NHKニュースでは以下のようになっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120423/t10014649401000.html

大元のデータはこちら
内閣府 国家戦略室 第1回 需給検証委員会
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive08_01.html#haifu

数字ばかりがずらずら並んでいて、目がちかちかしますね~
私なんか頭抱え込んでしまいました


 しんぶん赤旗が、昨年ベースの気候での環境エネルギー政策研究所(ISEP)試算で、電気足りていると騒いでいるのは大爆笑ですが・・・これは息抜きにどうぞ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-04-24/2012042401_01_1.html

この試算が有効なのは、昨年のような「やや冷夏」だった場合の話。
自分たちに都合の良い試算の前提条件もロクに調べないなんて・・・それで3400円もボッタクリしているんですから・・・共産党信者は可哀そうです 
電気は、足りなければ大規模停電になるんです。
猛暑時のピーク試算でないとまず意味がないでしょう


 せこい「しんぶん赤旗」を読んで笑い飛ばしたうえで、いよいよ本題に行きましょう!
内閣府 国家戦略室 第1回 需給検証委員会
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive08_01.html#haifu


概要は
関西電力が大規模に足りない(▼16.3%)。
北海道電力(▼3.1%)と九州電力(▼3.7%)が微妙に足りない。
四国電力(△0.3%)・東北電力(△2.9%)がトントン(3%未満)。
中国電力(△4.5%)・北陸電力(△3.6%)・東京電力(△4.5%)が余裕あり(3~5%)。
中部電力(△5.2%)が十分余裕あり(5%~)


50Hz管内では(△3.7%)
60HZ管内では(▼3.6%)
全体では▼0.3%


私は直感的に西が不自然だな。そんなに足りないか?
東はそんなに余裕あるかな?
と疑問に思ったわけです

どうしてだろう?と思ったので、また数字遊びします。

まず問題ない50HZ管内において
 北海道電力が足りないのは意外に思われる人多いと思います。今までは原発動かして電気が余っていて融通していたが、今年は自分のところで一杯一杯。業務用での冷房を必要最小限にすれば余裕出るかなと思います。北海道電力と東北電力間は融通(max60万kw)できますので、北海道電力の火力でトラブルが起きても乗り切れると思います。
 東電と東北電力は一体として見た方が早いです。節電意識が強いので余裕ありです。
電力会社も一杯一杯出しています。復興対策と節電もしっかり織り込んであります。
とはいえ、有事の際のピーク時には、北海道電力に60万kw&関西電力へ100万kw(50Hz→60Hz変換)双方へ同時に緊急融通できる余力を持つことも必要です。この数字で安心せず節電必要です。

問題の60Hz管内。
中部電力・北陸電力・中国電力は余裕あり。
四国電力はトントン。
九州電力が若干足りない。
関西電力が大幅に足りない。

どうも西日本の方の試算は引っかかる
ということで全体を含めて面倒な資料に当たってみましょう。


資料をご覧になれば分かると思うのですが・・・
キーになるのが、2012年猛暑想定時の2010年比「節電」部分。


北海道電力
 供給力485万kw
 2010年ピークが506万kw
 猛暑・節電織り込み済み500万kw
 △1.2%の節電(冬がピークだから、本当に仕方がない。)
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120423/shiryo3-2-5-1.pdf


東北電力
 供給力1475万kw
 2010年ピーク(8月)が1484万kw
 猛暑・節電織り込み済み(8月)1434万kw
 △3.4%の節電(復興のためにたくさん電気必要ですからね。これが東電との差でしょう)
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120423/shiryo3-2-5-2.pdf


東京電力
 供給力5771万kw
 2010年ピークが5999万kw
 猛暑・節電織り込み済み(8月)5520万kw
 △8.0%の節電
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120423/shiryo3-2-5-3.pdf


問題の西日本の節電織り込み分。
九州電力以外が理解に苦しむ

中部電力
 供給力2785万kw(関西へ70万kw・九州へ30万kw融通)
 2010年ピークが2709万kw
 猛暑・節電織り込み済み(8月)2648万kw
 △2.3%の節電(?)
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120423/shiryo3-2-5-4.pdf


北陸電力
 供給力578万kw(関西電力へ3万kw・九州電力へ3万kw融通)
 2010年ピークが573万kw
 猛暑・節電織り込み済み(8月)558万kw
 △2.6%の節電(?)
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120423/shiryo3-2-5-6.pdf


関西電力
 供給力2535万kw(中部電力から70万kw融通・北陸電力から3万kw融通・中国電力から37万kw融通)
 2010年ピークが3095万kw
 猛暑・節電織り込み済み(8月)3030万kw
 △2.1%の節電(???)
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120423/shiryo3-2-5-5.pdf


中国電力
 供給力1235万kw(関西電力へ37万kw・九州電力へ12万kw融通)
 2010年ピークが1201万kw
 猛暑・節電織り込み済み(8月)1182万kw
 △1.6%の節電(?)
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120423/shiryo3-2-5-7.pdf


四国電力
 供給力587万kw
 2010年ピークが597万kw
 猛暑・節電織り込み済み(8月)585万kw
 △2.0%の節電(?)
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120423/shiryo3-2-5-8.pdf


九州電力
 供給力1574万kw(中部より30万kw 北陸電力より3万kw 中国電力より12万kw融通)
 2010年ピークが1750万kw
 猛暑・節電織り込み済み(8月)1634万kw
 △6.6%の節電(無理せず節電すれば、このくらいだろう)
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120423/shiryo3-2-5-9.pdf


 なぜか、関西電力管内や接している4社(中部電力・北陸電力・中国電力・四国電力)は、ほとんど節電しない事になっていますね?この5社管内は復興で沢山電気必要な東北電力よりも、節電しない想定です。
いや~本当に驚きました

ましてや一番電気の足りない、問題の関西電力が、なぜかほとんど節電なしの想定ですね


西日本の節電の数字を
中部・北陸・中国・四国が5%節電(製造業が無理しなくても大丈夫な数字です。)
関西電力が10%節電で猛暑時を再計算してみましょう。

中部電力
 2709×0.95=2573.6万kw
北陸電力
 573×0.95=544.4万kw
中国電力
 1201×0.95=1141万kw
四国電力
 597×0.95=567.2万kw
関西電力
 3095×0.90=2785.5万kw

四国電力は自分のところで精一杯。
中部電力と中国電力と北陸電力で、さらに約110万kw追加可能ですね。(各社とも予備率5%維持が前提)
これで融通は一杯一杯。
ただしそれでも、関西電力管内は・・・
 2535+110=2645万kw
 2645-2785.5=-140.5万kw
まだ140.5万kw足りません(問題はここ)

50Hzの東電から60Hzの関西電力へ周波数変換してmax100万kw送れますが・・・

これをプラスしても
 2535+110+100=2745万kw
 2745-2785.5=-40.5万kw
まだ40.5万kw足りません。

関西電力管内では、猛暑ピーク時10%節電ではアウト!という事は言えます。

15%節電の場合では・・・
3095×0.85=2630.8万kw
2630.8×1.05=2762.34万kw
供給力が2745万kwですから予備率が5%弱になります。


 西日本においては2010年猛暑ピーク比で・・・
①中部・北陸・中国・四国電力が5%~10%節電
②九州電力が10%節電
③関西電力が15%節電
 これで何とか原発再稼働なしでも乗り切れることになります。
これを60Hz管内の人が受け入れられるか?でしょう

東日本の人には簡単そうに見える数値ですが、西日本の人にとっては厳しい数字です
個人的には今のままでの大飯再稼働には反対ですが・・・関西電力管内や関西電力に融通する60Hz管内の人の意見を尊重したいと思います

再稼働なしの場合、関西圏で夏ピーク時15%カット必要になります。出来ない数字ではないが非常に厳しい。
そのデメリットを受け入れても、関西圏の人が大飯原発再稼働ダメと言うのならば、それで行きましょう
今年の夏は原発再稼働なしで国全体が一致結束できると思いますよ。


しんぶん赤旗???自宅外通学者の「入学にかかる費用」は平均298万円!?

2012-04-11 14:31:22 | 生活
こんにちは、くろねこです。

のんちゃんがツイッター上で赤旗記事を宣伝しているようです。
それに引っかかってみたら・・・赤旗のせこいデマ発見、みーつけた


しんぶん赤旗
2012年4月10日(火)

新私大生の仕送り 過去最低
首都圏 1日平均1010円
震災・原発で親の収入減

首都圏の私立大学の新入学生の仕送り額と生活費が過去最低を更新したことが9日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の「2011年度家計負担調査」で明らかになりました。昨年度は、東日本大震災、福島第1原発事故の影響を受けた親世帯の収入減少が大きくかかわっているとみられます。

調査は今年で27回目。昨年5~7月に1都5県(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木)の18大学・短大の新入生の保護者を対象に実施し、5514人が回答しました。

自宅外通学者の「入学にかかる費用」は平均298万円で税込み年収の3分の1を占め、9割の家庭が入学費用を「重い」と感じていると回答。費用を「借り入れ」した家庭が18・5%と、家計の大きな負担になっていることが分かりました。

以下略
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-04-10/2012041014_01_1.html


私がおかしいなと思ったのが、自宅外通学者の「入学にかかる費用」が平均298万円???だったんですよ。
いくらなんでも、そこまで高いはずはないだろう

 初年度納入金がざっくりと、私立文系100万円・私立理系150万円・薬200万円くらいですよね。
家賃分(敷金礼金初期費用込)を入れると20万~25万ですよね。東京ですと高めに見て25万~30万。
プラス家電製品などを買うので、その費用を追加20万~30万。
薬学部を除く私立では、高めに見ても「入学にかかる費用」は大体200万円前後で収まるのでは?と思ったわけです。
この程度の事は、田舎アホ人間でも簡単に想像できます。

明らかに、しんぶん赤旗記事が怪しいので、大元の「東京私大教連のアンケート」を見てみると
http://www.tfpu.or.jp/11kakeihutan.pdf

P5に、「受験から入学までの費用(自宅外通学者)」は212万円
数字自体はやや高めだが、常識的な線には収まっている。

 では、赤旗が吠えている「入学にかかる費用」298万円はどこから出てきたんだ?
と言うことでアンケート資料を読み進むと…
P7自宅外通学者の「入学の年にかかる費用」が298万円なんですね。
これは「入学までの費用」に「4月~12月までの仕送りを追加した費用」ですね。

 東京私大教連もやや誤解を招く「入学の年にかかる費用298万円」と言う表現をせこく使っているのだろうな
まあ紛らわしいが、嘘をついているわけではないのでギリギリセーフ。
 しかし、その紛らわしいタイトルをさらに都合よく曲解して「入学にかかる費用298万円」にしてしまうのは、明らかに「デマ」になってしまいますね。東京私大教連が、さもインチキ調査(数字のでっち上げ)をしたかように、しんぶん赤旗(共産党)が宣伝しているようなものですね。
赤旗編集連中は訂正文必要でしょうね。


デマ拡散・反原発教授が福島市長に謝罪

2012-04-11 14:17:06 | 生活
こんにちは、くろねこです。

反原発と言えばデマの垂れ流し。
マトモな人もいるのでしょうが、ブログ界隈では少ないですね。デマ拡散連中が多いかな。
さて、デマを拡散していた、反原発の神戸大学山内教授が福島市長に謝罪したようです。大切な事なので全文コピペ。


福島市長は山形に住んでる…発言した教授が謝罪
読売新聞 4月4日(水)15時32分配信

神戸大の山内知也教授(放射線計測学)が講演で、避難は考えていないと発言している福島市長が、実は山形市に住んでいると発言したことがインターネットを通じて広がり、福島市の瀬戸孝則市長が事実無根として抗議していたことがわかった。
 山内教授は誤りを認め、市長に謝罪した。
福島市秘書課によると、山内教授は2月18日、大阪市で開かれた「ストップ!放射能ガレキ・関西講演会」で、「福島市長は山形市に住んで、公用車で毎日、福島市に通ってきています。(なのに)避難は考えていない、除染だ除染だ、と言っているんです」などと話した。市長は3月26日に抗議した。
 山内教授は読売新聞の取材に対し、瀬戸市長に3月29日付で謝罪文を出したとし「市民から聞いた話を信じ込んでしまったことなどを伝えた。直接謝罪したい」と述べた。
 瀬戸市長は「(山内教授から)話を直接聞いて、今後の対応を考える」としている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120404-00000566-yom-soci
最終更新:4月4日(水)15時32分


「福島市長は山形に」発言で謝罪=神戸大教授「うかつだった」
時事通信 4月9日(月)11時55分配信

 講演で「福島市長が山形市に避難している」などと誤って発言した神戸大大学院の山内知也教授(放射線工学)は9日、福島市役所を訪れ、瀬戸孝則市長に「うかつにも真実と思い込んでしまった」と謝罪した。
発言はインターネットなどを通じて拡大。瀬戸市長は東京電力福島第1原発事故後も市内に住んでおり、「市民の信頼を損ねる」として謝罪を求めていた。
山内教授は「流言飛語の類いを聞いて、そのまま信じ込んだ」と認め、「深くおわび申し上げる」と陳謝した。瀬戸市長は「除染など放射能対策を進める上では市民との信頼関係が大切」と強調。山内教授の対応が早く、誠意ある態度だったとして、名誉毀損(きそん)での刑事告訴などは見送るとした。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120409-00000047-jij-soci
以上

私個人的には、山内さんの対応は良いですね~考えは違えど、山内さんの話は聞きましょうくらいにはなりました
 この感覚が一部?多数?共産党支持者・左翼連中には、全く理解できないでしょう。理解できるくらいならば、もう少し支持率高くなるでしょうね


 放射能ヒステリー反原発市民団体や一部の「ジャーナリスト・作家・弁護士・大学のセンセー・左翼共産党」たちは、自分たちの主義主張や金儲けのために危険デマを拡散させて、風評被害を煽り被災地に鉄砲を撃つ。自分たちを正当化させるために、屁理屈こねくり回して、ますます国民の信頼を失っている。
左翼連中や市民団体の体質は、大震災前と変わっていないなぁ~

私が原発事故で少しばかり学習したことがあります。

出来る範囲で極力正確な情報をつかみ、出来る範囲で自分の頭で考えよう。
口で言うのは簡単なんですが、なかなか大変なんですよ


春は引っ越しシーズン♪

2012-04-07 02:36:47 | 生活
こんばんは、くろねこです。
たまには、かる~い話を・・・今日も長いです。相変わらず中身はあまりなし
フィクションです。

 むかしむかし・・・あれは、「しんぶん赤旗」なる「ぼったくりしんぶん」があった時代。
㈱恣意コーポレーションの社員、不和かえる君が転勤の辞令を受け、とある町でアパートを探していました。
不和かえる君は車持ちです。

その町で「不和かえる君」が気に入った物件の中に2件のアパートがありました。

1つ目はくろねこハイツ(物件取扱い やまねこ不動産)
2つ目はのんちゃんコーポ(物件取扱い タムラハウジング)

この2件のアパートは、間取りも築年数全く同じです。
間取りはok。立地もok。借りるぞ。問題は家賃だ。。。

ということで、かえる君まず、駅前のやまねこ不動産へ
店には従業員1人と社長だけ。暇そうだ。パッとしない不動産屋だなと思いつつ・・・

「あの~すいません、アパートを探しているんですけど・・・」
暇だったせいか、社長自身が物件のファイルを4件くらい持って来て説明。
でもくろねこハイツが一番良い物件だった。

提示された金額は

くろねこハイツ
 家賃50000円(駐車場1台込)/月(2台目以降1台3150円)
 敷金(権利金)2.0ヶ月
 礼金なし
 仲介手数料1.0ヶ月
 2年おきに更新料1.0ヶ月かかります。
 共益費なし。
 鍵は交換済み。
 家財保険15000円/2年
退去時には相場のクリーニング代(実費)を差し引いて敷金を返還

初期費用は
 家賃50000円
 敷金2.0ヶ月=100000円
 仲介手数料1.0ヶ月=50000円
 保険料15000円
合計215000円
かえる君は心の中でつぶやいた。
 「家賃5万円か。しかも敷金2か月かよ。更新料も取るのかよ。社長もぱっとせんようやし。初期費用21万5000円かよ。こりゃのんちゃんコーポの方でもあたってみるか・・・」
社長「かえるさん、この物件は本当に人気あるんですよ。違う方に決まってしまうかもしれないので・・・」「私が手あいてますから、今から物件見に行きましょう」
かえる君「借りたい時はまた来ますから・・・(お客さんいないし、大丈夫大丈夫、下手について行って物件決めざろう得ないのも嫌だし)」

ということでかえる君は、タムラハウジングに行きました。
 店には若い男性が3人と、きつそうな女社長がいるな。でも店は新しそうだし、やまねこ不動産よりも活気がある。
「あの~すいません、アパートを探しているんですけど・・・」
今まで電話ですごい声でうなり飛ばしていた女社長が受話器をおいて・・・急に態度が変わり・・・「いらっしゃいませ・・・」
従業員にアイスコーヒーと何軒かの物件ファイルを持ってこさせ。

「うちの取り扱い物件は、敷金なし、礼金なしが基本なんですよ。もちろん一部例外もありますが・・・初期費用がかかると大変ですからね。喜ばれていますよ。」
いくつかの物件の説明がされて・・・かえる君お目当ての、のんちゃんコーポがあった。

のんちゃんコーポ
 家賃48000円/月
 敷金なし
 礼金なし
 仲介手数料0.5ヶ月
 更新料なし
 共益費3000円/月
 駐車場1台につき4200円/月
 別途鍵を交換するときは鍵代がかかります(10000円)。
 抗菌コート(20000円)
 家財保険15000円/2年
なお退去時は、タムラハウジング関連会社の代々木・クリーンサービスが清掃を行うことになっている。
実費請求。


初期費用は
 家賃48000円
 駐車代4200円
 共益費3000円
 仲介手数料0.5月=24000円
 保険料15000円
 鍵代10000円
 抗菌コート20000円
合計124200円

かえる君は心の中で
同じ築年数でこっちの方が家賃安いじゃん。しかも敷金礼金なし。ゼロゼロ物件でもきちんとした賃貸借だ(鍵の貸し出し契約でもない)。
しかも仲介手数料も半分か。そうそう以前は最高裁で判決があったな、更新料取るのはokとなったな。でものんちゃんコーポは更新料もなし。
「やまねこ不動産やくろねこハイツは本当にぼったくっているな~悪徳ボッタクリでトンデモナイ!!!」こっちで正解だった。初期費用が6割だよ。ラッキー

田村社長「今から物件見に行きますか?時間大丈夫ですか?」
なんだよここも社長が物件案内かよ。普通従業員にやらせるだろう。でもまあいいか。
不和かえる君「はい!大丈夫です」

ということで、田村社長の愛用車・赤のBMWに乗せてもらい、のんちゃんコーポへ
おう~BMW乗れたラッキー。女でBMW乗り回しているとはすごい。
生まれて初めてだぜ。しかし田村社長は久本雅美に似ているな。いやそんなこと言ったら本気で怒られそう。
なるほど車の中で世間話しながら入居審査だな。

物件問題なし。ほぼ予想通り。よしよし!

で事務所に戻ってきて。
もう一度費用の説明があって・・・急に我に返ったかえる君

かえる君「あの~共益費って何ですか?」
田村社長「アパート全体の掃除代・あと植栽の管理・共用灯などの費用です!・関連会社の代々木クリーンサービスが責任をもって行います!」
かえる君「はい~~~」
かえる君「あの~鍵代って何ですか?」
田村社長「これは防犯上新しい入居者ごとに鍵を交換しているんです。鍵を交換しないと物騒ですからね!!」
かえる君「はい~~~」
かえる君「あの~抗菌コートって何ですか?」
田村社長「これは、代々木クリーンサービスが独自に開発した除菌&抗菌加工です。若い女性の方に非常に喜ばれていますよ!!!」
かえる君「はぁ~」(勢いに圧倒されているかえる君)
「あともし退去するときの費用は?」
田村社長「うちは、敷金礼金なしなので掃除代を請求させてもらっています。大体3万円くらいです。代々木クリーンサービスが責任をもって行いますから。変なぼったくりは致しません。ご不安ならば初期費用に3万円を追加して考えていただければ、15万4200円になりますね。これでも他の物件より初期費用は非常に割安だと思います。!!!」迫力満点。
「あと特別に、しんぶん名までは指定はできないけど「値段は高いが真実を伝えるしんぶん」を3か月サービスしておきますね♪」
かえる君は「どうも怪しげな費用はあるが、確かにやまねこ不動産のくろねこハイツよりは安いし「新聞」もついてくるからいいか・・・安売りチラシも入るし新聞朝刊3か月分かぁ~1万円近く得したぞ」と思っていた。

ということで田村社長の勢いに押されて、のんちゃんコーポを契約してしまった「不和かえる君」

さてさて2週間後・・・

引っ越しが終わって一段落のかえる君。
ちょうどくろねこハイツの前を通りかかったら、同僚の窓際太郎君がくろねこハイツへ引っ越し中だった。

不和かえる君:「なんでここにいるんだ?」
窓際太郎君:「急に転勤になったんだよ。」
不和かえる君:「また何かやらかしたのか?」
窓際太郎君:「不破会長にゴマすりヒラメの宮本課長と大喧嘩してしまって飛ばされた~まあ宮本課長の顔見なくて給料もらえるだけマシだ。」
不和かえる君:「ここに住むことにしたの?」
窓際太郎君:「駅前のやまねこ不動産にふらっと入ったら「いい物件があるんですよ。」と社長に言われてここにしたんだけど・・・
最初はカネかかるけど、駐車代も込み、共益費もないし、訳の分からん費用もない。場所も間取りもいいし。月5万で計算しやすい。2年たつと更新料がかかるとか言われたけど1か月分(5万)だから、即決めたよ。そういえばお前はどこに引っ越ししたんだ?」
不和かえる君:「のんちゃんコーポだ。ここと間取りも築年数も同じだが・・・家賃は48000円だい。更新料もない。」
窓際太郎君:「あっそうか。」

不和かえる君がふと頭の中で計算

月々の費用は
 くろねこハイツ
  家賃50000円
 (更新料を24で割れば2083.3円/月になる。)

 のんちゃんコーポ
  家賃48000円
  駐車代4200円
  共益費3000円
合計55200円

退去時は
 くろねこハイツ
  100000円-20000円(清掃料)=80,000円戻りが来る
 のんちゃんコーポ
  30000円清掃料(代々木・クリーンサービス)がかかる。
やっぱりしくじったなぁ~と思いつつ、まあ「新聞代3か月がタダ」だからいいか~と思った。
明日からサービスで新聞が来るんだぁ~スーパーの安売りチラシも入るし!



そして翌朝
新聞受けに「しんぶん」が入っていた。
 なぜか朝刊なのにやけに薄いな~???なんでチラシが入っていないんだ???と思って、よく見てみたら・・・「しんぶん赤旗」なのであった。カネを払っていないので文句も言えず、途方に暮れる不和かえる君であった。

 もちろん、契約後・不和かえる君が帰った後、田村社長が「新聞代3か月分はこちらで持つから、あとはあなた次第よっ!!!」とヒラ共産党員に電話で大声でうなり飛ばしていたことは知る由もなかったのである。

以上フイクションでした。


アパートの契約も地域によって色々だと思いますが、関東のパターンで適当に書いてみました。
アパートを選ぶ際に、どうしても家賃本体と敷金礼金や更新料だけに目が行ってしまいますが・・・
見落としがちなのが「共益費と駐車場代」ですね。これでボッタクリをしているところもあるでしょう。

 また敷金礼金をゼロにして、共益費・駐車場代を高めに設定したり、「訳の分からない名目」で費用を取るところもあります(抗菌コートや鍵代を入れてみました)。初期費用が安ければいいかと、訳の分からない名目でもついつい払ってしまう。クリーニング代でぼったくるという方法もありますね。

「全体でどうなのか?」を考えることが、借主・貸主双方の「トラブル防止」にはなるでしょう。
2年ごとの更新料が良い悪いではなく、それをならして、トータルでの家賃が妥当かどうかで判断された方が良いと思います。


最後まで読んでくれた皆様。お疲れ様でした。

関西電力管内の夏(関西夏の陣)

2012-04-05 01:30:10 | 生活
こんばんは、くろねこです。

今回は本当に長いし、いつもに増してつまらない中身です
数字遊びをします。

大阪の方で夏場に計画停電になったら大変だなぁ~とか思っていたら
共産党(地方専従)さんが猛暑夏ピーク時でも、関西電力管内は大丈夫と言っておられるので

素人が関西電力管内の夏ピーク時どうなるのか?考えてみる。
あくまでも私が適当に出したものなので、ぜひ元資料に当たってみて、色々検討されてみてください。

ネット上では色々な情報あるんですが、足りるという主張もあれば足りないという主張もあり(双方とも都合の良い数字のみ)しかも曖昧。
そんで真面目に考えてみようかな?と思って「発電所の施設」から供給力を積み上げて適当に計算してみます。

まず結論を先に
 原発再稼働なし&2010年レベルの猛暑&昨年並みのピーク時節電5%程度(関西電力管内)の場合、関西電力管内では計画停電が起きる可能性が高い。
 具体的には「西日本一帯で最高気温が35度を超える平日・午前10時-午後6時」にどう対応するかが山場です。昨年並みの節電(ピーク5%節電)で最高気温が35℃の日の場合でピークが2750万kw程度になる。関西電力のデータのグラフ参照。
 ここまでならば昨年並みの節電をすれば他からの融通で大丈夫かなと(発電所でのトラブルや渇水時を除く)
全国的な猛暑の場合、他も全く余裕ありませんので関西電力に融通できる電気の量が減ります。他からの融通があっても2800万kw程度が限界かなと。昨年並みの節電で何も対策をしなければ、関西電力管内は計画停電の可能性が高い。
 計画停電を避けるためには、猛暑日(35℃以上の日)には、2010年の猛暑ピーク時を基準にして、最低10%以上の厳しい節電(去年の倍以上)が必要です。その為に準備と工夫が必要です。安易に「関西電力管内では夏ピーク時でも電気足りる」とか言って、何も工夫も準備しない場合は、原発再稼働か計画停電しか道はありません。しかし2011年レベルの暑さ(平年並み~やや涼しい)の場合は、原発再稼働なしでも、昨年並みのピーク時節電で関西電力管内の計画停電は回避できる可能性高い。

仮定
 ①原発再稼働なし
 ②火力・水力(揚水式含む)その他発電はピーク時90%の稼働率(かなり負荷がかかる数字です。渇水の場合はもっと数字落ちることが想定)
 ③各電力会社管内とも「猛暑の2010年の夏最大電力」を基準として、ピーク時5%の節電をする事を想定
 ④自家発電買い取り分は含まず(分からないため)

 ②についてはかなり無理がありますが、自家発電買い取り分など含んでいませんので、それで相殺ということでご勘弁ください


まず関西電力管内で猛暑ピーク時にどのくらいの供給力が必要か?

関西電力 今夏(2011年)の電力需給状況について
http://www.kepco.co.jp/pressre/2011/pdf/0922_1j_01.pdf


この資料のp1を見てください。最高気温とピーク時電力消費のグラフがあります。
 記録的な猛暑だった2010年と2011年のグラフがあります。
 猛暑かつ節電なし(2010年のモデル)ならば3138万kw
 冷夏かつ節電あり(2011年のモデル)ならば2784万kw

 これをベースに2010年レベルの猛暑かつ2011年レベルの節電をした場合、最大電力は
3138-160=2978万kw(2010年比94.9%)と予想されています。最高気温が37℃弱想定
節電意識の向上によりピーク時に約5%の節電が出来ることが分かります。
これは多くの人の見解が一致すると思います。


さてどれだけの発電施設があるのか?
こんなのがあるんですよ。

資源エネルギー庁 電力調査統計
http://www.enecho.meti.go.jp/info/statistics/denryoku/result-2.htm
この中の1-(1)発電所認可出力表を出してみてください。

この中の1-(1)発電所認可出力表より
関西電力
 最大出力
  3488.2万kw(原発込)
  2511.4万kw(原発なし)

原発なしですと
火力・水力ピーク時稼動率を90%とすると
 2511.4×0.9=2260.26
 2260万kwしかない。
 2260-2978=‐718
 718万kw足りません。

中部電力から応援は可能なのか?
 中部電力供給力
  3283万kw(原発込み)
  2921万kw(原発なし)
2010年ピーク時
 http://www.chuden.co.jp/corporate/publicity/datalist/juyo/dat_maximum/index.html
2709万KW
 猛暑ピーク時5%節電可能とすれば
 2709×0.95=2573.5万kw
 火力・水力のピーク時稼働率90%と仮定すれば
 2921×0.9=2628.9万kw
 2628.9-2573.5=55.4万kw・・・OK
予備率5%とすると
 2573.5×1.05=2702.2万kw
 2628.9-2702.2=-73.3万kw(予備率約3%弱)
1月段階の施設では余裕はありませんが、今年7月までには上越火力1号が運転開始します。
59.5万kwプラスされます。予備率が5%弱になります。しかし、これでも融通は厳しいですね。

北陸電力から応援は可能なのか?
 北陸電力供給力
  805万kw(原発込)
  630万kw(原発なし)
2010年ピーク時
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/10080503.pdf
573.2万kw
 猛暑ピーク時5%節電して
 573.2×0.95=544.5万kw
 火力水力他のピーク時稼働率90%と仮定すれば
 630×0.90=567万kw
 567‐544.5=22.5万kw・・・OK
予備率5%とすると
 544.5×1.05=571.7万kw
 567-571.7=-4.7万kw(予備率約5%弱)
融通は厳しいですね。

中国電力から応援は可能なのか?
 中国電力供給力
  1198万kw(原発込)
  1070万kw(原発なし)
2010年ピーク時
http://www.energia.co.jp/press/10/p100928-2.html
1201万kw
 猛暑ピーク時5%節電をして
 1201×0.95=1140.9万kw
 1070‐1140.9=-70.9万kw
この段階で70.9万kw足りません。

四国電力は?
 四国電力供給力
  696万kw(原発込)
  494万kw(原発なし)
2010年ピーク時
http://www.yonden.co.jp/press/re1009/1177118_1444.html
596.6万kw
 猛暑ピーク時5%節電をして
 596.6×0.95=566.7万kw
 494-566.7=-72.7万kw
この段階で72.7万kw足りません。

九州電力は?
 九州電力供給力
  2063万kw(原発込)
  1537万kw(原発なし)
2010年ピーク時
http://www.kyuden.co.jp/press_h100924-1.html
1750万kw
 猛暑ピーク時5%節電をして
 1750×0.95=1662.5万kw
 1537-1662.5=-125.5万kw
この段階で125.5万kw足りません


でもJパワー(電源開発)があります。
1699.3万kwの発電施設があります。
日本原電は当然ゼロ。

便宜上、発電施設の立地県管内の発電施設にプラスします。

電源開発の火力発電所
 http://www.jpower.co.jp/bs/karyoku/ichiran.html

電源開発の水力発電所
 http://www.jpower.co.jp/bs/field/suiryoku/ichiran.html


水力(四国九州を除く60HZ管内分)では325.16万kw

関西電力管内
 火力が50万kw
その他(Jパワー以外)
 和歌山共同火力30万kw
合計80万kw

中国電力管内
 火力が130万kw
その他
 瀬戸内共同火力計145万kw
合計275万kw

四国電力管内分が
 火力が210万kw
 水力が18.71万kw
計228.7万kw

九州電力管内分が
 火力が300万kw
 水力が15.5万kw
計315.5万kw
その他
 戸畑共同火力78万kw
 大分共同火力51万kw
合計444.5万kw


Jパワー+その他分を加味すると
四国電力の供給力
494+228.7=722.7万kw
 水力火力ピーク稼働率90%とすれば
  722.7×0.9=650万kw
  650―566.7=83.3万kw・・・ok
 予備率5%とすれば
  566.7×1.05=595万kw
  650-595=55万kw(余力・融通可能分)

九州電力の供給力
1537+444.5=1981.5万Kw
 水力火力ピーク時稼働率90%とすれば
  1981.5×0.9=1783.3万kw
  1783.3-1662.5=120.8万kw・・・ok
 予備率5%とすれば
  1662.5×1.05=1745.6万kw
  1783.3-1745.6=37.7万kw(余力・融通可能分)

中国電力の供給力
1070+275=1345万kw
 水力火力ピーク時稼働率90%とすれば
  1345×0.9=1210.5万kw
  1210.5-1140.9=69.6万kw・・・ok
 予備率5%とすれば
  1140.9×1.05=1197.9万kw
  1210.5-1197.9=12.6万(余力・融通可能分)

関西電力に本州60Hz管内の水力Jパワー分+高砂火力分+その他を足します。
2511.4+325.16+50+30=2916.56万kw
 水力火力ピーク時稼働率90%と仮定すれば
  2916.56×0.9=2624.9万Kw
  2624.9-2978=-353.1万kw

全く足りません。
ここに四国・九州・中国電力の余力分を足します。
 55+37.7+12.6=105.3万kw
さらに50Hz(東電・東北電力・北電)からの応援100万kwを足します。
 計205.3万kw
2624.9+205.3=2830.2万kw
これで供給力はほぼ一杯でしょう。もちろん60Hz管内の電力会社に節電等で余力があれば、その分プラスされます。

予備率ゼロの場合
 2830.2-2978=-148.2万kw
 148.2万kw不足

予備率3%の場合
 2978×1.03=3067.4万kw必要
 2830.2-3067.4=-237.2万kw

猛暑ピーク時、最高気温37℃弱の場合237.2万kw不足
これをどうするか?なんですが・・・

関西電力管内以外でも5%節電して、融通したうえでの数字です。
 昨年並みの節電で猛暑になった場合、ピーク時の関西電力管内の需要をさらに抑制しない限り、関西電力管内で2基程度の原発再稼働が必要になります。

では、関西電力管内のみ2010年基準でピーク時10%の節電(昨年の倍の節電です)をすれば。
 3138×0.90=2824.2万kw(需要)
 2830.2-2824.2=6万Kw
これで予備率なしの均衡まで持っていけます。
プラス60HZ管内の人たちが、猛暑ピーク時に昨年以上の節電をすれば、何とか関西電力管内の計画停電は回避できると思います。


あくまでも、この想定は一番楽な想定です。水力・火力合計のピーク稼働率を90%と仮定しています。
渇水時はこの数字がどんどん落ちます。火力水力の稼働率率80~85%とみる事も必要です。
でも自家発電の買い取り分を含んでいませんので、その分、余力が増える可能性もあります。

 一番怖いのが、可能性は低いが「中東リスク」と想定しています(この場合を左翼や共産党さんや反原発連中が、想定して対策を考えていたら座布団10枚!)。ホルムズ海峡で7月~何か起きて一定期間LNGや原油がスムーズに日本に輸入できなくなった場合。節電だけではもうダメですね。期間限定での原発再稼働やむなしになります。苦渋の選択です。他に方法ありますかね?
確かLNGは備蓄がほとんどできなかった気がする・・・

参考までに
JX日鉱日石エネルギー石油便覧より
 日本のLNG需要と輸入プロジェクト
http://www.noe.jx-group.co.jp/binran/part06/chapter03/section04.html
と言いつつ、最後までこっそり読んでくれた皆さんありがとうございました。
本当にお疲れ様でした。ブログ書いていて疲れた