大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

美女とSLのコラボ

2013年12月21日 | 遊び
連合静岡の忘年会兼歓送迎会で寸又峡温泉とSLの旅を楽しみました。
午前10時半に寸又峡に到着し 、まずは夢の吊り橋までウォーキング。
ここはダム湖、今年は20年に一度という湖水すべての放出年です。
吊り橋の下は20年に一度しか見れないという水のない湖底の珍風景です。

吊り橋を渡るとヤンチャ坊主が悪さをしますが、果たしてどの人でしょうか?

お昼に間に合うように日帰り湯と昼食会場のホテルに戻りました。
寸又峡は美女づくりの湯で有名です。
さて効能は…SLの勇姿には敵いませんが…いいお湯でした。


みなさんありがとうございました。
心に残るいい旅でした。

1万歩クラブ新春の初イベント

2013年12月20日 | 遊び
健康は足元からつくろう!を合言葉に、毎日1万歩歩くことを目標につくられた「1万歩クラブ」。
1万歩っていうと概ね1時間半くらいのボリュームですから、意識していないと達成できません。
私も会館のエレベーターは使わずに、事務所のある4階まで階段を上り下りしています。

1万歩クラブの会員はいちおう100名ほどおりますが、堅苦しい規則もありませんし、会った際に「どう?歩いてる?」と聞く程度です。
それでも遊びがてらにウォーキングイベントをやろうとのことで月一回の定例会を企画することとなりました。
しかし定例会に参加することが目的ではありませんから、気をつけないと主客転倒してしまいます。
そこでJR東海主催の「さわやかウォーキング」に便乗することとしました。
これならば参加者が何人いようが、たった一人であろうが気軽に呼びかけできます。


第1回目は11月2日の「佐鳴湖一周」です。
第2回目が12月14日の「富士山を眺める薩埵峠」でした。
そして3回目を新春1月25日と決定しました。
会員以外でも自由に参加ください。

日時:1月25日(土)AM10時 三島駅南口集合(労福協の腕章をつけて待ってます)
コース名:「新春七草粥ウォーキング 松雲寺と三嶋大社を訪ねて」
コース距離:約15㎞
所要時間:約3時間30分
持ち物:お弁当


番外編でウォーキング終了後に希望者とともにB級グルメを楽しんでいます。
11月は浜松餃子。
12月は地魚にぎり。

1月は伊豆箱根鉄道・三島田町駅がゴール地点ですが、そのあたりで面白いお店がありましたら、誰か教えてください。

連絡先はhidekiyoshioka@me.comです。
よろしくお願いします。

景気指標からみえた“気がかり”

2013年12月19日 | 経済
毎週月曜日の日経新聞朝刊には「景気指標」が掲載されています。
アベノミクスの経済政策がどのようなかたちで私たちの実生活に反映されているかを数字によって確認できます。
それをみてどのように解釈するかは人それぞれですが、時々「景気指標」を眺めて、自分なりの解釈をしてみることも頭のトレーニングになります。
またここには日経経済部なりの分析もありますので大いに勉強させられます。

今週は「円安でも弱含む輸出のなぜ」というタイトルでした。
円安なのに、日本の輸出が弱含んでいるのはなぜか?
円相場は昨年12月時点より2割程度の円安で推移しているが、輸出数量の足踏みは1年経過してもなお続いており、貿易赤字も毎月1兆円を超えています。
その原因を二つあげています。
ひとつは、円安で高まった価格競争力を埋められないほど産業の競争力が低下しているということ。
もうひとつは、日本の製造業の海外生産シフトと現地化が進み、日本からの輸出が増えにくくなったということ、です。
そしてそれなのに企業利益が好調なのは、国内の売上高が減っても、経営のグローバル化の果実として海外現地法人からの配当が加わることで「減収増益」になりやすいということも解説しています。


これらはデーターから読み取れる事実です。
ここから先はデーターをみて、私なりに感ずる“気がかり”です。

まずは「国内総生産」、俗にいうGDPで国内で産み出された付加価値の総額です。
実質成長率の推移をみると、1~3月4.5%、4~6月3.6%、7~9月1.1%で、減速傾向にあります。

「設備投資」、これは企業の投資意欲を示します。
1~3月▲5.2%、4~6月1.4%、7~9月2.3%で若干上向いていますが、営業利益の1~3月2.4%、4~6月11.1%、7~9月25.2%と比べると企業の消極的姿勢がわかります。

個人消費を「消費支出」でみてみると、5月▲1.6%、6月▲0.4%、7月0.1%、8月▲1.6%、9月3.7%、10月0.9%といずれも弱含みで、依然として家計の財布のひもは緩んでいません。

アベノミクスが目指すデフレ脱却はどうかを「企業物価指数」と「消費者物価指数」でみてみます。
いずれも前年比でみると、「企業物価指数」は5月0.6%、6月1.2%、7月2.2%、8月2.3%、9月2.2%、10月2.5%と、卸売物価は一応日銀目標の物価上昇2%を達成しています。
「消費者物価指数」はとみれば、5月0.0%、6月0.4%、7月0.7%、8月0.8%、9月0.7%、10月0.9%と安定していますが、逆にいえば企業が物価上昇分を価格転嫁できない現れでもあります。

円安の影響は「輸入物価指数」に明確に現れます。
5月14.1%、6月13.6%、7月18.7%、8月17.1%、9月17.8%、10月16.6%と輸入品の価格は高騰しています。

極端に増えているのは日銀が発行しているお札、それは「マネタリーベース」でみてとれます。
前年比でどのくらいお札の量が増えているのか、5月31.6%、6月36.0%、7月38.0%、8月42.0%、9月46.1%、10月45.8%、11月52.5%とお札の印刷だけは大盤振る舞いです。

そしていよいよ来年4月から消費税が増税となります。
景気が悪かろうがよかろうが増税は決定されています。
私の“気がかり”はますます大きくなってしまいました。





夢とロマンとシズル感

2013年12月18日 | 労働者福祉
本日開催された県労福協幹事会ではこんなご挨拶をいたしました。

『…労働組合は巨大なNPOです。
有能な人材、動員力、資金力、政治力…普通のNPOにとってはもの凄くうらやましいことです。
しかしその圧倒的なパワーを残念ながら活かしきれていません。

今ほど労働組合や協同組合の力が求められる時代はないのに…。
2000万人の非正規労働者、157万の生活保護世帯、60万人のニート、引きこもりも26万世帯…。
高卒で就職できないから大学へと進学するが二人に一人は有利子の奨学金を使い、大学出ても3人に一人は非正規社員です。
職が無かったり低収入で奨学金を返せずに苦しむ延滞者が34万人、延滞すると年10%の延滞金で借金は膨れ上がって新たな問題が発生しています。
貸金業法改正でサラ金は潰れたかと思いきや、総利用者は1168万人から1333万人に増加、延滞者も増加傾向にあります。
どこかの国の話でもなく、私たちにも起こりうる深刻な問題です。

ニュースに流れた最新の労働組合組織率は前年比マイナス0.2%の17.7%の過去最低。
組合員数987.5万人で内訳は連合670万人、全労連59万人、全労協11万人でした。
ニーズは確実にあるのに…結果が出ない…なぜでしょう。
答えは必ずあるはずです。

昨日、ワーカーズライブラリーの実行委員会を開きました。
教育が大切なことは言うまでもありませんが、しかし実に難しい!

ふたつの話をしました。
ひとつは日経新聞のコラムにあった、企業が毎月支出する従業員一人当たりの教育訓練費の話です。
2011年は91年の6割というお寒い状況でした。

もう一つは、東部ブロック「福祉リーダー塾」実行委員会でまとめられていた「リーダー塾7期を通して浮き彫りになった課題」です。
1、労働運動や労働者福祉運動の理念や歴史をいかに次の世代に伝えてこなかったか
2、組合員や職員が学ぶ機会をいかに蔑ろにしてきたか
3、組合員や職員の組織や運動に対する真のニーズをいかに把握していなかったか

どうすればいいか、フリー討議のなかで「シズル感」という言葉が出てきました。
私たちの運動に欠けているものはこれかもしれません。
“シズル感”とは、オタク族では“そそられ感”、組織でいえば“共感”、私流にいえば“ワクワク感”だと感じました。
欠けているのは「夢とロマンとシズル感」だとすると、それを追求することで課題解決に結びつくかもしれません。

「夢とロマンとシズル感」を共有できるような運動展開をぜひお願いします』


労働運動では遭遇できない創造的画像ですが…これが“シズル感”の原点らしいですね。

八重の桜が終わって・・・

2013年12月17日 | 労働者福祉
なぜか日曜日に行事が重なって録画でみることが多かった今年の大河ドラマ。
最終回も泥棒騒ぎでみれずに昨夜ゆっくりと楽しませていただきました。

幕末から明治維新にかけて真剣に生き抜いた日本人の物語。
登場人物の誰しもが新しい日本を夢見て命をかけて闘う姿に心打たれました。
今の日本の姿を見て、山本覚馬は、新島襄は、八重はどう思うでしょうか?

日清戦争から日露戦争へと国家のためにとひた走る徳富蘇峰に向き合う八重、八重はこう諭します。
「襄のつくろうとしたのは、国民一人一人が幸せに生きられる国だったはずだ。
あなたの愛国心は間違っている…」
(セリフは違えども言いたいことはこうだったと思います)

今も愛国心についてさまざまな議論があります。
いつのまにか日本人は一番大切な原点を見失いました。
民主主義の基本を忘れ、自由の意味をはき違え、政党政治さえも危うくなりつつあります。

日本経済もグローバル化というお題目の下で崩壊しつつあります。
日銀券の大量印刷で円安になったが輸出は増えず、逆に資源小国ですから貿易赤字が拡大。
企業の海外移転は製造業だけでなくサービス業まで急ピッチで展開させましたから当然のことです。
経営者は高額の報酬を手にする一方で、国内においては黒字であろうが合理化と称して大リストラ。
抵抗すべき労働組合も「会社存続のため」(国家・お家存続のため)という大義名分に惑わされてか、大きな流れに逆らえません。
仕事がなくなり赤字続きではあっても、工場の敷地で畑をつくったり、グランドの草むしりをさせてまでも雇用を守った昔の気概はまったく感じられません。

民主主義の基本は「基本的人権」にある…ぜひ「Workers Library」の一頁をご覧ください。